扉の前で
《編集部コメント》
終わり。
《勇者様コメント》
みんなお疲れ様。今回もありがとうな。
編集さんもお疲れ様です。
《編集部コメント》
ありがとう。
《勇者様コメント》
編集さん。みんなで良く考えたんですけど、やっぱり過去に出版した魔物図鑑を見せて貰えませんか?
《編集部コメント》
………………………………………………………。
《勇者様コメント》
既に出版した物が難しければ、今編集さんが書いてるモノでもいいんです。それも1ページだけ、これでも難しいですか?
《編集部コメント》
……………………………………………………………………………………………………………。
《勇者様コメント》
ごめんなさい……。困らせました。もう聞かないので忘れてください……。
《編集部コメント》
『待ってください。』
《勇者様コメント》
編集さん…………。良いんですか?
《編集部コメント》
はい。
《勇者様コメント》
…………………………………………………………………………………………………………………………………………。
………急かす様でごめんなさい。早く見せて欲しいんですが………。
《編集部コメント》
いいえ。
《勇者様コメント》
見せてるって…………何も見えないんですけど……………。
《魔法使い殿コメント》
勇者!そこを退きなさい!今すぐ!
《勇者様コメント》
お、おう。どうした急に。
《魔法使い殿コメント》
編集さん……コレに触っても、いいえ読んでも良いかしら。
《編集部コメント》
はい。
《魔法使い殿コメント》
………………………………………………………………………………………………………………………………………もう十分よ。しまっちゃって。
《編集部コメント》
はい。
《僧侶殿コメント》
あぁ…………そんな、……まさか、……。
どうして…………あぁ……神よ、……なぜこんな試練を…………彼らに、。
わたし達は…………なんて、罪深い、……。
《戦士殿コメント》
僧侶さん!?大丈夫か!?一体何が……!?
《魔法使いコメント》
崩れ落ちた理由はわからないけど、収穫はあったわ。とりあえずここを出ましょう。僧侶ちゃん……大丈夫?立てる?
《僧侶殿コメント》
ズッ……ウゥ……はいぃ……じぃぶん、で……立て、まずぅ……。
《勇者様コメント》
とても大丈夫には見えないよ……。
戦士、僧侶を頼む。
《戦士殿コメント》
あぁ、言われなくても分かってるよ。