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68話「パンチ」 69話「驚愕」
これは、大学受験から逃れるために漫画家を目指した臆病者・逃げ漫が、商業誌での連載を勝ち取り、さらにアニメ化という夢を叶えようと奮闘する物語である・・・
✑68話「パンチ」
鍛え抜かれた鋼の様な体であろうと
力の抜けた瞬間、気の抜けた瞬間は
脆いもの…らしい
まさにそんな瞬間に
全然鍛えられていない逃げ漫のあごに
クリーンヒットした
パンチ君の怒りが込められた
渾身のパンチ
逃げ漫は痛みをまるで感じなかった
ただ視界が揺れ
変な味がした
✑69話「驚愕」
逃げ漫は何が起きたのか
分からなかった
ただ困惑し
痛みを認知・自覚出来なかったのだろう
故に顎を殴られた痛みを感じなかった
揺れる視界
口の中に広がる血とは違う味の様な何か
そして殴られたと認識した逃げ漫は思った
「マジで殴ったよ、こいつ」
ただただ驚いた
70話「動転」
71話「硬直」




