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命を量る  作者: Starsya
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ネオンテトラ

 子供たちに見せたくて、おととしネオンテトラを7匹と、水槽を用意した。


 本当は日本産のヒメダカがよかったけど、ヒメダカは値段が高くて、ネオンテトラは哀れなぐらい安かった。飼い方を調べて、1週間に一回、水槽の水を半分入れ替えないといけないことに驚いた。人間が水槽に近づいただけでおびえて、半狂乱で泳ぎ回る生き物を刺激しないように、水を半分入れかえ? 四苦八苦しながら何度か試したけど、逃げ回ってポンプの隙間に挟まって弱った個体や、水槽の掃除の時にパニックになって網に挟まれた個体がぽつぽつと死んでいった。


 もうあきらめて、水の入れ替えをほとんどしなくなったけれど、そのせいで弱った個体は見当たらなかった。シアノバクテリアが繁殖して、多少水のにおいが悪くても、それが原因で死んだ個体はいなかったと思う。このころに死んだのは、多分うっかりジャンプして、水槽のガラス壁にピタッとくっついてしまった子。何度か見かけて、大慌てで水で流し落として、その時は生きていたけど、何日かすると弱って泳げなくなっていた。残っている個体は大体人間の気配になれて、ご飯をもらえると知って水面でパクパクするようになったけれど、おびえる個体はポンプの隙間に挟まったりしていた。夜寝る前に心配でチェックすると、挟まってたり、ジャンプしたままガラス壁に張り付いたりしていて、生まれたての人間の赤ちゃんよりもよほど心配させられた。


 ネオンテトラはおおよそ2年生きるらしいけど、今生き残っているのは1匹だけ。のんびりした子で、さし水をしても、ご飯を上げても、全く動揺せずマイペースで泳いでいる。どんなに手をかけても死ぬときは死ぬし、ほったらかしでも生きているうちは生き抜く。世話が大変だし、こんな小さな生き物でも死んだら子供たちは悲しむ。この件は教訓とするにしても、最後の一匹が死んだら水槽はおしまい。犬も、ねこも、ハムスターも。ペットとして生き物を飼うことは二度としない。


 私にはバラとサクランボの木くらいがが精いっぱい。

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