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第四十三話【力だけが全てではない】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【アハッド】


異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程


【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている


【サンダーボルト】


万が一アハッドが特殊な状況でエネルギー切れを起こした時に使う、フォースデルタのカッドに最近搭載された人工雷発生装置の名前


アハッドに向けて発射させる事で急速にエネルギーをチャージする事ができる


特別国家イールフ


世界に広まっているアハッド、開発当時の研究者の一人が地球に作ったと言われている小さな国


他の国が最先端を目指して高層ビルや交通などを発展させていく中、この国は地球由来の豊かな自然が多い、そして中央には大きな噴水があるのが特徴的


【フォースデルタ】


地球連合軍の通称


異星との交流によりアハッドなどを得た地球で、対ドラーベを想定され発足された国を越えた人々が集う軍




【プレデシャン】


ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前


【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある




ヒュウ達が数々のやり取りをする中、エクレールから飛んできた単純な疑問、それはヒュウの側にいるドラーベを倒さないのかという事、その疑問へ出せる答え…出したい答えは、かつてとは状況が違いすぎる事で、ヒュウの中で迷いが渦巻く


近くで怒るドラーベをエクレールが黙らせ、ヒュウからの答えを待っていると、別の質問が飛び…いくつかのやり取りをする


エクレールはドラーベを倒せるのか、どうして倒すかどうかを尋ねたかなど、そして…エクレールがしたいのは、ヒュウの言葉でどうしたいのかを聞き、それに協力する事だと告げた


ヒュウはドラーベとの出会いやそれまでに思った事を話しながら少しずつ気持ちを整理し…どうしたいのかを答えた…それは…


みんなが許してくれるなら、ドラーベを倒さず…共に生きたいと願いを伝えた


その答えにエクレールは冷静に今後の事や可能性の話をしていくも、結論はすぐに出さず、ヒュウの願いにドラーベがどう答えるのかを尋ねた


ドラーベもすぐに答えが出せず、悩んでいた、それは感情に対して無知だったドラーベが、様々な感情を抱いたヒュウを近くで見て…感情を知っていった影響ではある…が、意識した影響ではない為…自分が抱く感情が理解出来ない故の悩み


自分と相手は敵同士…その筈なのにヒュウが同情する事に…少し嫌気も湧いた、それを聞いたヒュウは…ドラーベを想っての事ではない…個人的な願いを言い出す…それは


一緒に誰かを助ける為に…人型ドラーベの力を使わせてほしいという事


当然ドラーベもエクレールもその発言に驚き、その驚きから次々と畳み掛けるように質問し、それにヒュウは答えていく事で…ドラーベの中でも想いが固まっていき…少し恥ずかしながらも…ヒュウに力を貸す事を決めた


それを見ていたエクレールも決断し、ヒュウの願い…ドラーベを倒さずに共存したいという事に同意した


そして一段落した事で、今度はドラーベ、更に人型ドラーベの名前を決める事になった、要所要所で色々ありながらも、ヒュウがドラーベの名前を考え…「アライブ」と名付けた、ヒュウは付けた理由などを聞かれて恥ずかしがりながら説明をし、その込めた想いを聞いたドラーベは、アライブという名を受け入れた


一方の人型ドラーベの名付けの際もひと悶着あったが、エクレールの提案で最終的にドラーベではないドラーベという所から、「エヴァルドラーベ」という名前になった


そして数々の質問やドラーベなどの名前付けなどが終わった部屋に、ヒュウの見知った人が次々入ってきたのだった…





突然入ってきた人達にヒュウは驚き、アライブは焦り、思わずヒュウの後ろにササッと隠れた



「み…みなさん…?」


エクレール

『よーみんな!』


エクレールは入ってきたみんなに手を振ると、入ってきた中の一人がエクレールにズンズン近づいていく


エクレール

『おかえり!レ…』


言葉を遮るようにガンッ!と鈍い音が辺りに響いた、殴られたエクレールはクラクラした後、頭を抱え


エクレール

『ってー!?いきなり何すんだよ!?』


レミ

「話が長すぎ!いつまで待ったと思ってるの!?」


エクレール

『え?…あ…いやー…アレコレ聞いたり決めたりしてたらつい…』

「…!」


そこに遅れて病衣を着た人も入ってくる、その人はヒュウと共に観光に行き、ドラーベの攻撃から庇って助けてくれた人、言葉では聞いていてもどこかで心配だった…メックの姿が見えた


メック

「ヤッホー!」


その一言に、ヒュウのメックへの心配、人型ドラーベ改めエヴァルドラーベを知られてた事の恐れ、庇ってくれた事や自分の至らなさからの謝罪、そして生きていてくれた事の嬉しさ、あらゆる感情が混ざりあった事で、気持ちの堤防が壊れ、涙が溢れていく


「メック……さん……!」


メック

「あ〜!ほらほらっ!泣かない泣かないっ」


「ごめん…なさいっ…!でもずっと…!謝りたくてっ…!」


「俺がちゃんと…注意してたらっ…!メックさんがあんな目に合う事はなかった…!」


メックはそっと微笑んでヒュウの側へ寄り、肩をポンと叩き


メック

「…あのままはあのままで危なかったと思うよ?…それにその後…助けてくれたんでしょ?」


メックはヒュウの後ろに隠れたアライブを覗き込んだ、それにアライブは驚いて身体をビクッとさせ、ヒュウを壁にしながら出来るだけ死角に隠れる


メック

「…その子と一緒にさ」


ヒュウはアライブの方を少し見て、メックの方へ向き直ってから頷く


「……はい」


メック

「…だから私も二人に伝えるの!…二人とも!助けてくれてありがとうっ!」


「メックさん…」


『…ニンゲンハ…ヨクワカラン』



メックとのやり取りを終え、一度ヒュウの感情を落ち着けてから話し始める事に


「…取り乱してすみませんでした、えっとそれで…さっきレミさんがいつまで待ったって言ってましたけど…一体いつから…?」


メック

「私は部屋が隣だったし最初からかな〜」


レミ

「私達は用事があったから、途中からね」


エクレールは側の通信機を取り出しつつ


エクレール

『ちなみに、音声だけは最初からみんなに聞こえてたぞ?』


「……え?」


エクレール

『前回が三日位起きなかったし、他のみんなはずっと張り付けねぇから目覚めたら通信くれって言われてたからな』


ミレイ

「ごめんなさいね、こんなに早く起きるとは思わなかった事と、ヒュウが気を遣ってちゃんと話してくれるか分からなかったから…だからエクレール相手なら出来るだけ自然に話せると思ってこういう形を取ったの」


「(自然…に…?半分くらいは…無理矢理…)」


ミレイの気遣いは…無意識なのか意図的なのかは不明だが…ヒュウとアライブにとって良くも悪くも効果的だった


エクレール

『そうそうっ!ちゃんっと!自然に話してくれたなっ!?』


「は…はは…(やっぱり聞こえてるよね…?)」


相変わらずヒュウの思考を理解したかのようなエクレールの強調に、やや苦笑いしつつ


「…えっと…じゃあ…本当に全部…?」


メック

「もちろんっ!完全にエクレールに押されてたよねっ!」


ポート

「…危険だと言うのに…わざわざ人型ドラーベに変わる事を試すとは思わなかったな」


レミ

「そしてそれぞれにも名前をつけたのよね、アライブに…エヴァルドラーベ…だったわね…、喋るドラーベも初めてで驚いたけど…エクレールと喧嘩するドラーベも新鮮だったわ」


ミレイ

「…アライブと名付けた理由も…ヒュウのアライブに対する気持ちや決意も伝わってきたわ」


エクレールとの話の要点を尽く話され、本当に伝わっていた事が分かり、どう話そうか悩んでいたヒュウは少々複雑な気持ちだった


ミレイ

「…でも…あなたも言っていたように、あの力はとても危険なものよ、私達はフォースデルタに追われ…おそらく戦闘にもなる事も考えられる、そんな状況でその力に頼る事は出来ない…外に存在を知られてはいけない以上、今後一切、変わる事を禁止するかもしれないわ」


「あ…」


『……ソウデアロウナ』


ミレイはヒュウに隠れたアライブの方へと近づき、目線を合わせるように屈み…尋ねた


ミレイ

「…例えそうなっても…あなたはヒュウと共に生きたい?」


アライブは一瞬身体をビクッとさせ顔を背けた、そして少し悩み…ミレイの方へ向いた


『……ハッキリイウト…キサマラニンゲンノコトハ…イマモワカラン』


ミレイ

「……」


『…ダガヒュウノコトハ、ズットミテキテスコシリカイシタ、…サイショハワレニタテツキ、オビエ、ゼツボウシ、オコリモシタ、シカシイマデハナゼカ、ワレヲウケイレ、ノゾミヲキキイレ、ミヲアンジ…ソシテ…ワレニナヲクレタ…』


アライブは目を細め、少し申し訳なさそうな表情を浮かべる


『……アノチカラヲヒュウニカセヌノハフベンダガ……ソレデヒュウノネガイヲ…トモニイキルコトガデキルナラ……フマンデハアルガ…ウケイレヨウ』


ヒュウ

「アライブ…」


エクレール

『力を貸せなくても…つまりエヴァルドラーベになれなくても…か、さっきは力を貸すって言ったのに…それを封じられてもだなんて…そこまで言うなんて…ビックリだぜ』


レミ

「…本当、攻撃されずにこうして意思疎通出来る事だけでも驚きだってのに…」


ミレイ

「…そうね、確かに驚きが多いけど…何より…アライブ本人がきちんと考えて答えてくれたのは嬉しいわ」


ミレイは立ち上がり、レミ達の方へ向き直り尋ねた


ミレイ

「…エクレールとヒュウを除いて、今まで沢山のドラーベと戦い…その脅威…いえ、それ以上の脅威を知ったみんなに改めて問うわ、このアライブの事、メックから聞いたイールフにおけるエヴァルドラーベの正体、さっきまでの通信を通して聞こえた三人のやり取り、そして今語ってくれたアライブの気持ちを聞いた上で…それぞれ抱える想いはあるでしょうけど、…出来れば今…判断して頂戴、アライブを倒すべきか、倒さないべきか」


レミ達は各々…沈黙したり相談したりして考えていく、ヒュウもどう答えてくれるのかが気になって緊張している、そんな中…あまり悩まずに口火を切った者がいた


メック

「…私は既に決まってるよ」


ミレイ

「メック…」


メック

「私は…ヒュウくんが信じたアライブを信じたい…!」


「メックさん…」


メック

「…今思い出してもドラーベ達は怖かったし、朧気ながらも見た光景…ヒュウくんが食べられてたりとか、エヴァルドラーベへの変化も正直…恐ろしかった…、でもね…私を助けようとしてくれた…抱えてくれた時の……ゴツゴツ感?」


エクレール

『…何だよゴツゴツ感って』


メック

「いやぁ!ちょっと硬くて痛かったなぁって!」


そのメックの発言に、ヒュウは慌てて謝り


メック

「あぁ!気にしない気にしない!それもあるんだけど!…姿が変わっても、ちゃんとヒュウくんはヒュウくんだったって事を言いたかったの!」


エクレール

『いや伝わりにくいだろ…!』


メック

「…危なっかしい所もあったけど…使い方を誤れば危険なのは私達の扱う兵器も同じ事でしょ?」


メック

「だから、アライブもヒュウくんと共に生きたいって言うなら…その気持ちがあるなら、きっとエヴァルドラーベとしての力も…二人なりに正しく使ってくれると思う」


メック

「だから私はアライブを…倒さない…!」


メックの強い決意に、そーっと覗いていたアライブは…


『…ヨクワカラン』


メック

「えぇ〜っ!そんなぁ!?結構頑張って伝えたけどなぁ…!」


「…メックさん、ありがとうございます、多分…アライブにも伝わってるとは思います…まだ気持ちとか…言葉の整理が…上手くいかないだけで」


『…イチオウワレヲタオサナイ、トイウノハ…ワカッタ』


メック

「それだけっ!?…ん〜、最低限それが分かればいっか!艦長!私の気持ちはそういう事だから!」


ミレイ

「ありがとうメック、あなたの気持ち、伝わったわ」


次は…後ろで相談していたクルー達が動き始める


クルー1

「…あの、相談して僕達も決めたんですけど…いいですか?」


ミレイ

「もちろん、大事な事だからみんな遠慮なくお願い」


クルー1

「…はい、それじゃあまずは先に…ヒュウさん、アライブ、知らなかったとはいえ、メックさんを運んできてくれたのに攻撃してしまい、申し訳ありませんでした…!」


頭を下げるクルーに対して、ヒュウは両手で遠慮した


「い、いやっ!何にも伝えなかったこっちのせいですから!謝らないでください!」


クルー1

「……その上で、他のクルーの意見と…直接ではないですがあなた達と対峙した僕個人の…気持ちもいいます」


「…は…はい」


クルー1

「他のクルーのみんなは、ヒュウさんの意思を尊重したいと言いました、…でも僕は…あのエヴァルドラーベが…プレデシャンの攻撃を殆ど躱し、一転してプレデシャンを攻撃する瞬間や、助太刀に来たアハッドを難なく倒し、頭にエクレールの射撃を受けても立ち上がった…その一つ一つが今までのドラーベと違う恐ろしい力を実感して…怖いと思いました、…ヒュウさん達の気持ちを聞いた今でも、その思いは変わりません」


「…はい」


クルー1

「…そのアライブも…例え他のドラーベと違って意思疎通出来ても、脅威であるのは変わらない、一見協力姿勢でも実はそれが演技で…またヒュウさんを誘導する事が100%ないとは言い切れません」


『…コノバアイ…ナントカエシテモムイミダロウ、ダカラアエテ…ヒテイハセヌ』


クルー1

「…っ!…だから他のクルーが認めても、僕個人としては何か起きる前に、今後の為にもアライブは倒すべきだと思います…!」


ミレイ

「…他と違う意見を言うのは中々出来ない事、よく言ってくれたわね、ありがとう」


続け様に意見を言い始めたのは…ポートだった


ポート

「…俺もどちらかと言えば、アライブの存在は容認できない、理由は彼が今語ってくれたように、今の後ろ盾の無い俺達の戦力と未知の存在であるエヴァルドラーベのパワーバランスが釣り合わない可能性があるからだ、アライブもエヴァルドラーベも俺達が背負うにはリスクがデカすぎる…」


やや劣勢な状況に、エクレールが黙っていられずに割り込んでいく


エクレール

『いやだから!いざとなったらオレが!』


ポート

「お前が倒す…と言っていたが、お前はヒュウの想いに同情したにすぎない、現実問題として戦って確実に勝てる保証はどこにもない」


エクレール

『うぐっ…』


ミレイ

「ありがとうポート、エクレールの気持ちも分かるけど、不測の事態が起きた時に私達の力で解決出来るのかどうか、それも大事な事だから…ね」


エクレール

『…分かってる、分かってるけどよ…』


ポート達の意見が間違っていないだけに、エクレールは少し落ち込み気味に…


レミ

「…だったら、ヒュウ達にエヴァルドラーベになってもらって…私達と戦ってもらって、実際に試させてくれない?」


「…え?」


エクレール

『…レミ?』


ポート

「…話は聞いていただろう?戦って確実に勝てる保証が無い上、エヴァルドラーベの力や不安定さも危険すぎる、そんな状態での戦いを許可できるわけが無い」


レミ

「…さっきから黙って聞いてたら、確かに確実に勝てる保証が無いとはいえ、私達が負ける前提なのが気に食わないの!だから私達が勝てばアライブを倒さない、私達が負ければアライブは倒す!それならいいでしょ!」


エクレール

『な…なんかちょっとややこしいけど…そうだその通りだ!』


ポート

「…やるメリットがないし、仮にその条件で戦っても彼等がわざと負ければいいだけだ、本気を出す理由もないだろうしな」


エクレール

『あー…アライブはともかく、ヒュウがオレ達と本気で戦うビジョンは全然見えねぇなー』


「…それは…そうかも…」


レミ

「エクレールはどっちの味方なのよ…」


エクレール

『い、いや!オレはもちろんレミの味方だし戦っても絶対勝つ!ヒュウの事もかなり信じてる!アライブは…ちょっとまだ分かんねぇ!』


「エクレール…だんだん意思が弱くなってるよ…」


ミレイ

「仮に戦うにしても場所が用意できない、本気で戦うなら尚更、…ここだとイールフにまで迷惑をかけかねないし…あまり目立つのもね…それに明日の朝にはここを発つから時間もあまり無いのよ?」


エクレール

『うぅ…だけどよ…』


ポート

「…いずれにしても戦うという案は、様々な観点からして無理だな」


せっかくのレミの提案も、戦力、場所、時、危険性、アライブ達が本気で戦うための理由などの問題で白紙に…なるかと思われたが…レミ自らが埋めていく


レミ

「…まだよ、時間はこれから直ぐに戦えばいい、そしてその場所も…この国ならあそこが…、昔…私達が使ってた訓練場があるよね?」


レミの発言にミレイは少し驚く


ミレイ

「…あなた、小さい時の事なのによく覚えてたわね…確かにここから少し離れた所にあるけど…イフカによると私達以外使っていなかったから手入れがされてなくて、今も安全に使えるかは分からないわよ?」


レミ

「…今ならそれが好都合かも、人がいないから気付かれにくいし、壊れても老朽化のせいに出来る、戦力は…私達が努力で頑張って埋める…!」


エクレール

『お、おう!いつも以上に頑張るだけだぜ!』


ポート

「…それでも、アライブとエヴァルドラーベの危険性の解消や彼等が本気で戦う理由がない」


レミ

「…そこは私がどうこう出来る事はない、完全にヒュウとアライブ次第になる」


ポート

「…何?」


「…俺…達?」


レミはヒュウと覗き込むアライブの二人を見つめ


レミ

「…あのエヴァルドラーベの力を戦いの最後まで制御して…なおかつ全力で戦って、その場合なら二人が勝っても最後まで制御して戦い抜けたのなら、暴走の危険性については解消されるわよね?」


ポート

「…レミ、ヒュウ達が手を抜く可能性もあるが?」


レミ

「そこは…完全にお願いになってしまう、戦い辛いかもしれないけど…ヒュウもちゃんと私達が止められるのかどうか…確かめたいと思わない?」


「…それは…確かに…」


クルー1

「だ…駄目ですよ!危険すぎます!レミさん達を信じていますが…もしレミさん達が負けた上で暴走でもしたら…!」


レミ

「それに対しての備えもある、以前海上基地で使ってもらった「サンダーボルト」があるでしょ?あれを準備しておいていざとなったら使ってほしいの、あの時の攻撃はかなり有効だったし、戦いの後なら消耗しているはずだからクルーのみんなも安心して当てる事も出来る」


次々と提示される案に、ポートは軽くため息をつき


ポート

「…そういう発想の仕方は母譲りなのかもしれないな」


ミレイ

「フフッ、私はここまで大胆じゃないわよ?」


ポート

「…さて…どうだかな、ここまで並べられては仕方ないか」


レミ

「……!それじゃあ!」


ポート

「…あぁ、だが最後に…肝心の二人の意思確認だ、ヒュウ、アライブ、お前達はこれからレミとエクレールにその力を試される事になる、お前達の意志と覚悟は…それに応え、臆する事なく全力で戦う事が出来るか?」


『…ワレハ…ショウジキドウデモイイ、ナニガドウアレ…アクマデヒュウ二チカラヲカスダケダ、ドウツカウカハ…ヒュウシダイダ』


「ど…どうでもいいって…」


アライブの意見に少し困りながらも…ヒュウも答えを考えて伝える


「…正直、戦う事は経験が殆どないし怖いです…相手がレミさんやエクレールってなると別の怖さもあります…」


レミ

「それってヒュウも私達が負けると思ってるの!?」


「そ、そうじゃなくて…!そもそもちゃんとした状況で自分の意思で戦うのは初めてで…それも相手がいきなり味方と戦うなんて事は全然想定していなかったから、…以前のドラーベとの戦いは無我夢中だったし…港に来てからは…あまり覚えてないですし…」


エクレール

『そりゃそうだな』


「…でも、折角機会をもらったからには…頑張りたいです…!」


ミレイ

「…なら急ぎましょう、四人ともしっかり力を出し切るのよ、いざとなったら…全力で止めます…!」


「…はい!」


『ヤルダケヤッテミルノミダ』


レミ

「…ありがとう!お母さん!」


エクレール

「よっしゃ!燃えてきた!」


そして…ヒュウ達とレミ達の戦いを行う為、プレデシャンはイールフから少し離れた訓練施設へと向かっていったのだった…




作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。


次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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