第二十五話【天才?メックの教え】
まずは閲覧ありがとうございます!
このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。
一部の「」『』の説明
「」は主に人間のセリフ
『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。
【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】
【アハッド】
異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程
【カッド】
アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている
【フォースデルタ】
地球連合軍の通称
異星との交流によりアハッドなどを得た地球で、対ドラーベを想定され発足された国を越えた人々が集う軍
【プレデシャン】
ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前
【ドラーベ】
地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い
現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある
プレデシャンの格納庫にて
町から戻ってきた俺は自分の部屋へと案内された、その後エクレールと共に艦内で自分に出来る事を探していた、その中で格納庫へと辿り着き、エクレールの本体の整備の手伝いを申し出た、そして一部でありながらも手伝わせてもらえる事になったのだけど…
ボディ全体のおおまかなコーティングが終わり、細かい所のコーティング作業に入った、それぞれクルーの人達と場所を分け、俺は右足首の関節部を手伝う事に
渡されたコーティング剤は薬品を入れるチューブに入っていて、それを特定の箇所に付けて、専用の布を使い塗りこんでいく
速乾性が高いのか、塗り込んだ所はすぐにツヤが出て目に見えて違いが出ていた、そのお陰で素人の俺にも分かりやすくてありがたかった、それに塗り足りないかどうか悩むと…
エクレール
『そこっ!少し足りないっ!!』
…と、優秀なサポートがしっかり見ていて指摘してくれるので、やりやすかった
任されたのは一部分とはいえ、アハッドはかなり大きい、およそ半分過ぎた辺りで力も体力もどんどん奪われていく、改めてこの作業の大変さが身に沁みる
数十分が過ぎた頃メックさんが様子を見に来てくれた、どれどれ〜?とチェックが入り、内心不安でドキドキだった
メック
「…うん、悪くないよ!」
「ほ、本当ですか?」
その一言に俺はホッとした、その横でエクレールが
エクレール
『オレのおかげだな!』
と、自信たっぷりに言った、実際間違っていないのでエクレールにお礼を言うと、ちょっと照れたのか顔をポリポリとしていた
メック
「ちょっといい?」
「は、はい!」
メックに手招きされて近くによると、ちょっとやってみてと言われ、ヒュウは緊張しつつもエクレール監視の中、コーティング剤を塗りこんでいく
メック
「…うん、丁寧だね…でも」
…でも、何だろう?
メック
「初めてだし仕方ない事もあるけど…丁寧すぎる、怯えているみたい」
「お、怯えて?」
メック
「うん、原因はエクレールだね」
エクレールは頷き
エクレール
『うんうんオレが原因…!って何でだよ!!』
…前から思ってたけど、やっぱりエクレールってノリいいよね
メック
「大事にしてもらおうとしてるのは分かるけど…それが圧になっちゃってるんだよっ!」
エクレール
『オレの身体だから大事に決まってんだろーが!』
エクレールが凄い怒ってるけど…前に言ってた通りなら…一応メックさんって生みの親…だよね?でも、そうして見れば親子喧嘩っぽいのかな、した事も見た事もないけど…
メック
「分かった分かった!ほらヒュウさん、ちょっと布をこの部分に置いて」
「は、はいっ!」
そう言われ、メックさんが指定した部分に布を当てる、すると布を当てた手の上にメックさんが手を重ねて掴むようにしてくる
「メ、メックさん?」
メック
「言葉で言うより実際に動かした方がいいからね!まずは…!」
そう言うと力強く手を動かされる、しかしただ勢いに任せてるわけじゃなくしっかり凹凸に沿わせるように動かしてくれる
例えるなら俺の塗り方は空白を少しずつ埋めるようになぞる感覚、メックさんの塗り方はサッと一筆書きの様に滑らかだった
…勿論慣れもあるのだろうけど、こんなにも違う物なのかと驚いた、近くでエクレールは呆れているかのような声で
エクレール
『お前はもうちょっと丁寧にやってくれー』
メックは一緒に動かしていた手を離してエクレールの方へ向き
メック
「丁寧だけじゃ、駄目なんだな〜」
「えっと、どういう事ですか?」
メックさんは俺へと振り向き
メック
「隅々までしっかりと塗り込むのは勿論大切、だけど時間がかかり過ぎたり、塗ったかな?って同じ所を塗りすぎると層が出来て良くなかったりするの」
「えっ?」
エクレール
『げっ!?』
目を丸くして驚くエクレールを横目にヒュウは焦り始めた
俺のやった部分は失敗なんじゃ…そう言おうとした矢先、メックさんはポンと俺の肩を叩き
メック
「大丈夫、今回渡したのはそれ込みで調整済み、さっき言ったでしょ?悪くないって!」
メック
「調整したとはいえ初めてで悪い所が殆ど無いっていうのは凄い事なんだよ!?…だから、自信持って!」
「あ…はい!」
満面の笑みで褒めてくれたメックに対し、ヒュウは気持ちが楽になっていた
エクレール
『あーホッとした…』
メック
「それじゃあ、私は一旦全体を見てくるから、この調子で残りも頑張って!」
「…?メックさんの所はいいんですか?」
メック
「んー?私はもう終わったよ?じゃ、行ってくるね!」
そう言い、メックさんはその場を後にした、辺りを見渡すと…まだ他のクルーは細かい作業を続けていた、その状況に俺は愕然とした、何に驚いたかというと
メックさんが担当したのは腰から上の全てだったのだ、頭、首、上胴体、両肩、両腕、背部や腰部のブースター、これら全てを一人で…
そこに、クルーの声が聞こえてくる
クルー3
「こらっ、ボーッとしてないで作業を進めるんだ、まだ半分なのはヒュウだけだぞ?」
そう言われて我にかえり、すみませんと謝り、作業を再開した
身体を使って感覚で教えてくれた為作業効率が上がり、十数分後には何とか終わる事が出来た、そこにメックさんが戻ってきた、再びチェックが入りまた俺は内心、不安でドキドキしていた
メック
「うん!ちゃんとさっきの事、活かしているね!良くできてるよっ!」
「…良かった…ありがとうございます…!メックさんの教え方が上手だったおかげです」
エクレール
『オレもいたけどなー、ちゃーんと圧も減らしたしー』
「あはは…エクレールもありがとう」
目を細めてややいじけ気味のエクレールをメックがよしよしとなで
メック
「はーい、いいこいいこー」
エクレール
『それ止めろって言ってんだろ!?』
こうして、格納庫での作業は終わって解散した
そのちょっと前、先程のベテランクルーに尋ねてみた
「以前エクレールから聞いたんですけど、メックさんって本当に大体の整備を?」
クルー3
「…あぁ、今でこそ整備を分担してるが…そうだ、フォースデルタのアハッドは知っているか?」
「…度々ドラーベと戦っているのをニュースで見た事位しか…(あの時の夢は…あんまり自分で確認出来た訳じゃないからな…)」
クルー3
「…メックがここに配属した直後、アハッドを一度でいいから一人で整備をさせて欲しいと駄々をこねてな、俺達七人は当時から携わっているんだが、当然来たばっかりの奴にそんな事を任せられない、すると拗ねてしまってな」
クルー3
「そんな日がしばらく続き、見兼ねた艦長が任せたんだよ、そうしたらどうなったと思う?」
「…今も作業しているって事は、上手くいったんですよね?」
クルー3
「あぁ…しかしただ上手かったんじゃない、俺達の上手さとメックの上手さは文字通り次元が違った、今回ヒュウは右足首の関節部を大体合計4、50分位かかったな?」
ヒュウは頷く
クルー3
「それが初めて一人で任せた時の掛かった時間だ」
「…えっ?」
クルー3
「いくら早いとはいえ負担はするはずだ、今は説得して何とか分担してもらっている、メックは普段上半身を担当しているが、最近ではおよそ10分程で終えている」
「……」
開いた口が塞がらない、いくら何でも早すぎる…
クルー3
「アハッドやカッドの整備に関してはメックを超える者、いや、追い付ける奴も未だにいないな」
改めてメックさんの凄さを感じた時間だった…
この話終了時点の主な登場人物のプロフィール
メック(14)女性
フォースデルタに所属していた元軍人、プレデシャンでは主に整備班として活動している、時折ブリッジの手伝いも行う事も、同年代のレミとは特に仲が良く、よく買い物に一緒に行く事も多い
同じ艦のベテランの整備士のクルーからも一目置かれていて、機械いじりが好きで整備などにはめっぽう強い、ある程度の整備を一人で行ってしまう為、体力、運動能力も高め
作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。
次回も楽しみにして頂けると幸いです
ここまでお読み頂きありがとうございました!




