6話
どうしよう。開かない・・・。
マジで困る俺。
いや、ね?結構マジだよ。
ほんともう、閉じ込められて餓死しました~とかシャレにならないからね?
どうすれば、どうすれば、どうすれば・・・
そういえば、この部屋って、どうやって入ったっけ?
A・普通に
普通って?
A・普通にドアを開けて・・・。
どのような開け方をした?
A・ドアを押して開けた。
なるほど、押すの反対で、ドアを引けばいいんだな。
いや、当たり前だよね~
でもね~この部屋、ドアノブらしき物ってないんだよね~
むうー。
いや、石ころとかは少し落ちてるよ。握りやすいサイズのが。
ただ、穴があればはめて引けると思うんだが。
もういいよっ。
壁ごと、吹っ飛ばしてやるんだー。
「いっけぇぇぇ」
どぉぉーーん。パラ、パラパラ。
ここで出ました、魔力砲。
やはり高威力。
魔力を5000ぐらい使った気分だぜ。
さて、見事にドアを粉砕したことだし、ほかの二つのドアを見てみようか。
「よし、じゃあ、右に入ろう。」
俺は右のドアを開けた。そこには・・・
「た・か・ら・ば・こ。いえーい」
来たーーーー。宝箱だぜ。
さて、中身は何かな。何かな~。
パカッ
ガーーン
よーし、次は左のドアにいこー
扉を開ける俺。思いっきり。
おぉ、また宝箱。
今回はさっきみたいなことはありませんように・・・
パカッ
キラァァァァ
パンパカパーーン
よっっしゃぁぁぁ
今回はあたりだぜ。
てか、まぶしい中身が見えない。
いつまで続くんだよ、このエフェクト。
ピロピロリーン
スマホから音がなったけど、ほんと光が明るすぎて画面が見えない。
こういう時は、自分を陰にするしかないでしょう。
ん?アイテムボックスのアプリの中に何か来てる。
とりあえず、タップ。
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「魔法書『粘性生物召換』」
スライムを召換する魔法が書いてある書物。
有効化すると使える。
有効化
使用しない
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やっと、宝箱から出るすごいまぶしい光のエフェクトがおさまったぜ。
何か、お宝っぽいお宝?は出たけど・・・。
何これ。スライムじゃん。
スライムなんて、ほとんど使えないんじゃねーのか?
いやまて、さっきのスライムって火を噴いたじゃないか。
もしかしたら、そういう感じのが出てくるのか?
よし、有効化しよう。
んでもって使ってみよう。
スマホの下に何か『セーブ』ってボタンが・・・
ポチ
康太:あれ!?話の途中で終わったんだけど!?
神:だって、『セーブ』ボタン押したじゃん。
康太:それって、そういう意味だったのね・・・