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第七話【反撃の一撃と知りたくない事実】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】



【アハッド】


異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程


【フォースデルタ】


地球連合軍の通称


異星との交流によりアハッドなどを得た地球で、対ドラーベを想定され発足された国を越えた人々が集う軍


【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い



お母さんに頼まれてアハッドに乗ってここまで来た私は驚いた…私は念の為にもう一度尋ねた


レミ

「お、お母さん本気!?」


だってそんな事したら…おそらくもうフォースデルタには…


ミレイ

『…本気よ、もしこれが彼の狙いで、私達にこんな事を見せたとしたのなら、もう黙ってるだけなんて出来ない…!上層をビームサーベルで切断して!』



…お母さん…ゴメン、私お母さんを誤解していた…、リジーに嫌味を言われても何も言い返さないし、いつもペコペコしてばかりで逃げてばかりだと思ってた…


…ううん、今はそれよりも!


レミ

「…分かった!!」


強い決意を固め声をあげる


レミ

「行くよ…エクレール!!」


エクレール

『…おっしゃ!!』


レミが乗っているアハッド、エクレールが応え、機体の瞳を一瞬光らせる、そして右肩から柄を取り出し、更に左肩からも同じような柄を取り出して、二つを合わせ起動させた、すると一つの時よりも長く、厚さが増したビームサーベルを展開する


メック

『艦長!構造スキャンOKです!』


ミレイ

『ありがとうメック!それをレミへ送って!』


メック

『了解!』


その言葉の後、エクレールのモニターには送られてきたスキャンデータ、基地上層の構造が映る、上に人がいないにしてもこの階にはお母さん達がいる、少し間違えただけで中のお母さん達も危ない…、決意を固めたつもりの私は…急に不安になっていた…


エクレール

『…レミ!躊躇ったら上手くいかない!オレや艦長達を信じろ!』


レミ

「…!…ふふっ」


エクレール

『…?何がおかしいんだよ?』


レミ

「…ううん、何でも、いつもありがとう」


エクレール

『??』


そう、私はいつも迷ったり悩んだりすると何度もエクレールの所に訪れる、その度に話を聞いてくれたり…時には励ましてくれたり…


そんなエクレールの励ましにレミは決意を固め、ビームサーベルをまるで、刀を取り出すかの様な構えで集中する


目の前には何かが開けた穴(ドラーベが破壊した穴)の位置、最後に見たドラーベ達の位置、お母さん達が最後にいる筈の位置


それら全てをイメージし、メックから送られてきた基地の上層の質量、これを一撃で切り落とすのに必要な場所、威力を只管イメージしていく、エクレールはそれを計算し、必要なエネルギーの充填を行う


レミ

「…お母さん、ポートさん、伏せてて…」


レミは静かに語りかける、ミレイの分かったわ、という返事も微かに聞こえる程に、集中していた


そして…


エクレール

『……レミ!!今だっ!!』


レミ

「…ハアァァァァッッ!!」


大きな叫びと共にビームサーベルで基地の上層を一閃した、振り切った剣のエネルギーを収束させると、基地上層が剣を振り切った方向にズレていく


…ズ…ズズ……


少しズレるとバランスが崩れた、ここからは早かった


…ズズズズッ!!ガラガラッ、ガシャーンッ!!


切り落とした上層部はその形を保ったまま、この基地の同じ階のすぐ左側、基地の上に落ちた


…上手くいった?いや、まだ終わってない!私はエクレールを動かし、何かが開けた穴(ドラーベが破壊した穴)を掴み、天井を剥がすように動かした


ガシッ!ググッ!…バキバキバキッ!!


レミ・エクレール

『「こんのおぉぉーーーっ!!」』


力任せに引き剥がす事が出来、中を見ると奥の方にお母さんやポートさん、手前には…あれ?ドラーベは?あんな球体あった?そういえば、ドラーベの様子がおかしいって言ってたけど…


レミ

「お母さんっ!ドラーベは!?あの学生は!?」


ミレイ

『…ドラーベはあの球体に形が変わったの…、学生…おそらくヒュウさんは…最初は出ようとしたのか動いていたけど直ぐに…、中がどうなってるのかはまだ…分からないわ…』


その言葉にゾッとしてしまった、でもまだ…!


レミ

「お母さんっ!まだっ!まだ諦めちゃダメ!」


ミレイ

『…分かってるわ、取り敢えず球体を回収しましょう、もし中で無事なのだとしたら、撃ったり斬ったりするのは危険だもの』


レミ

「…うんっ!分かった!」


その言葉を聞き、私は球体の回収をしようとした


…チュンッ!


回収しようと伸ばしたエクレールの手の側に跳弾の音が響く、そして大きな駆動音が聞こえ、辺りを見回すと、周りには十体程のフォースデルタのアハッドがレミ達を囲んでいた


広域通信による声が響く


???

『駄目じゃないですかぁ…基地をこんな事にするなんて…、それから…ソレも私のモノですから、勝手に回収しないでください』


…この声、この嫌な喋り方…!


レミ

「リジー!!」


リジー

『おやおや、親の上官を呼び捨てだなんて…良くないですよ、ねぇミレイさん…』


ミレイ

『…大丈夫よ、もうフォースデルタに居るつもりはないから』


リジー

『啖呵を切るのは結構ですが…今の状況分かってます?せめて大人しく捕まるか、惨めに暴れて捕まるか、折角ですし選んでもいいですよ?助けようとした筈の彼も、もう溶けてしまったでしょうし』


レミ

「…えっ?」


私は驚きを隠せなかった、身体が勝手に微弱にカタカタと震え始めていた


リジー

『ん?…あぁ〜っ!そういえばミレイさんはまだわからないと仰ってましたねぇ!』


リジー

『私、ずっと側の監視モニターで見ていたのですが…』


…めて


リジー

『ドラーベが学生の彼を呑み込んだ後、出ようと必死にもがいて腹部の様な所が外から分かるくらい暴れていた』


…やめ……


カタカタと僅かだった震えは、段々と強くなっていった


リジー

『…んですがぁっ!割と直ぐに…動かなくなりましてねぇ…』


…嘘……?


リジー

『同時に見ていたモニターのセンサーには!先程まであった一つの生体反応がっ!』


………


リジー

『ゆっくり、溶けるように…消えてしまったんです』


…プツンと私の中で何かが切れた…


レミ

「うわああぁーーーーっ!!」


ミレイ

『レミっ!?いけないっ!』


エクレール

『落ち着けレミっ!』



お母さんやエクレールが何か言ってるけど関係ない!アイツを…リジーを倒さなきゃ!


エクレールを動かしビームサーベルを展開する、先程基地を切り落とした影響で一本分しかエネルギーを出せないけど、今はこれで充分!


レミ

「リジーーーッ!!」


私はビームサーベルを…おそらくリジーの乗ってるであろうアハッドに突き刺した



…筈だった


刺す直前に大量に銃声が響き…止められたエクレールは後ろに倒れた


ガンッ!…ガシャァッ!


エクレール

『…ぐっ!?悪ぃ、レミ……』


…ブツンッ!


レミ

「…ハッ!?…エクレール?エクレールッ!?しっかりして…!」


気付くと内部のシステムがダウンしている…センサーなどエクレールを動かす事は出来ないが、モニターは別のシステムで動いていて一応外は見れた…


そこにアイツの声が響いてきて…


リジー

『いやぁ!一人だったら危なかったですよ!まさかいくつかある中から的確に私の乗っているアハッド目掛けて狙う事が出来るなんて!…その直感、誇ってもいいですよ…?フフフッ、ハハハハハッ…アーハッハッハッハッー!!』


レミ

「…ッ!!」


そんな事褒められても全ッ然嬉しくなかった…!…もっと冷静にすべきだった…!


言葉にならない悔しさに、レミから思わず涙が…


リジー

『…黙ってしまいましたか…各員彼女達を見張りなさい、私達はアレを…さぁ、回収を頼みますよ、丁重にね』



涙で滲み視界が見えない中、レミはモニター隅に映っている言葉に気付けなかった






『アキラメルナ』




この話終了時点の主な登場人物のプロフィール



エクレール


レミの乗るアハッド、何故かレミと話す事が出来、付き合いも長いらしいが現時点ではそれ以上不明


高さは大体8m前後、(…作者が上手くイメージ出来ていない為、変わる可能性もある)



作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。




次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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