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命を量る  作者: Starsya
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ヒヨドリ

 ヒヨドリが一羽、網に絡まっていたことがある。


 死んでるのかな、かわいそうなことをしたな、と思って、せめて網から外そうと近づいたらピイ、とないて、まだ生きていることが分かった。大慌てで娘に鋏をもってきてもらい、羽と足に絡まっている網を切りはじめた。ちょっと暴れた後はおとなしくて、半分目を閉じて、あきらめたようにしていたので、できるだけ優しい声で話しかけながら足に絡まった網をほどいた。


 最後に絡まった糸が外れた瞬間、びっくりするくらいの素早さで飛び立って、木の間をすり抜けていなくなってしまった。もしかしたらこのストレスでしばらく後に死んでしまうのかもしれない。もしかしたらわたしのサクランボの木をついばみに来て、せっかくなった実を荒らされるかもしれない。でも、この瞬間には私は一つの命を救ったことになる。それがとてもうれしかった。

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