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第三話【力無き者、力持ちし者の出来る事】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【アハッド】


異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程


【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている


【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある


【オールドドラーベ】


ドラゴンの様な頭部を起点に、上半身は竜人を思わせる身体、下半身は蛇の様にやや長い身体、全体的に靭やかで身体の灰色部分は硬い、赤黒い部分は比較的硬くないが、それでも銃弾や刃物を通さないほどの硬さはある、人で言う肩の辺りからは、形状を鎌や触手の様に変化させる特殊な腕の様な物がある、大きさはおよそ1m超え


上記の通り足は無く、浮いてはいるがスピードは余り速くない(小学高学年位なら逃げ切れる)


【飛行ドラーベ】


形状は他に比べてドラゴンっぽさが強い、というのもその姿は伝説などに出てくるワイバーンに近いものとなっている


まずドラゴンの様な頭部を起点にやや細身の引き締まった身体、そこに人で言う本来腕が生えてる位置から長く発達した腕の様な翼が生えているのが特徴


翼の爪で切り裂いたり、特殊な雄叫びによる音波の攻撃をしてくる


大きさは翼を広げると全長およそ8〜10mほど高さはおよそ3〜5m


飛行する為上記二種よりスピードは速く通常は速めの自動車を追い越す程、速い時は新幹線を超える速度を出せるらしいが、制御出来ないのかぶつかる光景も目にされた事も



ミレイのカッド内、応接間にて


ドラーベ襲来の報せを受けたミレイさん達、言葉も出せずただ怯える俺と違い、動き出し始めていた


ミレイ

「レミは出撃準備を、ポートとメックは私と共に!」


レミ達

「「「了解!!!」」」


空気が一変し緊張感が走る、三人が扉を通っていく中ミレイさんが俺に寄ってくる


ミレイ

「…あなたはここにいてください、いいですね?」


物静かにヒュウにお願いするミレイ、ちょっとの間の後


「…あの、何か手伝える事はありますか?」


俺はただジッとしているよりも、ちょっとでも役に立ちたい…そう思って聞いてみたんだ


ミレイ

「…勘違いしてはいけませんが、ここは軍のカッドの中であり、あなたは本来、ここに居てはいけない民間人なんです、お気持ちは嬉しいですが私達を思ってくれるならここでお待ちください、それでは私も行きますので…」


ヒュウに一礼し、ミレイも扉を通って部屋を後にした


…ミレイさんの言う事はもっともだった、ただの一民間人が機密だらけの筈の現場を動き回れる筈もない…俺は項垂れるようにソファに座る事しか出来なかった…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



そしてミレイが向かったブリッジでは


カシューン!


扉が開くと先にブリッジに向かっていたポート、メック、そしてクルー数人が配置についていた


ミレイ

「状況は?」


ポート

「全体数は八、飛行タイプが五、その内三体にオールドタイプが乗っている」


ブリッジの高い席の側に立つポートが答える、その高い席にミレイが座り、指揮をとる


ミレイ

「ありがとう、レミ、準備はいい?」


目の前にある複数のモニターの内の一つに、どこかの中を思わせる光景が映っていた、そこはアハッドのコックピットの内部であり、パイロットスーツ姿のレミが映し出されていた


レミ

『いつでも行けるよ!お母さん!』


その言葉にミレイが頷くと合図を送る


ミレイ

「では、ハッチを開いて」


クルー1

「了解!ハッチオープン!」


クルー2

「レミ!頑張るんだよ!」


レミ

『勿論!』


クルーの掛け声と共にカッドのハッチが開くと


レミ

「レミ・エクレール、行きます!!」


ハッチからアハッドが飛び出し、数百m先でホバーして止まる、アハッドの中の複数のモニターには数体のドラーベと距離、風景などがそれぞれ映し出されていた


レミ

「目標を確認!撃破するわ!」


そう言うとレミの操るアハッドは、持ってきた片手銃型のビームライフルを左手に構えて何発か発射し、ビームは飛行ドラーベ二体に命中した


ギギャアアァァァッッ!?


断末魔の後爆発が起こり、その煙の中からは別の飛行タイプ三体と背中にオールドタイプが一体ずつ乗ってるドラーベ達が飛び出してくる


レミ

「まだまだっ!」


アハッドは右腰から何かを取り出し構える、すると構えた何か、柄からはビームが飛び出し、刃の様な形に変わる


軽くブンッと振るうとレミのアハッドは、ドラーベ達に向かい始めた、危険を察知したのか飛行ドラーベは三方向に散開する


レミ

「…分かれた!?…ならまずはっ!!」


レミは冷静に観察し、手近の一組のドラーベ達に最短で追い付きビームサーベルで撃破した、するとモニターに次に近いドラーベと距離や方向が映し出される


レミ

「次っ!!」


追いつかれそうな飛行ドラーベが反転して口を開き、音波で反撃してくる、攻撃に気付いたレミは急いでビームサーベルを引っ込めて持ち方を変える、するとビームがシールド状に展開する事で音波を防ぐ


レミ

「っ!危ないわねっ!」


攻撃を防ぎ終えると再び持ち方を変えビームサーベルに、すぐさま一組のドラーベを撃破する


レミ

「…後はっ!?」


モニターに通信が入ると、そこにはミレイの姿が


ミレイ

『レミ!残りはこっちに来ているわ!急いで!』


レミ

「分かった!」


レミは急いでカッドへ向かうと、ミレイ達がカッドに備え付けられたビーム砲を使い、何かを撃っているのがモニターに見えた


レミ

「アレね!」


飛行ドラーベを迎撃しているが、相手は素早く躱されていく、その攻撃の合間に飛行ドラーベは音波を放った


きゅわわわわわっっ!!


…バシュゥゥッッ!!


飛行ドラーベの放った音波がビームシールドにかき消されていく、そこに居たのはレミの乗ったアハッドだった


レミ

「良かった…間に合った!」


再びシールドをサーベルに変え、飛行ドラーベをビームサーベルで撃破する


レミ

「…フゥ、これでよしっと」


目標の討伐を終えたレミが身体を上に伸ばした時


レミ

「……えっ?何?足りないって?」


そこにカッドから通信が入る


ミレイ

『レミっ!あと一体いるわ!場所は…』


レミ

「…!分かった!あ〜もう…纏めていなさいよね!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



その頃応接間にて



ミレイさん達が飛び出してからどれ位経っただろう…、時間が凄く長く感じられる、何もやる事が…出来る事が無い時間は苦手だ…昔からそうだ…


………ガン……ッ!


「…ん?」


かなり小さいけど…何かの音?どこから……


……ガン………ガリッ…!


「…こっち?」


俺は僅かな音を頼りに、扉とは反対の壁に手と耳を寄せる


…ガリッ……


やっぱりこの壁の向こうから…僅かに振動も伝わってくる…


…あれ?でもここって一番奥の部屋…だったような?でも全体を知っている訳じゃないし…


ヒュウが考えて込んでいると


……………


「…あ…静かになった、…何だったんだろう…?」


また分からない事が増えてしまった…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



そしてその壁の向こうで音が鳴る頃、カッドの外では



一体のオールドドラーベがその鎌でカッドに必死に攻撃していた、しかし、傷こそ与えられるが一向に壊せそうにはない


???

「見つけたっ!!」


その声と共にレミの乗ったアハッドが現れた、それにオールドドラーベが気付くと、慌てて攻撃しようと動くが…


レミ

「遅いっ!!」


その言葉の次の瞬間にはビームサーベルに切られ、致命傷を負い、オールドドラーベは落ちていった…


レミ

「全くもう…これでOKね」


モニターのドラーベの反応が消えると、レミはカッドへと帰投した


レミ

「…そういえばあのドラーベ、なんか傷みたいな模様があったような…見間違いかしら?…倒せたんだし別にいいか」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




格納庫にて



戻ってきたアハッドをクルーの整備士達が誘導する、アハッドを格納すると胸のハッチが開きレミが降りてきた


クルー3

「レミ!お疲れさん!」


レミ

「ありがとう!早速報告行ってくるね!」


おう!と返事をするクルーを後に、レミはブリッジに向かう、ブリッジの扉が開くとミレイが誰かとモニター越しに通信していた


ミレイ

「…ですから、わざわざご迷惑をかけるわけには」


???

『まぁまぁ、私が折角直接訪ねてあげたんですから、…あんまり断る様でしたら、無理矢理になりますがね…』


ミレイ

「っ!」


お母さんが通信してる?薄っすらモニターに映っているあいつ…、確か上官の…リジーだったかな?いつも態度が偉そうで…いや実際偉いんだけど、…私は苦手だ、…っと何を話してたんだろう?


ミレイ

「…分かりました、今ハッチを開けますので丁重にお願いします…」


リジーはその言葉を聞くと満面の笑みを浮かべ


リジー

『いやぁ流石!いつも話が分かる方で本当に助かりますよっ!それではよろしくお願いしますね』


プツっと音を立ててモニターの通信は切れた


ミレイ

「…メック、話の通りよ、ハッチを開けてあげて頂戴」


メック

「りょ、了解っ!」


メックはパネルを操作しハッチを開ける作業に入る


…明らかにお母さんの様子がおかしい、私はたまらず


レミ

「お母さん、今の上官…だよね、なんでここに?」


ミレイ

「…あら、お帰りレミ、…彼がここに来た理由は想像出来るけど、直接本人から聞かない事には始まらないわね…」


レミ

「…?」


ミレイ

「…取り敢えず出迎えなきゃね、レミ、ポート、行きましょう」


ポート

「了解」


レミ

「り、了解」


私は理由も分からないままあの上官を一緒に出迎える事に…、ただその理由もすぐに分かることになったのだけれど…





この話終了時点の主な登場人物のプロフィール


リジー(27)男性


ミレイ達の上官、第二話のメッセージを見ていた???はこの男、上官と言っても直属の上司ではなく、どちらかと言えば軍のスポンサー的立場の人物、その為、一軍人が逆らえるような相手ではない事はフォースデルタ内では有名



メインではない者達のプロフィール


クルー1、丁寧な若者(20代前半)男性


ブリッジを任されている内の一人、大体が専属的に役割を任される中、どの仕事も平均以上にオールラウンダーにこなす若者、基本的にはハッチの開閉やカッドに搭載された武器の操作を担当している、クルーの中では若く、配属されて日が浅い為心が不安定な所もある


他のクルーに比べて比較的出番はある



クルー2、頼れる姉御肌(20代後半)女性


ブリッジを任されている内の一人、こちらは主に操舵を担当、レミより少し年上でお姉さん的な立ち位置だが、本編ではあまり出番が無い



クルー3、ベテラン整備士(50代)男性


カッドやアハッドを整備する者達の中の一人、在籍期間が長く、整備士としての技量はクルーの中でもかなり高い、こちらも本編ではあまり出番が無い


作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。



次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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