とんぼとしょうねん。
ふゆぞらがすんでいます。ちょうめいにきれいなそらは、だれのこころをあらわしているのでしょうか····
とんぼがとんでいます。どこへとんでいくのでしょうか?
ひとりのしょうねんが、はしっています。とんぼをおって、はしっています。
「とんぼ!とまって!ぼく、つかまえたいんだ!」
しかしとんぼは、むじょうにも、とんでいってしまいました····
つぎのひ、しょうねんは、またとんぼをみつけました。
「とんぼ、やーい」
しかしとんぼはすいめんにとまってやすんでいます。
「とんぼ、どこからとんできたの?」
しけしとんぼは、こたえようとしません。
「ちぇっ、かえるかあ」
そのとき、いっしゅん、かげろうのように、とんぼはひかりました。
「なんだろう?」
しかしとんぼはこたえようとしませんでした。
またちがうひ、とんぼはしょうねんをみつけました。
しょうねんは、どこかしらおちこんでいます。
『どうしたのだろう?』
しかしとんぼは、なにもしませんでした。
あるひ、とんぼは、しょうねんのいえにいきました。
しょうねんは、おんなのひとのしゃしんを、もっていました。
『そうかあ、おかあさんがなくなったんだなあ。』
そうおもい、とんぼは、まどのちかくに、とまりました。
しょうねんは、おかあさんのしゃしんをみています。
とんぼは、すこしかわいそうにおもいました。
とんぼはしょうねんにはなしかけます。
『元気をだして·····』
しょうねんは、きいていないのか、やすみにいってしまいました。
『こまったなあ。ぼくのはなしきこえないか。』
あるひかんがえたとんぼは、がっこうがえりのしょうねんにちかよります。
とんぼは、しょうねんのまえでそのあかいどうたいをめいっぱい、みせて、はねをちからいっぱい、はばたかせました。ゆうひがひかっています。
『あれ、なんだろう、とんぼがいる。』
しょうねんは、すこしゆうきがでてきました。
『まえむきになると、エネルギーがでてくるんだよ』
そうきこえたきがして、いえへとかえります。
しょうねんは、かなしみをのりこえて、つよさをもとめてこのみちをいく·····
おしまい。
ふう、すこししんけいをつかいました。みっかくらいやすみたいなあ。




