第一級暗号魔力通信その4
通信日付:白亜歴6473年黎の月14番目
発:モンスター出版編集部所属 一級調査官『ルルュロョレリラ』
宛:モンスター出版情報部所属 一級情報処理官『チテタット』
対象(個体名勇者)との第4次接触において、第3次接触と同様のイベントが発生した。
対象は第3次接触時に連れていた仲間(個体名魔法使い)だけでなく、新たな仲間(個体名戦士)も連れて第4次接触に望んだ。
本イベントが第3次接触時に、対象の不信感を拭い切れなかった結果であることは、明白である。
本官は、対象との関係悪化を魔法使いによる干渉とする情報部の分析に、断固反対する。それに伴う本官の要請への拒絶に対しても、同様である。
対象との関係修復には、本官に関する情報開示が不可欠であり、そのためには第4種機密指定文書の開示が、最も効果的であると本官は分析する。
よってここに第4種機密指定文書の一部に関する限定的な開示権限を、本官に付与することを強く要請する。
陛下の御前会議への提出等、情報部が適切な措置を取ることを強く望むものである。
現場は余談を許さない状況であり、この要請は本官の生命を守るためにも、必要な処置であることを付記する。
第4次接触後の対象と仲間達の会話は『第21,715回観察レポート』を参照されたし。
本報告は以上である。
我らが魔王様に栄光あれ!
通信終了。




