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第四十話【『キサマガオカシイトイウナラバ』「お前が変だと言うならば」】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている


【プレデシャン】


ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前



【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある


【オールドドラーベ】


ドラゴンの様な頭部を起点に、上半身は竜人を思わせる身体、下半身は蛇の様にやや長い身体、全体的に靭やかで身体の灰色部分は硬い、赤黒い部分は比較的硬くないが、それでも銃弾や刃物を通さないほどの硬さはある、人で言う肩の辺りからは、形状を鎌や触手の様に変化させる特殊な腕の様な物がある、大きさはおよそ1m超え


上記の通り足は無く、浮いてはいるがスピードは余り速くない(小学高学年位なら逃げ切れる)


プレデシャンの医療ルーム個室にて取り調べ(?)を受けているヒュウ、ドラーベはヒュウを盾にしてやり過ごそうとするも、ヒュウ共々エクレールの標的にされてしまう


心を介してヒュウに圧を入れてやり取りをするドラーベだが、それ以上の圧をエクレールからぶつけられ、挙げ句の果てには心が折られた


そこからは観念したドラーベから色々な事を聞き出した、種族名や(ドラーベという名前は異星人が付けた)侵略の理由など、しかしどれもはっきりとは分からずに進展はあまり無かった


その後も質問は続き、その中でヒュウが迎撃した際にドラーベが怒ってた事を思い出し、人の様に怒るのかを尋ねた所…ドラーベは悩み始めてしまった


あまりに悩む様子のドラーベを見たヒュウは……申し訳無いという想いが生まれていたのだった…



俺は改めて、エクレール達が知ったという…メックさんからの話を聞いた、その後にエクレールが知りたい事を逐一聞いていく事に、前提として、俺の記憶は不確かで曖昧な事をエクレールは理解してくれた


エクレールは自身の頭を指で突きながら質問を考え


エクレール

『えーっとまずは…見えない何かに掴まれてるみたいってメックは言ってたけど、ヒュウには見えて何か分かってたのか?』


「…最初は多分、あまり見えてはいなかったよ、でも…声だけは聞こえて…多分掴んできたのはこのドラーベで合ってる…よね?」


頭に乗ってるドラーベに一応問いかけてみる


『……アァ』


答えてくれた…適当に返事してるだけかもしれないけど…無反応よりはマシ…かな?


エクレール

『声って…会話したのか?』


「えっと、ちょっと前に戻るんだけど…」


俺はメックさんの話に出なかった、メックさんが倒れてから俺の腕が貫かれた間の話をした


負傷したメックさんを抱えて迎撃、麻酔銃の残弾が無くなり、俺は項垂れて、襲来したオールドドラーベに攻撃され、俺の腕が貫かれる


「それで貫かれる直前、このドラーベが『アンシンシロ…』とかなんとか言ってて…」


エクレール

『安心?何を?』


「何かは…聞いてないから分からない…確か攻撃される時、項垂れていた筈なのに俺の腕が勝手に動いて防ごうとした、結果腕は貫かれていたんだ…」


エクレール

『腕が…勝手に…って、そもそもなんで弾が無くなったくらいで諦めてんだよ!メックを連れて逃げろよ!』


「…抱えるにも力は足りないし…その時はもうオールドドラーベに囲まれていて…それにメックさんも迷子になったって言ってたんでしょ…?」


エクレール

『あー…そうだった、二人は初めての町だったな』


「…話を戻すよ、このドラーベが『アンシンシロ』って言った直後に腕が勝手に動いて貫かれて…確か…『ナゼオソウ』とか言ってた…かな」


エクレール

『…つまり、何故か攻撃されないと思っていたら、攻撃されて驚いたと…でもそれなんでヒュウが攻撃されないと思ったんだ?』


エクレールはドラーベの方を見ると、悩んでいるドラーベは無気力に答える


『…コイツハワレノモノ、…ワレガソバニイレバ、ウバワレヌ…ハズダトオモッタ』


エクレール

『モノって…』


「…その後さっき言ったみたいに、ドラーベ同士何か話した後、このドラーベが…オカシイダト?って怒り始めたんだ」


ドラーベはカッと目を開き、グイッとヒュウの顔に近づいた


『ワレハ!オカシクナドナイ!』


「うわっ!?」


驚くヒュウを見た後、ボソボソとオカシクナドナイ…と呟きながら、また元の位置…ヒュウの頭に顎を乗せた


エクレール

『……重症だな、じゃあ次は…赤い光とその後のドロドロ…だな、この赤い光はヒュウに寄ったってメックは言ってたけどただの光なのか?』


「それも多分、このドラーベだと思う…」


エクレール

『ん?この光もか?でも今は別に光ってねぇよな?』


ヒュウは考えて状況を思い出そうとする


「確か…そう!その光る前に話をしたんだ」


エクレール

『何を?』


「このドラーベが怒ってる時だったかな…すごい剣幕でカラダヲヨコセ!って言われて…こっちはボロボロだし、寄越し方なんて分からなかった…」


「でも…問答を繰り返す内に、このドラーベが生きたいからオールドドラーベ達を殺すって言って…こっちにも死ぬつもりはないだろ?って言ってきて…」


「……そう、それでこのドラーベは生き残る為に、俺は倒れたメックさんを助ける為に、襲ってきたドラーベ達を倒したいって事だけは多分…一致したんだ、…そしたらこのドラーベが何故か赤く光っていたんだ」


エクレール

『んー、さっぱり分かんねぇ』


しっかりと思い出して答えるも、一蹴された事にやや苦笑いするヒュウ


「は、はは…確かに光った理由は分かんないね……えっと、何であの時光ったの?」


ドラーベに尋ねてみたが、一言『…シラン』と、こちらにも一蹴されてしまった、確かにあの時も『ワカラン』って言ってたっけ…


エクレール

『…じゃあ赤い光はこのドラーベで、寄った後のドロドロってのは?』


「えっと、確かドラーベが寄ってきて……っ!」


その時の事が頭に浮かび、冷や汗と頭痛が…つい頭を押さえてしまう


エクレール

『…どした?』


「…今思い出しても結構怖くて…でも…ちゃんと話すよ…」


ヒュウは深呼吸して気持ちを整え、改めて伝えていく


「…このドラーベが寄ってきて、大口を開いて俺の頭に噛み付いてきたんだ…すごく痛くて…その後ドラーベは…ドロドロに溶けてきたんだ」


エクレール

『…噛み付かれた!?それにドロドロってドラーベだったのかよ…!?』


「…うん、その後はメックさんが話した通り、ドロドロに全身を包まれて…中で…は…?…うっ…」


俺はその時に襲われた感覚、噛まれて貫かれた感覚…身体にドロドロが入り込み、中と外からの圧迫…それによる身体の感覚の喪失感を思い出して…思わず吐きそうになっていた…


エクレール

『お、おい!無理すんなよ!』


「……嫌な感覚を思い出しただけだから…大丈夫…、…ドロドロに包まれた後…確か一回…完全に…身体の感覚が消えたんだ」


エクレール

『…消えた?メックの話でもヒュウの形が消えたって言ってたな……死んだ…のか?』


「……死んだ…というか、メックさんの言うように、多分、俺の身体もドラーベみたいに溶けてドロドロと一つになった…それで身体が作り変えられたような…そんな感覚だったかな」


『…タダシイ、キサマヲクライ、ワレラハヘンカシタ』


無気力なドラーベも、ヒュウの意見の後押しをした


エクレール

『…それじゃあ人型ドラーベの正体は、このドラーベがヒュウを喰って、吸収して変化した存在だって事なのか…今もなれんのか?』


『…ワカラン、…イマハタメスキニモナラン』


エクレール

『…お前って、口調とかやってる事の酷さの割に、思ったより繊細だな…やっぱおかしいんじゃね?』


ドラーベはエクレールにずいっと顔を近づけ


『オカシイノハワレデハナイ!コウゲキシテキタヤツラダ!』


エクレール

『それってつまり、あっちのドラーベはお前の事を敵だって思ったんだろ?じゃなきゃあっちにおかしいなんて言われないだろ』


『…!ワレガ…テキ…?オカシイノハ…ワレ…?』


ハッキリとエクレールに指摘された事にショックを受けたドラーベは、トサッ、とベッドの上に落ちた


…そんなドラーベがちょっと見ていられなくて…思わず


「…おかしくても、いいと思う」


その言葉にエクレールはこちらを向き、遅れてドラーベも力なく僅かにこちらを向いた


エクレール

『…ヒュウ?』


『ワレハ…オカシク…ナド…』


「…正直今だって、あの時の身体が作り変えられる感覚、人型ドラーベになって…人間の時の常識が壊されて、自分が自分じゃなくなっていくような感覚は今でも怖い…」


「…でもそのお陰で、今俺がここにいるのも、囲んできたドラーベを倒してメックさんを救えたのも…あの力があったからなんだ…」


ヒュウは少しずつ感情の抑えが効かなくなり、目を潤ませながら…元凶のドラーベの肩を持って強く訴えかけた


「…だからあの時っ!…お前がいなかったら…!囲んできた他のドラーベじゃなく、おかしくなったお前だったから…!あの姿に…変われたんだろ…!?」


エクレール

『…ヒュウ』


『…オカシクナッタ…ワレ…ダカラ…?』


ヒュウは潤んだ目を拭う


「…だから、例え他のドラーベと違っても、お前はお前、俺を喰ったおかしいドラーベ、それでいいと思う…人だってみんな…それぞれ違うんだから」


ヒュウの言葉に整理がつかないドラーベは、俯いて呟く


『…ワレハマタ…イズレキサマヲクライ、カラダヲウバオウトスルゾ?』


「…一番最初は何も覚えてすらなかったけど、今回は何故か俺が動かせたから…出来るだけ抗うよ」


『…ワレハキサマ二、ナカマトヤラヲ…ミナゴロシサセヨウトシタノダゾ?』


ヒュウは軽く苦笑いしながら


「…そういえばコロセって執拗に言ってたっけ…、その時が一番自分が自分じゃなくなる感覚が強かった、その後の記憶が曖昧になる程に…今思い出しても鳥肌が立つ…出来れば…やめてほしい…かな…」


『…ソモソモワレハキサマラノテキダ、キサマノサシズヲウケルトオモッテイルノカ?』


「…敵…だけど、結果的にみんなはもちろん…俺の命も救ってくれたし、こうして話も出来る以上、生きてる限り、俺が俺である限り、お願いし続けるよ」


『……ニンゲンハワレラニヤラレルダケノ、ヨワイソンザイ…』


『…ソンナニンゲンガ、ワレニネガウ…?』


ドラーベは俯くのを止め…少しだけ顔を上げ、わずかに笑ったような…引きつったニヤケ顔をして言い放った


『…ヤハリキサマハ…ヘンナヤツダ』


その言葉と表情に、少し呆気に取られたヒュウ、再び苦笑いしながら


「…はは…何だよ、それ…」


静かに聞いていたエクレールは突然、ヒュウとドラーベを掴み寄せた


「うわっ!」


『グオッ!?』


エクレール

『…いいじゃねーか!変な人間とおかしなドラーベ!変わり者同士って事でさ!』


エクレールの言葉に、軽くヒュウは笑い


「…エクレールも相当変わり者だよ…?」


ドラーベは呆れながら


『…キサマノホウガ、ヨホドオカシイ』


エクレール

『はぁ!?何だよ!折角いい事言ったのによ!』


「ごめんごめん、…結局、ここのみんな…変わり者なんだ」


『…ソノヨウダ』


エクレール

『みてぇだな』


おかしなドラーベとヘンナヤツ、…最近までは決して相容れないとどこかで思ってた、だけどこの時…あまり上手く言葉に出来ないけど、少しだけ…絆が生まれたような、そんな気がしたんだ


エクレール

『そうだ!そういえば!』


「…どうしたの?」


何かを思い出したエクレールは、突然ガシっとドラーベを掴んだ


『キ、キサマ…!ナニヲスル!?』


エクレールは笑顔で、ずいっとドラーベを引き寄せて顔を近づけていく


エクレール

『いやぁ…、さっき…ヒュウを喰って身体を奪うって…そう言ったよなぁ…!』


『…!イ、イヤ!ソレハ…カノウセイノハナシダ…!』


エクレール

『それだけじゃねぇ…皆殺しさせようとした、ともハッキリ言ったよなぁ…!?』


エクレールが傍から見ても分かるくらい掴む力を強める


『イダダッ!?ソ、ソレモ…カノウセイノ…!』


エクレール

『…そんな可能性をオレの友達にさせんじゃねーっ!!』


エクレールはドラーベを掴んだまま振り回し、何度もベッドにビタンビタンと打ち付けた


エクレール

『おらおらおらおらーーっ!!』


『ウグッ…!グァッ…!ヤメッ…!ヤメロッ…!』


「は、はは…程々にね…」


そこから数分、エクレールは止めることなくドラーベをベッドに打ち付けた…



少し経った後…そこには打ち付けられ続けて身体が伸び切って倒れたドラーベと満足気なエクレール、それを複雑な感情で見守っていたヒュウが居た


一段落したエクレールがポンと両手を叩き


エクレール

『そうそう、さっきの喰って奪うって話』


ドラーベが身体をビクッとさせ、急いでヒュウの近くに移動して顎を頭に乗せて、鎌でガッチリホールドした


『マ、マタ…ワレヲタタキツケルツモリカ…!?』


ドラーベはもはや…エクレールを恐れるようになっていた、エクレールはその言葉に頭を掻きながら


エクレール

『あー…お望みならするけど?』


『ダレガノゾムカッ!!』


エクレール

『ハイハイ…、でも結局…喰って奪う事が視野に入るなら、いつでも人型ドラーベになれるのか?』


「う〜ん?町で喰われる前の問答で、『カラダヲヨコセ』って言ってきたし、それまでも一緒にいても人型ドラーベには最初以外なった事なかったから、その時まではなれなかったんだと思う」


『…ヘンカノリユウモシカタモ、ワカラナカッタカラナ』


エクレール

『……?ちょっと待て、それまでも一緒にって…ヒュウ、いつからコイツと一緒にいるんだよ?』


ヒュウは顎に手を当て目を閉じ、首を傾げながら思い出そうとする


「えっと…ハッキリ喋りかけられたのは…前に三日ほど寝てたって言った時にミレイさん達と話した時…かな?確か無理矢理バラすなって押さえられて…その後もちょくちょく…」


『…!オイ!キサマッ!?』


頭に乗ったドラーベが慌ててヒュウを刃でペシペシ叩いた


「いたっ…!どうしたの…?…あっ…!」


叩かれて開けたヒュウの目に映ったエクレールは、再び本体ボディが背後に見えるような雰囲気を醸し出しながらヒュウ達を睨んでいた


エクレール

『へぇー…そんな前から…じゃああの時の言えない事があるか聞いた時の答え…驚いただけってのも嘘だったんだな…!?』


「…あっ!?ご、ごめん!バラしたらみんな殺すって脅されて…」


『ガッ!?キサマッ!?』


ヒュウはここにきて、考えがドラーベに読まれる事があったせいで、無意識にすぐに考えを口に出してしまっていた、それを聞いたエクレールは、ギンッ!と睨む対象がドラーベに切り替わる、ドラーベは慌てて刃を横に振り


『ワ、ワレハイキルタメ二オドシタダケダ!…ソノトキハカワルホウホウナドシラヌ!ミナゴロシ二ナドデキナカッタ!』


「…あ…そうなんだ」


エクレール

『…変わる方法を知ってたら?』


ドラーベは前のめりになって自信満々に


『ソレハモチロン!サッサトカラダヲウバッテコロシタニキマッテルダロ!』


ゴスッ!


『ウグゥ…!』


ドラーベはエクレールによってノックダウンした…


エクレール

『で、今は分かるのか?』


『……ハッ!リ、リユウハカワラズ、ワカラン…!』


『…ダガ、ヒトツタメシテミタイ』


エクレールは再びドラーベを強く睨み


エクレール

『変われても暴れんなよ……?』


『ワ、ワカッテイル…!』


そう言うと、ドラーベはふよふよとヒュウの目の前に移動して


「…えっと?」


『…ユクゾ!』


…グバァッ!!


ドラーベは…イールフの時のように大きく口を開き


「…へ?」


バクゥッ!


俺の頭に…噛み付いてきた


ヒュウの頭部に強烈な痛みが…巨大な剣山で刺されたような痛みが襲った


エクレール

『おいっ!?何してんだよ!?』


『………ム?』


「いたたたたっ!?痛い…痛いって!」


ガバァッと口を開き、ドラーベは噛み付くのを止めると、噛まれたヒュウにはドラーベの噛み跡の傷が付いていた


「いたたた…」


痛がるヒュウを前に、ドラーベは首を傾げ


『…カワラナカッタナ』


エクレール

『カワラナカッタナ…じゃねーよ!』


『……ナニカタリナイ?』


エクレール

『あのな…喰う前に気づけよ、…何かって…その時お前光ってたんだろ?その光がないからか?』


ドラーベは少し考えた後、首を横に振って否定する


『…オソラク…ヒカリジタイハ…キッカケニスギヌ』


頭部の傷から出た血を拭いつつ、ヒュウも意見を述べた


「…じゃあ…あれは?あの時は確かドラーベを倒すって、目的が一致したよね?」


『…ワレハコロスツモリダッタガ?』


エクレール

『…それで出来るか試してみろよ』


『コロシテイイノカ?』


エクレール

『誰をだよ!つーか駄目に決まってんだろっ!…今は取り敢えず、一緒に人型ドラーベになる事だけを考えてみるんだよ』


『…ツマラヌ』


ドラーベは目を細め、明らかに不満そうな表情を浮かべた


エクレール

『殺しが面白いみたいに言うんじゃねーっ!』


「は…はは…、取り敢えずやってみようか…」


ヒュウは目を閉じて、人型ドラーベに変わる事を念じる、それを目の前で見て、心の声が聞こえたドラーベもヒュウの真似をして念じる


しばらく、静寂だけが辺りを包んだ


エクレール

『……駄目っぽいか?』


「…っはぁ、…駄目かぁ」


『ジカンノムダダッタナ』


エクレールはドラーベをガシッと掴み顔を横に引っ張っていく


エクレール

『元々始めに試したいって言ったのお前だろうがっ!!』


『ヒィハァファ!ファヒィホォフフゥ!

(キサマ!ナニヲスル!)』


エクレール

『あ、そうだ』


急にエクレールの引っ張った力が緩み、ドラーベはトサッとベッドに落ちる


『…グ……ジンジンイタム…』


「どうしたの?何か思いついたの?」


エクレールはヒュウに指を向けながら


『ドラーベ!もう一回ヒュウに噛みつけ!』


「えぇっ!?またっ!?」


『…ソレハサッキタメシタダロ』


エクレールは腕を組みながら続けて


エクレール

『ただ噛み付くんじゃなくて、今度は念じながらだ!』


「えっと、何を?」


エクレール

『そりゃあさっきと一緒、あの人型ドラーベになる事をだよ』



『……ハァ、ソレコソジカンノム…』


ゴスッ!


『…ヤッテミルゾ』


エクレールは笑顔でヒュウへと向き


エクレール

『…ヒュウも頼むぞ…?』


「は、はいっ!」




改めて、もう一回だけヒュウは目を閉じて念じる、そこにドラーベがふよふよと寄っていき


『…ユクゾ!』


…グバァッ!!


ドラーベはもう一回大きく口を開き


バクゥッ!


ヒュウの頭に噛み付いた


ヒュウの頭部に再び強烈な痛みが、巨大な剣山で刺されたような痛みが襲い…





作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。


次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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