77/78
154話「緊張の糸」 155話「先輩の退院」
これは、大学受験から逃れるために漫画家を目指した臆病者・逃げ漫が、商業誌での連載を勝ち取り、さらにアニメ化という夢を叶えようと奮闘する物語である・・・
✑154話「緊張の糸」
緊張の糸が切れてしまう――
それが校長の言葉で印象に残った
その警告はまさに的中していた
逃げ漫は学校を離れ、緊張の糸が切れた事が
受験から逃げ出す要因の一つになったように思う
もし入院がなければ
逃げるまではなかったのではと
後に逃げ漫は思うのだった
✑155話「先輩の退院」
アラサーのフリーター先輩は
荷物を纏めながら聞いた
「手術本番はいつ?」
勉強していた逃げ漫は顔を上げて答える
「一週間後です」
「そうか、頑張れよ」
先輩は一足先に退院していった
年齢が一番近く
最も打ち解けられた人だったので
逃げ漫は少し寂しかった
156話「ワンタンさん」
157話「同士」




