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君の心を……(仮)  作者: たらりら
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彼と始業式朝

Ppp,Ppp,Ppp

「朝か」

何時もと同じく時計がなる。今日は9月の始め二学期の始業式か。正直学校には行きたくない。別にいじめられているわけではない。ただ、人が嫌いなだけだ。"あの日"から僕は人を信じられなくなった。信じられないものが側にあるだけで、ストレスを感じてしまう。

「はぁ」

思わずため息をついてしまう。だが、色々といっても仕方がない。"独り暮らし"だから起きて朝御飯の準備をしないと。僕は布団から起き上がり、リビングで朝食の準備を始める。朝食といってもトーストを焼いて、ココアをいれるだけなんだけど。今日は気分が乗らないからこれだけだ。すぐに食べ終わる。

僕は学校の準備をする。自分の部屋に戻りクローゼットのなかにかかっている制服を手に取る。夏休みの登校日以来、久しぶりに見る制服だ。中学の頃は私服で登校してもよいところだったから制服というのはどうも違和感がある。そんなこと思ってても仕方がないのですぐに着替える。僕の通っている私立聖・夜薔薇学園(せいよばらがくえん)の制服は青色のブレザー、ズボンは黒や灰色のチェック柄だ。ブレザーの下には男子も女子も長袖のYシャツを着て、男子はネクタイ、女子はリボンをつける。まぁ、流石に夏は暑いから、前述のYシャツ、又はYシャツの半袖のどちらかを着ていくことになっている。

僕はあまり肌を見せたくないから長袖だ。基本的に着るものは長袖だし、学校は冷房が効いてるから暑いとはそんなに思わない。着替えは終わったから次は髪の毛だ。僕の髪はさらさらで癖とかは殆どない。その髪を、伸ばしている。伸ばしたくて伸ばしてるんじゃなくて、人とあまり関わりたくないから、美容院にいけないのだ。

前髪はあまりに長くなりすぎる前に自分で切るが後ろは出来ないので、セミロング位の長さになってしまっている。その髪を僕は部屋にある鏡の前で櫛を使ってとく。そして、前髪を目にかけて殆ど見えないようにする。

「うん、出来た。」

後は、マスクを着け準備完了。あとは、一応バックの中にしっかりと課題があるかを確認。全部入ってたので、これで準備は完了。時計を見ると7:40だった。朝起きたのが学校は8:30から、家から学校まで歩きで30分なので余裕だろう。そう思い僕は家を出た。

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