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第五話【不穏な診断、誤った判断】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある


【オールドドラーベ】


ドラゴンの様な頭部を起点に、上半身は竜人を思わせる身体、下半身は蛇の様にやや長い身体、全体的に靭やかで身体の灰色部分は硬い、赤黒い部分は比較的硬くないが、それでも銃弾や刃物を通さないほどの硬さはある、人で言う肩の辺りからは、形状を鎌や触手の様に変化させる特殊な腕の様な物がある、大きさはおよそ1m超え


上記の通り足は無く、浮いてはいるがスピードは余り速くない(小学高学年位なら逃げ切れる)


海上基地上層にて



ここは一体…?


ヒュウは病院みたいな部屋に連れて来られ、困っていると


リジー

「すみません、ちょっと驚かせてしまいましたか?ちょっとした健康診断ですよ、そこのロッカーに入っている検査用のパジャマに着替えてください」


…健康診断?よくは分からないけど、後ろのガードマンの視線が痛いので言う通りにしないとマズそうだ…、俺はロッカー側にある着衣室に入り、ロッカーのパジャマに着替えて、着ていた学生服を軽く畳んでから出て行く


リジー

「ありがとうございます、素直に応じてくれて助かりますよ、ではこちらへ」


リジーさんにそう言われ、大きな機械のある部屋の中に一緒に入る、ガードマンは外にいるみたいだ


リジー

「そちらに転がり、仰向けになってください」


…未だに不思議に思いながらも俺は、ベッドに仰向けに転がった


リジー

「では、検査を始めますのでそのまま、レントゲンなどの写真を撮ったりします、緊張せずにリラックスしてくださいね」


そう言い残しリジーは部屋を後にした


リジーさんが居なくなるとベッドが動き出す、どうやらあの機械に潜る形みたいだ


リジー

『眩しいかもしれないので目を閉じていてください』


俺は言われるがままに目を閉じ、静かに待つ事に



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ヒュウのいる部屋の外の操作室にて


リジー

「さて、それでは始めましょう」


リジーは中との音声の通信を切った


私は内心ウキウキしていた、まだ確定じゃないにしてもようやく掴んだチャンス、まぁ駄目なら駄目でも構いませんが…


目の前に広がるパネルを操作し検査を始める、すると後ろから


ガードマン

「すみません、先程の彼女達が面会を願いに来ましたが…」


リジー

「…ん?なるほど、流石に詳細も教えないのは可哀想でしたね、まさか付いてくるとは思いませんでしたが…、それでは人を寄こしてあげてそこの扉の前に待っていて貰ってください、健康診断が終わったら一度会わせてあげますと伝えてください…」


ガードマン

「了解しました、連絡を取ります」


何も無ければ彼女達に突き返せばいいし、その後の面倒や手間も省けるというもの…おや、検査が終わったみたいですね、結果は…


リジー

「…フフフッ、どうやらその手間も必要ないみたいですねぇ、後は…」


私は中との通信の音声を入れる



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



検査が終わったのか再びベッドが移動し、止まるとリジーさんの声が聞こえる


リジー

『お疲れ様でした、少し緊張しましたか?検査は終わったので目を開けても大丈夫です、検査の結果を出すのに少々お時間を頂くので、そのままでも座ってもいいので、楽な形で少し休んでいてください』


俺は言われた通り、ゆっくり目を開けた、見えるのは目を閉じる少し前の光景、白い明かりが少し眩しかった、このまま転がっているのも申し訳ないので、取り敢えずベッドから足だけ下ろし座って待つ事にした



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



もう一度音声を切り私は近くの別の部屋に入った、この部屋には沢山のモニターがある、この基地のあらゆる所を監視できる部屋でパネルを操作し、いくつか確認をする


リジー

「基地に異常は無し、彼女達はすぐそこで待機している、あの学生も大人しく座っている、後は…フフフ…」


モニターの一つにはとある生物が映っている、その生物がこれから起こすかもしれない事への期待で、私はどうにかなりそうだった…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「…まだかな」


休んでと言われてからかなり経過していた、あまりの遅さや静けさに不安が募り、自然とそう呟いていた


しかしその静寂は…何かの音と共に終わりを迎えた


ーーーガッ!ガッ!


「…?なんの音?」


ズガガァァーンッ!!


「!?」


俺は近くに響いた大きな音と検査用(?)の機械ごと崩れた壁に驚いて、思わず立ち上がってしまった、崩れた壁によって舞い上がる土煙に何かがいるのが見える、…少しずつ煙が晴れていき、見え始めたその姿に戦慄した、そこに居たのは…



単身で来たオールドタイプのドラーベだった



「な…んでっ!?」


って言ってる場合じゃない!俺は急いで扉を開けようとした、しかし何故か扉は開かない、俺はガラス越しに必死にパネル側にいるガードマンに叫んだ


「開けてくださいっ!!ドラーベが!ドラーベがそこに来てるんです!」


必死に呼びかけてはみたが、よく考えればリジーさんは部屋を出てからは通信で喋っていた、つまり呼び掛けても声が届いてないのかもしれない…、その証拠に中のガードマンも慌てていて何か言ってはくれている様だが全く聞き取れない…


「くっ!どうしたら…!…というかリジーさんはどこに!?」


焦る俺はガードマンが何かしているのが見えた、…どうやら声が届かないからか字を書いて何か伝えようとしてくれているみたいだ…!声は届かなくてもその方法だったらこっちにも分かる!


書き終えたガードマンがこちらに文字を見せた、そこに書かれている文字を俺は読み上げた


「…逃げろ?」


逃げろって…何処に?ガードマンの人は扉を開けない(開けられない?)開けた穴にはドラーベがいる、これで何処に逃げろって?…まさかガラスを割るとか?…そんな道具は無いし…



…こんな事を考える前に、メッセージを見た時点で少しは動くべきだった、せめて学校の時の様に…しっかり見張るべきだった…、緊急時に出すメッセージは短ければ短い程、危険がすぐそこにあるという事


…グサッ!


…気が付いたときには右肩に激痛が、痛みがある辺りからは、まっすぐ伸びた鋭い刃のようなものが俺を貫いていた


「…ぐぁっ!?」


突然襲った痛みにヒュウは思わず声をあげる、ドラーベの刃はヒュウの肩を突き抜けた先の分厚いガラスに刺さっていて抜く事が出来ない、ガラスに反射して見えるドラーベが、ゆっくりと近づいてくるのがヒュウには見えた


「くっ、来るなっ…!!」


向きは違えど大声を出す事で相手に伝える、しかしそう言ったところで、ドラーベが理解するしないに関わらず、獲物の言う事を聞くはずもなく、俺の側まで止まることは無かった


ドラーベがヒュウの元に着くと、刺してない方の刃を触手のような形に変え、ヒュウに触手を巻き付けるように掴んで拘束していく


「うぅっ…!」


完全にドラーベに捕まり、逃れられない恐怖に俺は襲われた、ドラーベは俺の肩に刺した刃を勢い良く引き抜く、肩からは血がジワジワと漏れ出て行く


「っぐあぁっ!!」


その痛みを和らげたいのか、自然と声が漏れる、ドラーベは触手を使い、自身に向かい合うようにヒュウを動かした


拘束する触手を振りほどく力が湧かず、せめてもの抵抗として不慣れに睨む事しか出来ない、するとドラーベが先程貫いた血塗れの刃で、自身の身体の一部を指し俺の視線を誘導する、そこを見ると人で言う左胸に近い位置、そこには大きく抉れてるかのようなへこみがあった…


これは模様…いや…傷?それが一体何だって…いや待てよ…?


俺の脳内に学校での出来事が浮かぶ、レミさん達に助けられる直前、俺を殺そうとした傷のあるドラーベの姿が浮かんだ


「…まさかお前…あの時の…!?」


その言葉を聞いてか、驚く表情を見てかは分からないが、ドラーベは血の気の引くような気味の悪い笑みを浮かべた…、ドラーベが口を開いた次の瞬間、俺の視界は真っ暗になり、何かに…頭から覆われていったんだ…



作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。



次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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