3、スキルとかあれこれ
取りあえずスキルなどを投下。
結構テキトーなので、変だこれとか思ったらご一報を。
今回は、出たレアスキルについてのあれこれ。ユニークは個人説明の時にします。だからとりあえずレアメインで。
ちなみに本編でもここでもチラホラ出てくる熟練度とは、使えば使うほどスキルの能力が上昇する事をさす。ゲームでも使ったスキル程使いやすくなる感じで。
それから、取りあえずスキルの大雑把な説明でも入れときます。
【ユニークスキル】
これを持てるのは勇者や魔王など、極僅かな存在のみ。歴史に名を残すような功績を成した者――大英雄などが持っているとされるが、英雄でも持っていないのが大半。総じて桁外れの能力を持つスキルで、一つでも持っていれば超有名人的な? 歴史に名を残すのは絶対みたいな?
ちなみにセツナのように三つも持っているのは異常。普通は勇者でもカナメのように一つか、よくて二つまでが限界です。ちなみに<堕ちてきた勇者>は勇者のデフォユニークスキルなので、数から除外してますが。
あと、ユニークは名前が長ければ長いほどその能力は高い事が多い。
【レアスキル】
ユニークよりは劣るモノの、選ばれた者しか持つ事が出来ないスキル。レアを獲得するには生まれ持つか、決められた条件をクリアする事でしか持つ事が出来ない。
効果はノーマルスキルよりも高く、一般的にレアスキルを持っているだけでかなりのステータスです。でもアヴァロンでは殆どが何らかのレアスキル持ち。なのでもってるのがアヴァロンでは普通です。
色んなスキルの条件が解明されているので、アヴァロンのバンクにオプションリングでアクセスすればそれらを見る事が可能。でも外国の方にはその権限ならびに閲覧が許可されていないので、仮に友達に見せてもらってもそのスクリーンには何も映っていないとか。しかも言葉や文字で教えてもらおうとしたら、どこからともなく警備隊がやってくるとか……。
怖や怖や。
【ノーマルスキル】
誰もが持つ事のできる、一般的なスキル。効果は微々たるもので、大半は職業によって勝手に変更される。しかしそれでも持つには最低ラインは決められているらしく、剣を持っていない為にノーマルスキル<剣士>が発動しないなどがそれに当たる。
まあ、持ってなきゃ邪魔者を通り越してゴミと認識されてもいいレベル。
生きていく中で最低限持っていないといかんとです。
【忘却されしスキル】
レアスキルに分類できるが、その獲得条件の難度が高過ぎて、ただでさえ持ち主が少なかったモノがやがてその存在自体忘れ去られた結果分類されるモノ。
忘れているのだから存在自体知られてはおらず、またそれを防ぐ対のスキルも同様な扱いになっているのが普通。<断定者>などがこれに含まれる。
レアスキル<断定者>
所有者・カナメ。
情報収集系レアスキル。
使用者が人または物を見ることで、見たモノが経験したこと、本人も知らなかったら個人情報、過去周りであった出来事などを使用者の意思一つで知る事ができる、便利過ぎなレアスキル。
イメージとしては、パソコンで個人のプロフィールのような感じ。昨日何食ったとかどんな持病をもっているなど、本当に色んな事を知る事が出来るので、情報量が膨大過ぎるのは難点の一つ。普通に読んでいれば、必要な所を探すだけでも一苦労とな。人一人の人生ですからね。
そして便利過ぎなのと引き替えに、獲得するのが困難過ぎて忘却されしスキル扱いになっている。
これは人間界も魔界も含めてである。
よってこのスキルは意図的に獲得できるものではなく、偶然手に入れるケースが殆ど。カナメも獲得したのは偶然だった。長生きってするもんだ、とな。条件は不明です。
ちなみに、<断定者>を防ぐレアスキルもあるが、同じようにロストスキル扱い。だからユニーク扱いでも間違いではないような。
これはもう持っている者がいないので、実質カナメの断定者を防ぐにはユニークレベルの能力が必要。セツナの盾などがそれに当たる。
そして<魔術師>のように生まれ持つタイプではなく、三十ほどの条件をクリアすればいいのだが、全ての条件の詳細は今尚不明。
レアスキル<超速思考者>
所有者・カナメ。
思考上昇系スキル。これと断定者のコンボによる情報収集は、一言で言ってキチガイ。
一瞬で相手の事を看破できます。
ええ、生まれてからこれまでの人生だって二秒もあればざっと見る事が出来ます。
発動状態のイメージ的には、走馬燈を意図的にみる事が出来る感じでしょうか?
ただそれと引き換えに、身体を動かせなくなる。
能力は意思の加速。よって生身で戦闘時にこれを使っても、身体が動かせないだけで無意味である。というか、カナメは殆ど観察眼で先読みするので、特別な戦闘以外には殆ど使用されません。
でも、こんな特性だからこそ、カナメは思考によって動く特性を甲冑に付加する事で、セツナに拮抗出来た。
普段は事務処理とかで役に立つ程度のスキル。
レアスキル<魔術師>
所有者・テイワズ、アウラ、カノン、フェルメリア、パティー、バジル、等々、etc.
特殊技能系スキルで、生まれ持つタイプのスキル。誰でも使える魔術という技術の効果を高める力。持つものと持たざる者の差はライターと火炎放射器くらい? の差がある。
言うなれば圧倒的な差。ライターという魔術の発生装置は誰もが持っているが、魔術師はガソリンを持っているみたいな感じ?
レアスキル<拳剛家>
所有者・レイファン、アウラ、カストル、アリエス、メサイア、等々、etc.
身体強化系スキル。プトレの入隊最低条件スキルになっているだけあって、その上昇幅はなかなかに大きい。普通の岩程度なら容易く砕ける。
生まれ持つ、あるいは後から獲得できるスキルだが、獲得する絶対条件として肉体の鍛錬が必要。
スキルの特徴としては、四肢の膂力が特に上昇する。
レアスキル<竜殺>
所有者・レイファン、アリエス、等々、etc.
特殊技能系と身体強化系スキルの混合。竜を殺し、その血を浴びる事で獲得する事ができるスキル。
これは殺す竜のランクによって能力の上昇率が変化する特性を持つ。そして竜殺とあるだけに、竜に対して追加ダメージボーナスを得る。ので、弱い竜からコツコツ上げて、と言う方法も。とは言え竜はそんな手軽に討伐できるモノではないので、馬鹿すると返り討ちで御座います。
ちなみに、これには武器に特性として付加する事も可能。グラムがその例。
そして竜殺を得た者は、全身に若干の対魔力を持つようになる。その強さも殺した竜のランクによって変わる。
レアスキル<狂戦士>
所有者・レイファン。
身体強化系スキル。使用者の意思と引き換えに、身体のリミッターを外す事で、本来セーブされるはずの力を100パーセント発揮させる能力。ただし、その分他のスキルよりも反動が大きい。
下手すれば筋肉断裂、というかそれがデフォ。まあ、リスクの分だけ上昇率は他よりも圧倒的に高い。
レイファンはセツナだけ襲うという器用な事をしていたが、本来は無理。敵味方無視で攻撃しまくるスキル。だから本来は忌避されてしかるべきスキル。
レアスキル<扇動者>
所有者・アイデクセス。
精神操作系スキル。これを持つ者が言っている事に従いたくなる、またはそれに従う事が正しいと思わせると言う能力を持つ。
ただ、あくまでも扇動するものであるので、自らの意思で最初から従う者には効果が表れにくい。しかも集団でこそ効果を発揮するので、個人個人だと熟練度を高めても大した効果は期待できない。まあ、それでも強力だが。
使い勝手がいいのか、悪いのか、よく分からないスキル。でも暴動とか革命を起こしたいのならぜひ持っておきたいものではある。
レアスキル<測定者>
所有者・サラヴィラ、等々、etc.
情報収集系スキル。断定者よりもランクが低いので情報量は少ないが、熟練度を上げれば情報量も増える。よって大概の熟練した者は持っている。
そしてその分だけ情報秘匿スキルも対策として持っている事が殆ど。
知られてる分対応されやすいが、持ってないとそれはそれで困るスキル。
レアスキル<気討使>
所有者・アリエス、レイファン、等々、etc.
特殊技能系スキル。魔力の他に気を使う事で、身体能力を上げたり、気の状態を変化させる事で炎熱を生じさせる“焼気”などに出来たりする。気の状態変化には“刀気”“凍気”“剛気”“雷気”“嵐気”など、その種類は様々。その効果も様々。
気とは、魔力とは違うチカラ。本来、人または魔族が持つ気は少ない例外を除いてとても小さく、魔力のように使い勝手がいいモノではない。寧ろ使い難い。
しかし魔術師同様、気討使を持つ者は気の量が増量されるので、魔術以外の強化手段としては有効。重複使用できるので。それと構築式をすっ飛ばしてイメージするだけで即発動って速さも売りの一つ。
プトレの隊員の中でも十二宮もしくは銀の一部が持っている。気を扱うスキルの中では最上級の一品。
レアスキル<気師>
所有者・ワシュウ・ラシャラ、etc.
特殊技能系スキル。上の気討使よりも低いのでスキル性能は二ランクほど下だが、それでも十分使える。気の量が少ないので威力は下がるが、無いよりは数倍マシ。
プトレの隊員では気討使を持っていない銀の全員と、銅の一部が持っている。レアスキルだけに、獲得するのはメンドーであります。
とはいえ、他の国で持っている奴は騎士団長とかなレベルなので、これだけ持っている奴らがいると、他からすればふざけるなと言いたくなるようなレベル。
ちょwwwwおまwwwwと笑うしか無くなる感じで。
レアスキル<千里眼>
身体強化系スキル。と言うか、強化されるのは視覚のみ。遠距離まで見る事が出来る、双眼鏡などを必要としないですむスキル。傭兵か狩人または暗殺者、偵察者などが持つ事が多い。
そして視覚を強化するので、超遠距離に居る対象を障害物を透視してまで見る事はできない。
あくまでも遠くまで見る事ができるスキル。
使える使えないは、使用者によって変わる。
レアスキル<魔獣使い>
所有者・シキ。
人外使役系スキル。その中でも魔獣を使役するのに特化したモノ。カナメが造ったとある装置によって、魔術師同様国民の三割が持つレアスキル。
熟練度が高ければ高いほど使役できる魔獣のレベルも高くなり、初対面の魔獣でもレベルに見合うモノなら従えさせる事が可能。
これを持つ者は大抵幼少の頃からパートナーとなる魔獣と共に育てられ、私生活でも共に暮らす事が多い。もし何らかの理由でパートナーを失ったら、新しいパートナーを見つけに旅にでるなどは既に伝統です。
レアスキル<治療者>
所有者・テトラ。
特殊技能系スキル。治療者とあるだけに、その効果は他者の損傷を治す、癒しの光を出せる事。熟練度によって骨折程度までしか治せない者や内臓疾患まで治せるなど、その効果には個人差はあるが、最大まで熟練度を上げれば不治の病とまで言われるものでも治せるようになる強力なスキル。
ただその取得条件が難しい上、持っていても医療知識がないと効果は最大限発揮できない。
ちなみに医療特化型の機玩具人形は腕が無くなろうが心臓が止まろうが、心臓停止より十五分以内までに運ばれてきた者はどんなものでも治せたりする。
ギルベルトの一族特有の不治の病を治したのも彼女。
レアスキル<対魔力>
所有者・ウールブヘジン、レイファン、アリエス、etc.
特殊効果系スキル。魔術に対して致命的ともいえるスキル。熟練度が上がれば上がるほど魔術に対する耐性が上昇し、その最大級とも言えるイ級の竜種身体は特殊な増幅器を使用しないと掠り傷一つ付けられない。ちなみに特殊な増幅器は言わずもがな、外骨格<キャスター>など。
レアスキル<感知者>
所有者・シェルティナ。
情報収集系スキル。これはハッキリ言って人間レーダーです。一定範囲内の敵性情報を感覚で視るみたいな? つまりハンター×2の円とかあーいう系。
熟練度が上がれば広範囲の敵の居場所まで知る事ができる。
レアスキル<聖霊祈祷師>
所有者・女性。
加護付加系スキル。生まれ持ってしか得られないスキルであり、しかも女性だけと限定されるスキル。効果は様々だが、主に対象者の能力を底上げする事。速くしたり膂力を上げたり回復させたりと、ゲームで言えば聖職者とかに近い。
レアスキル<服従眼>
所有者・<アルティア>国王シュハザム。
精神操作系スキル。所有者の瞳を何の心構えも無しにみれば強制的に服従を強制する効果を持つ。諸国の国王などが持つ事が多く、その為身構えていれば操り人形のように完全に操作される事は無い。
ただし完全にレジストできなかった場合、その通りにしようかな、と考えさせられる程度には強力。
レアスキル<死霊霊媒師>
所有者・未登場。
特殊効果系スキル。他者の亡骸を操る。つまりゾンビ生産機。他にも色々使い方はあり、戦場に漂う悪霊で敵の精神に攻撃できるなど。ただし相当な熟練度がないと逆に使用者が呪い殺されるので注意。
レアスキル<思考傍聴>
所有者・アイデクセス、etc.
特殊効果系スキル。集中すると他人の思考が聞こえる。ただし慣れなければ聞こえないばかりか精神疲労を起こして倒れる事もあり、自在に扱えるようになるのは至難。
ここまでが、出ているスキル……のはずですよね? 漏れは無いと思いたいが、あったら一報を。
で、ここからがネタスキルとかの説明というか、蛇足。
ノーマルスキル<剣士>
技術補助系スキル。これは剣を持って、剣術を学べば誰でも獲得できるスキル。そして学んだ剣術を使った時の命中補正などが特性に当たる。
だけど剣を取られれば発動しないスキル。そしてノーマルスキルなので、補正も微々たるものである。
ただ全てのスキルに言えるように、熟練度によってその補正幅は広がるので強力なモノになる可能性も、あるかもしれない。
ノーマルスキル<チンピラ>
威圧系スキル。路地裏でナイフもって悪ぶれば会得できる、結構不名誉なスキル。
一般人には睨むだけで威圧が発動し、ビビらせる。そんな程度のスキル。
そして馬鹿な奴が多いのも特徴?
ノーマルスキル<ヤンキー>
威圧系スキル。チンピラよりちょと上だが、対して変わらん。以上。
ノーマルスキル<盗賊>
技術補助系スキル。ナイフなどを持って、馬車や人を襲えば取れるスキル。特性には悪運とかトンズラなどがある。
ノーマルの内でも取らない人の方が多いスキル。
測定者持ちに見られると、捕まる事が多いスキルなので気をつけましょう。
とかな感じで。
取りあえず今は此処まで。