第三十五話【募る不安、増える疑問】
まずは閲覧ありがとうございます!
このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。
一部の「」『』の説明
「」は主に人間のセリフ
『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。
【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】
【アハッド】
異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程
【カッド】
アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている
特別国家イールフ
世界に広まっているアハッド、開発当時の研究者の一人が地球に作ったと言われている小さな国
他の国が最先端を目指して高層ビルや交通などを発展させていく中、この国は地球由来の豊かな自然が多い、そして中央には大きな噴水があるのが特徴的
【プレデシャン】
ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前
【緊急襲来警報】
ドラーベが襲来するようになってから作られた警報で、国によって決められた独自のシェルターに避難するように求められる世界共通の警報
【ドラーベ】
地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い
現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある
特別国家イールフ、港にて
ポートさんから連絡を受けた後、私達がプレデシャンの停まる港で出会ったのは…以前現れた人型ドラーベに似た生物だった…
エクレールも同じ意見な事から、多分…同じ生物、でもなぜ今ここに?…そうだ!そういえば!
レミ
「エクレール!ヒュウ達に連絡は!?」
エクレール
『…今試しているけど…どっちも出ねぇ…』
レミ
「そんなっ!」
エクレール
『…少なくとも…アイツは…、…レミ、今モニターの方でもアイツを拡大する、…いいか?…絶対に取り乱すなよ…!』
レミ
「…?」
どういう意味…?エクレールは何か見えたの?今の状態では私には遠くに人型ドラーベが立っているように見えるので精一杯だけど…
モニターに映ったのはアップになった人型ドラーベ、赤黒い何かで分かりづらいが、何かを片腕で前に抱えているように見えた
まだ少しぼやけている為、パネルを操作してより鮮明に映した
レミ
「……っ!?」
映ったモノに衝撃を受けたレミの声が震えだす
レミ
「…嘘…?…まさか…メック…なの…?」
そこに映ったのは、所々赤黒い何かに塗れてはいるが…確かにメックだった、彼女は出血している上に目を閉じていて、安否の確認がとれない
レミ
「なんで…なんでメックが!?どうして!?」
エクレール
『レミ!落ち着けっ!』
レミ
「だって!だってメックがっ!」
エクレール
『お前がしっかりしなきゃ!ここのみんながやられちまうんだっ!』
レミ
「っ…!」
そうだ、私達がしっかりしなきゃ…取り乱すなって言われたのに…
レミは大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着ける、僅かに震えるのを抑えきれていないが、幾分かはマシになった
レミ
「スーッ…フーッ…、…ゴメンエクレール…もう大丈夫…!」
エクレール
『…ああ、イヤでも落ち着いてもらわなきゃな…!』
レミ
「…あのドラーベがメックをあんな目に…?メックはヒュウと一緒だったはずじゃ…」
エクレール
『…メックは一応まだ死んでいない、ヒュウは抱えられてねぇし…あの時とも状況が違うからな…下手すりゃもう既に…』
レミ
「ちょっと!縁起でもない事言わないで!…少なくとも、メックが生きてるならヒュウだってどこかで…!」
エクレール
『…可能性だよ可能性!オレだってヒュウは無事だって思ってるよ!…でも今の最優先は重傷のメックだな、…にしてもアイツ、さっきの戦いの時もずっとメックを抱えてたのか…?』
レミ
「……!確かに言われてみれば…」
エクレール
『もう一個不自然な事がある…アイツ…攻撃してきたか…?』
レミ
「…攻撃?それは私達がさせない様にしたからじゃ…」
モニターのアニメーションのエクレールが少し飽きれた表情になり
エクレール
『オレ達がビームを撃ち続けたとはいえ、不意討ち以外全部躱すようなやつだぞ?こっちの隙を狙うくらいは出来るだろ?』
レミ
「…そう言われると…今も攻撃してこない?…でも私達より先に交戦していたあの人はやられていたわよね…」
モニターのエクレールが困った様に頭をポリポリし
エクレール
『それ言われるとなぁ…』
今は…人型ドラーベは立ったまま少し俯いて動かない…
レミ達には距離のせいで聴こえないが…僅かに唸っていた
「…グ…ガ…(コロ…ス…)」
『…コイツ…カワシハスルガ、コウゲキシナイ、アイツラヲニンシキシテイルノカ?』
「…グ…ァ…(コ…ロス…)」
『イヤ、モクテキハカワッテイナイ…?…カラダノツカレハ…アマリナイガ…イシノホウガ、ゲン…カイ…カ…』
グラッ…
レミ・エクレール
「…えっ!?」『…何だっ!?』
人型ドラーベがグラつき、二対の瞳の光が消え、そして…後ろにドサッと倒れてしまった
レミ
「何?どうして急に?」
エクレール
『…分かんねぇけど、今はメックを救出しようぜ』
レミ
「う、うん…!この人型ドラーベは…?」
エクレール
『…前回の事を考えたら…またあのドラーベが消えて、そこにヒュウが現れるかもしれない…取り敢えず纏めてプレデシャンへ運ぼう』
レミ
「…分かった、そうしよう」
私はパネルを操作してクルーにメッセージを送って治療の準備をお願いする、そしてエクレールを操縦しメックを抱えたままの人型ドラーベを持ってプレデシャンへと戻っていった…
私達は格納庫に辿り着いた、まずはエクレールに一度スペアボディに移って貰い、一緒に人型ドラーベからメックを救出した、その後メックは医療班に運ばれて緊急の治療を、人型ドラーベは再び本体に移ったエクレールに持ってもらうことに…私はいざという時の為にコックピット内で待機する事にした
レミ
「…今回は倒れても…消えないわね」
エクレール
『前回の人型ドラーベが消えたのも、ヒュウが現れた理由も何も分かってないからな、そもそも他人の空似の可能性もゼロじゃないからな』
レミ
「そう…ね、…みんなとは連絡取れた?」
エクレール
『取れたぜ、倒れたメックと…ヒュウ以外はな…』
レミ
「…そう…なの」
想像はしていたが、ショックを隠しきれないレミは俯いてしまう
エクレール
『…なぁレミ…ちょっと気になる事が…』
…ウィーン!
エクレールが何か言いかけた時、扉がスライドして誰かが格納庫に入ってきた
???
「…ハァ…ハァ、…レミ!」
この声は…
私はコックピットのハッチを開けて呼び掛けに応じた
レミ
「…っ!お母さんっ!」
戻ってきたのはお母さんとポートさんだった、戦いの後のせいか、凄く久しぶりな感覚に思わず目が潤んでしまう
私は降りてお母さんに駆け寄り、確かめるようにしっかりハグをする
レミ
「…お母さんっ!メックが…メックがっ!」
ミレイ
「…話は大体エクレールからの通信で聞いたわ、今は彼女が元気になるよう…祈りましょ」
レミ
「…うん!」
ポートはエクレールに掴まれた人型ドラーベを見上げながらレミ達に歩き寄る
ポート
「…それにしても、ここでコイツを見る事になるとはな、所々赤黒いが…あの時のヤツと同じなのか?」
レミはハグを止め、話し始めた
レミ
「…まだ確定じゃないみたい、…エクレールも言ったけど…他人の空似の可能性も一応はある、…助っ人の一人が先に戦ったみたいなんだけど、その人はこの人型ドラーベにやられそうになってて…追い付いて何とか止められはしたんだけど……そうだ!あの人達は!?」
ミレイ
「安心して、怪我の具合はアハッドの横転による衝撃だけだったから思っていたより軽いみたい、今は一応大事をとって、もう一人の方に見ていてもらっているわ」
ミレイの言葉を聞き、レミは胸をなでおろす
レミ
「…そっか、よかった…」
ポート
「…しかしなぜこの人型ドラーベは…まるで血のような何かに塗れているんだ?誰かが襲われたのか?」
レミ
「…私達が戦って姿を確認できた時からああだったの…医療チームの話では、多少はメックの血も混ざってるんだけど、大半は違うみたい…」
レミ達の上部から、ガシャガシャと音が鳴り響く、その方向を向くとエクレールがレミ達へと向いていた
エクレール
『…あのさ、人型ドラーベの事でちょっと気になる事があるんだけど』
レミ
「…エクレール?それってさっき言いかけた…?」
エクレール
『ああ、確認出来るかは分からないけどさ…取り敢えずレミ達や戦ってた時のクルーのみんなでブリッジに集まってくれ』
レミ
「…?」
疑問を浮かべつつも私達は、エクレールの言う通りにブリッジへ向かった
プレデシャンのブリッジにて
エクレールは人型ドラーベを掴んでいるため、格納庫から通信で参加する事に
レミ
「それでエクレール、気になる事って何なの?」
エクレール
『あぁ、今クルーに映像を用意して貰ってるから、それの準備が出来てからだな』
レミ
「…映像?」
エクレール
『そ、まずオレ達は…ポートの連絡でプレデシャンのある港に向かったよな?』
ポート
「…ああ、間違いない、クルーから連絡があったがドラーベへの対応の為に手が離せなかった、だからお前達に連絡を入れた」
エクレール
『だから、オレ達より先にクルーのみんながあの人型ドラーベを確認したはずなんだ』
レミ
「…そうね、でもそれが一体…?」
クルー1
「映像!用意できました!」
エクレール
『サンキュー!とりあえず見てみようぜ!』
私達はブリッジに映された映像を見始めた
映された映像は、緊急襲来警報が鳴ってからクルーが戻ってきて起動した為、少し経った後だった
港に停まっているプレデシャンからは、中央部のオールドドラーベ達は余り見えず、映像内では進展があまりない…何かが起きるまで待つと、その時はやって来た
…突如上から何かが降ってきたのだ、止めてアップにすると、ややぼやけているものの…あの対峙した人型ドラーベが映っていた
エクレール
『…ちゃんとアイツだな』
レミ
「…!ここ!もっとアップに…鮮明に出来る!?」
クルー1
「今します、ちょっと待ってくださいね」
ぼやけた画像が少しずつ鮮明になると、人型ドラーベはメックを抱えているのを確認出来た
ポート
「…ここに来た時には既にメックを抱えていたのか」
その続きは、クルーが敵と判断して艦長に連絡を取りつつ、プレデシャンに搭載されたビーム砲で近づけない様に交戦
人型ドラーベは最初は攻撃していなかったが、一度だけ攻撃しようとしてきた
危ういプレデシャンであったが、レミ達に協力してくれた内の銀色のアハッドが庇い、その後交戦、プレデシャンの時の様な回避のみではなく、明確な攻撃の意志の戦い、銀色のアハッドはバランスを崩されて人型ドラーベに止めを刺されそうになった所にレミ達が止めに現れた
後はレミ達が体験し、ミレイ達に伝えた事だった
ミレイ
「…エクレール、この映像を見て気になる事はあった?」
エクレール
『……いくつかあるけど、一番気になったのは、港に来た時からメックを抱えていた点かな、その後も倒れるまでずっと抱えたままだったし』
エクレール
『それと関係あるかは謎だけど、さっきアップにした最初のここと』
モニターには最初に人型ドラーベが港に降ってきた時のシーン
エクレール
『んで、映像の…んーと…ここだな…!』
次の映像は、クルーが始めに一発威嚇射撃を撃ったシーン、その後集中射撃を行い、人型ドラーベがプレデシャンを攻撃する瞬間、映像を止めた
ポート
「…クルーとドラーベの交戦に何かあるのか…?」
エクレール
『…んー、交戦そのものじゃなくて…細かい事なんだけどさ、このドラーベが来た時と、このプレデシャンを攻撃してくる瞬間の…顔の瞳っぽい何かの色が違っててさ』
モニターに…比較画像が映り、見比べると…
確かに額付近と目の付近、二対の四個ある瞳の内、港に来た直後は上下で色が違った、上は赤黒く、下は黄色、それが攻撃の瞬間には上下とも赤黒くなっていた
エクレール
『んで、いつ変わったのかなんだけど…ここ!集中射撃されてる時、この後から色が変わってるんだ』
ポート
「…確かにお前の言う通りだが…これが何だというのだ?特段気にすべき事では無いと思うが」
ブリッジのモニターにエクレールは顔を寄せ
エクレール
『最初に謎だって言ったじゃねーか!オレだって分かんねーよ!』
スッと距離を置き
エクレール
『…ただ、このドラーベが攻撃してきたのが色が変わってからだったし、何か関係ありそうで気になってよ…』
レミ
「私達の時も瞳…?は、全部赤黒かったわよね?その時は攻撃されなかった気がするけど…」
エクレール
『…確かにそうだけど、最後急に倒れたろ?いけ好かないやつ助ける時とか頭に撃ったし…持ち帰ってみて確認してみて外傷は無かったけど、見た目以上にボロボロだったんじゃねーかな…』
レミ
「いけ好かない?…助ける時って事はもしかして…銀色のアハッドに乗ってた人の事?」
エクレール
『そーそー』
レミはエクレールの印象に苦笑いしつつも
レミ
「…そうだ、人型ドラーベに外傷は無かったって言ったけど、じゃああの血のような何かに塗れているのは?大半がメックのでもなく、傷がないなら人型ドラーベのモノでもないのよね?」
エクレール
『外傷が無かったって言っても少なくとも再生してるのは確かなんだ、頭にビーム受けてた直後とか、オレ達のビームサーベルがアイツとかち合った時もそれは確認した、だから港に辿り着くまでにアイツがボロボロになって出血した可能性もゼロじゃないな』
レミ
「そっか…それもそうよね…」
エクレール
『(…けどそれだったらそれで、この人型ドラーベより強い奴がいるって事になっちまう…でもそんな報告はねーしな…)』
すると…再びポートが
ポート
「…人型ドラーベに付着した血のような液体について、可能性として思い当たる節がある」
レミ
「本当!?」
ポートは頷き
ポート
「レミ達を港に向かわせ、中央部のオールドドラーベを殲滅した後、防衛チームと分担して残ったドラーベがいないか周辺の調査を行ったのだが…」
ポートはイールフの地図を取り出し、指で指し示した
ポート
「中央部から離れた路地の先に、大量のオールドドラーベのバラバラになった死骸と…体液があった」
レミ
「…えっ?他に戦った人達がいたの?」
ポートは横に首を振り
ポート
「防衛チームに確認した所、他に戦える戦力はいなかったそうだ」
エクレール
『…?それ仮に秘密の戦力がいて、戦えるアハッドがいたとしてもおかしくね?だってオレを始め、設計されたアハッドが戦ったんだったらそうならねぇだろ?』
エクレールの言うように、アハッドが使う武器は高熱を帯びていて撃ったり斬ったりする際にドラーベの傷口から体液は飛び散らずに蒸発するように設計されている、これはドラーベの体液が蒸発しにくく、数週間以上残ってしまう為に兵器を作る際に施された設計、だからポートの言うように死骸が残る事はあっても傷口は高熱に晒されて焼き固められる為、体液が残る事はあり得ない事だった
ポート
「そうだ、エクレールの言った通りアハッドが戦ったならあり得ない惨状、そしてドラーベ達は通常の銃などが通らない為…その可能性もあり得ない…そもそも別の救助が来た可能性も無い…となると、その惨状を引き起こしたのはおそらく…見た目が似た液体が付着した…」
レミ
「…あの人型ドラーベ?」
ポートは頷く
ポート
「それに、死骸の周辺を上空から確認したら、足跡のようなものも発見した、それは港の方向に続いていたんだ」
エクレール
『…ってそれもう殆ど答え言ってるようなもんじゃねーか!?』
ポート
「…俺達があの人型ドラーベの足型まで知っている訳がないだろう」
エクレール
『んな真面目に返すんじゃねー…』
ポート
「…足跡が仮に人型ドラーベのモノだと仮定すると、一つの仮説が生まれる」
エクレール
『仮説?』
ポート
「…メックを抱えたあの人型ドラーベは…メックを傷付けたのではなく、どうにかして欲しくて戦艦まで運んでいた…という仮説だ」
レミ達一同(ポート以外)
「!?」
その場の皆が驚いた、当時出会った時と多少の違いはあるけれど、もしも以前海上基地で現れたのと同じ人型ドラーベなのなら…
あの時「タスケナキャ」と言っていたあの人型ドラーベだったのなら…
後悔する私…そのそばにいるお母さんが…
ミレイ
「…もしそうであるなら一つ、クルーに謝らなければいけない事があるわ」
レミ
「…お母さん?」
ミレイ
「…私達は、あの時の出来事を私達数人の秘密にして残りのクルーに伝えなかった、一度ヒュウがオールドドラーベに喰われ、そのドラーベが変化した人型ドラーベの事、そして人型ドラーベが消えてヒュウが現れた事…それを説明していなかった…」
レミ
「それはヒュウが残る場合を考えての事でしょ!?…皆がそうとは限らないけど…話した場合、ヒュウが残りたくなった時に、居づらくなってしまうからって…」
ミレイ
「…そうだけど、もし知っていたら…この人型ドラーベを受け入れる可能性も多少はあったはず、その可能性をゼロにしてしまったのは私の責任よ、だからみんな…ごめんなさい」
ミレイは深々と頭を下げた
事情を今になって知ったクルー達は互いを見合ってからミレイへと向き直る
クルー1
「…艦長、頭を上げてください、艦長は…ヒュウさんの事も僕達の事も、両方の事を考えてとった行動なんですよね、今まで艦長と過ごしてきて、こういう状況ならそうするだろうって僕達も分かってるつもりです」
クルー2
「…私達信頼されてないのかなとも思ったけど、レミも言ったように実際知った上で納得して、何もないように接する事が出来たかどうかは…正直自信はなかった…だから艦長の判断は別に間違っていないと思うよ」
クルー3
「俺達と艦長も付き合いは長いが、艦内でも悩んでる姿はよく見かけるからな、今回も相当悩んだ末の結果だろう、それを責めるヤツなんてこの艦にはいないだろうよ」
ミレイは少し顔を上げ
ミレイ
「…で、でも!」
ポート
「諦めろ艦長、こうなった彼等には誰も勝てんぞ」
ミレイ
「……ポートまで」
レミ
「…お母さん」
ミレイはもう一度頭を少し下げ、軽く顔を拭うと顔を上げた
ミレイ
「…みんな、黙っていてごめんなさい、そしてそんな私を受け入れてくれて、ありがとう」
レミ
「…私も娘としてお礼を言わせて!ありがとう!」
それぞれに抱えた想いを吐露し、その場の整理がある程度ついた時
エクレール
『…取り敢えずはよかったかな、……?って!おいお前!?』
レミ
「…お前って…エクレール、急にどうしたの?」
エクレール
『どうしたも何も!人型ドラーベが起きたんだよ!』
レミ
「なんですって!?」
格納庫の映像を映し出すと、エクレールの手に掴まれている人型ドラーベが抜け出そうともがいていた
『…ググ…ガァ……!!』
エクレール
『…ったく!暴れんなって!』
レミ
「お母さん、どうするの!?」
ミレイ
「…このままエクレールに耐えてもらうか、メックが作ってくれてた麻酔を撃つか…どちらも確実性はないわね…」
エクレール
『…少なくともこのまま耐えるのは無理だ!両手で抑えようとしてるけど、液体で滑っちまう!』
ミレイ
「…なら麻酔も難しいわね…当てる場所の特定も…そもそも刺さるかも効くかも分からない…」
レミ
「…そんな!」
エクレール
『あぁっ!?言ったそばから!コノヤロッ!』
映像には抜け出した人型ドラーベがエクレールと距離を取って周囲を見渡して様子を伺ってる、自分の状況が理解出来ない事で迂闊に手を出せないのだろう
何か止める方法はないかみんなで探る中
ポート
「…いずれにしても、このままでは危険なのは変わらん…が、試したい事がある」
レミ
「…?」
ポートの試したい事とは一体何なのか…
作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。
次回も楽しみにして頂けると幸いです
ここまでお読み頂きありがとうございました!




