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命を量る  作者: Starsya
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弟 2

 優しすぎてお肉を食べられない、ベジタリアンの方々は、お願いですからページを離れ、あなたの優しい世界へお戻りください。これは私が弟に土足で踏み込まれて、でも本人に投げ返すわけにもいかず、ここに投げつける石です。巻き添えで、あなたの心身の健康を害する恐れがあります。大豆ミートにもお豆腐ハンバーグにも他意はありません。あなたはあなたの好きなものを食べていい。私が何を食べ、何を思うかは私が決めます。

 家のクリスマスディナーにはローストビーフを出した。


 家畜を畜殺するのは残酷。でも人は肉を食べる。だから、元気に生きる牛と牛肉の間には、屠殺場があって、消費者の感情に配慮したそこはブラックボックスになっている。家畜は苦痛を感じないように電気ショックで速やかに殺され、清潔なお肉になりますという物語を、大多数の人が信じている。


 もしも食料が尽きて、家族が飢えたときにシカを狩るすべがあり、解体ができるなら、私はためらわないだろうと思う。家族の苦痛は、自分自身のものより痛い。家族の痛みより、ほかの生物の痛みを私は下に置く。自分が苦痛を与えていることは知っているし忘れない。


 菜食主義者は肉は食べないって胸を張るけれど、それなら魚はいいの?昆虫は? 植物が意識を持っているってもっともらしく書いている本もあるけれど、そして私はそれが真実か検証していないけれど、植物なら苦痛を与えるのは構わないの? 世界の菜食主義者が、霞を食べて生きられるシステムを開発してくれるなら、私は彼らを尊敬し、あがめ、朝晩礼拝だってしよう。これは良い、これをダメと線を引く権利を持っていると、無邪気に信じている彼らを、私は軽蔑する。ちなみにくだんの弟も菜食主義者。

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