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第四十一話【夢にまで見た君】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている



【プレデシャン】


ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前



【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある



プレデシャンの医療ルーム個室で引き続き質問攻めにされるヒュウ達、今度はメックから聞いた話を基準に質問をしていた


無気力ながらもドラーベも答えられる事には答えてくれる為、ある程度の謎が次々と解けていく事に


そのやりとりの中でドラーベをおかしいと言ったエクレールに対して激怒するドラーベだったが、正確なエクレールの発言に強くショックを受けてしまう


それを聞いていたヒュウは、ドラーベに対して「おかしくてもいい」と言葉をかけた、それを聞いたドラーベは否定しようとしたが、それまでの出来事から今に至るまでを強く訴えかけていき、ドラーベ自身にも感情に変化が起き始める


ドラーベは今後の事で敵対を示唆していくが、ヒュウは一つずつ返答していく、そんなヒュウに対してドラーベは意趣返しの様にヒュウを『ヘンナヤツ』だと言ってニヤけた


それを近くで見ていたエクレールは二人に対し『変な人間とおかしなドラーベ』を肯定し、落ち込み気味だったドラーベも元気になった


その後はドラーベがエクレールに怒られたり、殴られたり叩きつけられたりと色々あったが、改めてヒュウ達が人型ドラーベに変化出来るのかを試す事に


最初の方はただヒュウが痛い目をみただけで、上手くはいかなかった、ちょっとずつ試行錯誤しながら試していく


そしてエクレールの提案でもう一回だけ、今度は念じながら噛み付いてもらい人型ドラーベに変われるかを試す事にしたヒュウ達だったが…





『…ユクゾ!』


…グバァッ!!


ドラーベはもう一回大きく口を開き


バクゥッ!


ヒュウの頭に噛み付いた


ヒュウに再び強烈な痛みが、巨大な剣山で刺されたような痛みが頭を襲う


「…んぐぅっ…!」


エクレール

『どうだっ!?』



……


…………


………………


…ドロッ!


エクレール

『…はっ!?』


噛み付いたドラーベがドロドロに溶け出し、ヒュウを丸ごと包み込んでいく


「…これって…!ゴボッ!?」


そして、以前と同じように…ドロドロはヒュウを象ったかのような形になり、伸縮を繰り返し、ゆっくりと溶かしていく


「ーーっ!ーーーっ!」


エクレール

『…ヒュウ!?ヒュウッ!』


中からはヒュウのうめき声のような声が聞こえるが、少しずつ薄れていく、試す為とはいえ、例え直近で経験しても、変わってみようと決意をした上でも、堪えきれない事だと…エクレールは、痛感する


やがてグチュンッ!と大きく音が鳴るとヒュウの形やうめき声は消え、血で出来たかのような赤黒い球体になった、その球体の表面に浮かぶ油の様な模様は蠢き、胎動している様子は生々しく、エクレールは悍ましさを感じていた


エクレール

『…っ!朧気とはいえ、メックはこれを見たのか…!機械のオレでも流石にコレはキツイぜ…』


球体はドクンッ!と鼓動を鳴らすと、ビキッ!と硬くなりバキバキと音を立てながら変化していく、そして、その中から消えた筈の…僅かにまたうめき声のような声が聞こえてくる


エクレール

『…っ!ヒュウ……!』


バキバキと変化は続き、やがてピキッと最後に音が響く、変化が終わったのか、ベッドの上にはエクレールも見た灰色の人型ドラーベの姿があった、人型ドラーベは以前と同じ体勢で大きく雄叫びをあげる


『「グオオォォォーーーッ!!!」』


エクレール

『うおっ!?ちょっ!うるせぇうるせぇっ!』


ピョンッ!…ガゴォッ!!


『「ングゥァッ!?」』


エクレールは人型ドラーベの雄叫びに慌てて飛び跳ね、全力で腹部を殴った、お互いが硬いせいか明らかに硬く鈍い音が響いた


人型ドラーベは不意の攻撃を受けベッドの上に、ドスンッ!と座り込む、人型ドラーベは攻撃された所を抑えながら


「ごっほぉっ!?…っ…いっててて…!」

『オイキサマッ!イキナリナニヲスル!』


エクレールは片手で顔をポリポリしながら


エクレール

『わりーわりー、いくら個室で防音とはいえ、つい…な』


エクレール

『でも成果は出たな!』


「成…果…?…あっ!」


人型ドラーベは目的を思い出して自分の両手を見つめ、確かめるように拳を作っては開く、それを何度か繰り返した


「ほん…とだ…あの時にも見た…手…ちゃんと変わってる…」


『…マサカホントウニカワルトハナ』


じっくりと手を見つめる人型ドラーベに対し、エクレールは人型ドラーベをまじまじと観察する


エクレール

『…格納庫で持ってた時の事も思い出したんだけどさ、人型ドラーベに変わると、元のヒュウより結構大きくなってるんだな』


「…?」


そう言われ辺りを見回すと、座っているにも関わらず、先程の時よりエクレールやベッドが小さく見えた、上を見ても天井が近く見える


「本当だ、じゃああの時も…メックさんが小さくなったんじゃなくて、こっちが大きくなってたのか…」


エクレール

『…そうだ!ちょっと体勢を変えて、足に乗せてくれ!』


「?」


エクレールが乗りやすい…かは謎だが、人型ドラーベは少し悩みながらややぎこちなく胡座をかいた、そこにエクレールがピョンッと飛び乗り顔を凝視する


「エ、エクレール?」


『…ナニヲシテイル』


エクレール

『んー、今は上下違うな』


『ナニガダ?』


ドラーベが尋ねるも、エクレールは構わず何かを考えながら


エクレール

『んーと、そうだ…な、…二人は何が見えている?』


「何って、エクレール…だよね?」


『アア…ワレモミエテイル』


エクレール

『…そっか、う〜ん…おっ!そうだ!二人共目を閉じてくれ!』


「う、うん?」


言われた通り、人型ドラーベは全ての目を閉じた、それを確認したエクレールは


エクレール

『…はいドラーベ!目を開けて!』


『…ワレカ?』


すると、人型ドラーベの額の赤黒い瞳だけが開く


エクレール

『おーなるほど!』


エクレールは目の前の事実に、一人勝手に納得する、何が起きてるか分からないヒュウは不安になっていく


「えっと、エクレール?」


エクレール

『ん?あぁ…わりー!じゃあドラーベには目を閉じてもらって…今度はヒュウ!目を開けてみてくれ!』


『…アケロダノトジロダノ、イソガシイヤツダ…』


額の赤黒い瞳は閉じ、今度は顔にある黄色い瞳だけが開いた


「…はい、開けたよ」


エクレール

『おーそういう事か!』


赤黒い瞳が開き


『キサマ!ナニカッテニナットクシテイル!』


エクレール

『そう怒んなって!えーっと、ちょっと待ってろ〜』


エクレールはピョンッと飛び降り、側にある棚から何かを取り出して、また人型ドラーベの胡座の上に飛び乗ってきた


エクレール

『ほいこれっ!』


「これは…鏡?」


エクレール

『そう、それで顔見てみ』


言われた通り鏡を見ると、そこには人型ドラーベの顔が鏡に映る、夢(?)では見た事があるが、この状態で自分を見る機会は無かった為、こうしてはっきりと自分で確認するのは初めて、改めて見ても全く人間の姿をしてないと実感する


「…えっと、それで?」


エクレール

『目、四つあるだろ?』


「え?四つも…?…あっ!本当だ!さっき気にしてたのコレの事だったんだ…!」


エクレール

『そういう事、今度は自分でも確認出来るように片目だけ閉じてみ』


人型ドラーベは頷いて言われるままに片目を閉じる、鏡に映る黄色い片目が閉じ、次に遅れて赤黒い片目が閉じた


「…確かに目が…!…ってあれ?…ドラーベも閉じてる…?」


慌てたように赤黒い目がバッと開き


『…!ナンダ!トジテナニガワルイ!』


「…いや、悪い訳じゃなくて、真似したみたいになったからちょっと面白くて…」


黄色い目は歪に歪み、赤黒い目は怒りの形に


『キサマッ!』


「ごめんごめん…!」


「…えっと、エクレールは目の事が知りたかったの?」


エクレール

『そ、メックの話を知る前、まだヒュウってはっきりしてない時に、オレ達で人型ドラーベの正体とか行動理由について考えたりしてたらさ、目の色が全部一緒の時と上下で違う時があったからなんでかなって、その時は分からなかったんだけど…えっと…これだな』


エクレールは個室にあるモニターで二つの画像を出し、人型ドラーベも画像へと注目する


一つは港に来た直後の写真、上は赤黒く下は黄色い瞳


もう一つはプレデシャンを攻撃しようとしている時の写真、こちらは全ての瞳が赤黒い


「本当だ、色が違うね」


エクレール

『上下の色が違う理由は上がドラーベ、下がヒュウだって事は今分かったな?』


『アア、ソノヨウダ』


「…あれ?じゃあもう一つの色が一色なのは一体…」


エクレール

『そう、そこがオレも気になった、んで、もしかしたらさっき聞いたドラーベがヒュウに皆殺しさせようとしたってやつ、それがいつかによるんだけど、それのせいでヒュウに何かあったから、瞳の色が全部赤黒くなっちまったんじゃねぇかなって思ったんだけど、…ヒュウ、それって大体いつか覚えてるか?』


赤黒い瞳がビクッ!となる


黄色い瞳が閉じ人型ドラーベは考える仕草をする


「えっと…確か港に着いて…プレデシャンから何回か攻撃が飛んできて…俺を狙ってるってドラーベに言われたんだ、それでどうしようか考えて…その時やけにアプローチしてきたかな?」


状況を思い出し、黄色い瞳が開くと入れ違いに赤黒い瞳はガッチリ閉じた、それをバッチリ見ていたエクレールは察し


エクレール

『…どうやら合ってるっぽいな』


「…?」


エクレール

『取り敢えず瞳の色の違い、この疑問は解決かな!後はそうだな…』


エクレール

『…それ、自力で戻れんの?』


「自力で…って?」


エクレール

『いや、今まではさ、意識を失うようになって、ようやくヒュウに戻ってるからさ、そういえばその時はドラーベはいないな、どこに居たんだ?』


赤黒い目は閉じたまま


『…オボエテイナイ、キヅイタラコイツノソバニイル』


エクレール

『ふーん…、ま…いいか!今分かるかもしれねぇしな!取り敢えず試しに戻ってみろよ』


『セッカクヘンカシタトイウノニ…ナンデワザワザ…』


エクレール

『ん?オレはいいんだぜ?ヒュウを巻き込むのは辛いが…戻す為ならオレが全力で…!』


エクレールは拳をブンブン回して力を込め始める


「ちょ、エクレール!?」


赤黒い瞳は慌てるようにカッと開き


『ワカッタ!ワカッタカラヤメロッ!』


エクレール

『ハハハ、冗談だって!ジョーダンジョーダンー』


心なしか棒読み気味なエクレールを赤黒い瞳はひと睨みしつつ


『ニンゲン!サッサトシロ!』


「わ、分かったよ…!」


人型ドラーベの瞳が全て閉じ、戻ろうと意識を集中させる…


すると、身体に変化が起き始めバキバキ、ゴキゴキと音を立て姿を変えていく、時々痛みによるものかヒュウの声が漏れでる


「…うぐっ…!……ぐぅっ…!」


パキッ、と言う音を最後に鳴らすと、そこには変わる前の姿、病衣を纏ったヒュウが座っていた


「…っかはっ…!…ハァッ…ハァッ…ハァッ…!」


自らの意思での戻る事への変化の影響か、ヒュウの節々には痛みや息苦しさが襲っていた、姿が見当たらないドラーベもひょこっと顔を出し、少し不満そうな表情でヒュウの頭に顎を乗せた


『…モドッテシマ…モドッタカ』


苦しそうに息が荒れているヒュウを心配したエクレールはトコトコとヒュウへ寄っていく


エクレール

『ヒュウ…大丈夫か?』


「ハァ…ハァ…だ…大丈夫…」


エクレール

『…大丈夫って…さっき変わってた時も思ったけど…うめき声みたいなのも聞こえたし辛そうだったぞ…?』


「…う…うん、あんまり状況を口にしたくないけど、かなり痛いし苦しい…、でも今までと違って…全く知らないで変わってた時よりは幾分かマシだから…」


エクレール

『…そっか、…ドラーベ、お前の方は辛くないのかよ?』


エクレールはドラーベを見上げ尋ねる


『…ワレハベツニ、ソモソモアノスガタ二ナルノガワレノノゾミ、ヘンカノトキモ…トテモココチヨイ…ソレニ…コイツハウマイカラナ』


エクレール

『…美味いって…ハァ…そうかよ』


エクレールはドラーベの感想に呆れ、もう一度視線をヒュウへと戻した


エクレール

『…取り敢えず戻り方も分かったんだし、一旦休もうぜ…って…ああっ!?』


「ど、どうしたの!?」


エクレールが指を向けていた為、その方向を向くと、そこは今俺が座っている場所、穴や傷が出来、そこそこ破損したベッドの姿があった


「えっ!ど、どうして!?」


エクレールは原因を考えると、先程の光景が浮かぶ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『「グオオォォォーーーッ!!!」』


エクレール

『うおっ!?ちょっ!うるせぇうるせぇっ!』


ピョンッ!…ガゴォッ!!


『「ングゥァッ!?」』


ドスンッ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



エクレール

『…あ、…あの殴った時…か?』


『ナグッタトキ…?』


ハッとしたドラーベは刃をエクレールに向け


『ナラバキサマノセイデハナイカッ!』


エクレール

『う…うるせぇっ!!そもそもお前らが雄叫びなんてあげるからだろーがっ!』


「……?それであの時…!」


エクレール

『そーだ!だから仕方なく全力で止めようとしたんだろっ!』


『ダカラトイッテ、ゲンドトイウモノガアルダロウ!』


エクレール

『ヒュウの限度に関係無くとんでもない事してるドラーベにだけは言われたくねぇよっ!』


『ソレトコレトハ、ハナシガベツダ!』


「あ…あはは、程々に…ね…?……」



その後エクレールとドラーベをなんとか落ち着かせ、エクレールの提案で一緒にこっそり予備のベッドと入れ替えた


エクレール

『これでよしっと…』


「ありがとう…エクレール、…それでみんなにどう説明すれば…?」


エクレール

『ん〜そうだな…みんなに説明も大事なんだけど…、…そうだ、確認のせいでつい流れちまった…!…あのさ、根本的な事思ったんだけどさ…』


「…?何?」


エクレールは少し困った表情で小首を傾げ…


エクレール

『…そのドラーベ、倒さねぇの?』


『…!キサマ!?』


「あ……」


エクレールの一言は…ドラーベにとって最も恐れてた事態だった、そして以前なら、迷う事無く倒す事をお願いした筈であろうヒュウにも、その一言は…重くのしかかってきた…





作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。


次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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