俺の前世の記憶が彼女を探している!
”俺の前世の記憶が彼女を探している!”
俺は子供の頃から同じ夢をよく見ていた。
誰だか分からないけど? 可愛らしい女の子が俺を呼んでいる夢。
俺はこの女の子が誰なのか思い出せない!
これは! 感覚的だが今の俺じゃなく前世の俺が知っている女の子だと
思っているんだ。
”彼女に俺は恋愛感情があり、ひょっとしたら、、、?
結婚していたのかもしれない!”
彼女に対する俺の魂が”愛”なのだと叫んでいる!
”愛する彼女に俺は会いたい!”
でも? この時代で彼女と会う事は出来ないだろうと俺は思っていた。
これは前世の記憶なのだからと......。
でも? ”今回、初めて見た夢は彼女はこの時代でも生きていると言って
俺に彼女を探してほしいと頼んできた!”
俺は迷わず彼女を探す事にした。
『・・・でも? なんの手掛かりもないんだよな~どしたら?
彼女を探し出す事が出来るんだろう?』
【ドンッ】
『大丈夫ですか?』
『すみません、私もよく見てなかったから。』
『”見つけた!”』
『えぇ!?』
『・・・い、いや? 大丈夫ですか?』
『あぁ、はい! 本当にすみませんでした。』
『大丈夫ですよ、、、あぁ、あの、』
『じゃあ、急いでるので、、、!』
『・・・あぁ、は、はい、』
・・・不思議なモノで俺は直感的に今会った彼女がよく俺の夢に
出てくる彼女だと直ぐに分かった!
見た目は全然違う彼女だけど。
どうして先の彼女が夢に出て来る彼女だと分かったのか?
それは俺にも分からない!
”彼女の魂が同一人物だと分かったんだ。”
また俺は彼女に会いたい!
俺は時間がある時は、最初に彼女と出会ったあの場所に行くようになった。
彼女とまた会うには、ココしかないと思っていたからだ!
『えぇ!? 以前にも、ココで会った事がありますよね?』
『あぁ、はい! 憶えてくれてたんですか?』
『あの時は本当にすみませんでした。』
『そんな、もう気にしないでください!』
『・・・でも? ココで何してるんですか?』
『”また貴女に会いたいと思って、スミマセン、気持ち悪いですよね、”』
『そんな、嬉しいです!』
『もし良かったら? 連絡先を教えてくれませんか? 一度、食事にでも
どうかなと思って、』
『あぁ、はい! じゃあ、ココに連絡をください。』
『・・・でも? 本当にいいんですか?』
『そっちから教えてほしいって言ったんでしょ!』
『・・・まあ、そ、それはそうなんですけど? 怪しい奴じゃないですか?』
『まあ、普通は怪しいと思うんですけど? なんだか貴方は他の男性
とは何か違う気がしてて......。』
『ありがとう、そう言ってもらえて少しホッとしました!』
『じゃあ私はココで!』
『ううん、じゃあーまた連絡しますね。』
『はい。』
これは俺の勝手な思い込みなのかもしれないけど、、、?
彼女も感覚的に俺の事を知っていたんだと思う!
”どこか懐かしくどこかで会った事がある俺に不思議な安心感を、、、。”
だから俺に連絡先を彼女は素直に教えてくれたのだろう。
俺は次の日、教えてくれた連絡先に電話をして彼女と会う約束を取り付ける!
【カランコロン】
『・・・す、スミマセン! 少し遅れちゃいました!』
『別にいいですよ。』
『”昔ながらの喫茶店ってなんか? 味があっていいですよね!”』
『俺もココに来ると? なんだか懐かしい気がするんです。』
『でも? ココって100年前に建てられたって!』
『・・・そうなんだけど、なんか知ってる気がして、変だよね?』
『そんな事ないですよ、私も入って直ぐにそう思ったから。』
『”キミもココに来た事があるのかな? 大昔とか、”』
『えぇ!? 何、言ってるんですか~私まだ26歳ですよ!』
『そっか、それを言われれば俺も生きてないけどな。』
『”でも? すごく昔、ココで貴方と会っていた気がして、そんなの
おかしいですよね。”』
『おかしいけど、俺もそう思うよ。』
『やっぱり貴方とは気が合う気がしています。』
『・・・俺もかな。』
・・・”彼女は俺にとって特別な存在だ!”
他の女性とは全然違う。
”彼女は前世に俺と既に出逢っていて、俺の大事な女性だった
んだと思う!”
そんな彼女に現世でも出会えた。
これからは彼女と前世の続きをしていきたいと思っている!
今度こそ、”俺は彼女を離さない!”
きっと前世では彼女と別れ離れになってしまったんだと思うから......。
この現世ではずっと俺は彼女と一緒に居るんだ!
もう俺は彼女と二度と離れたくないと俺の魂が知っているから。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。