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第十二話【生かすも殺すも…、そして噛み締める安堵】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【アハッド】


異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程


【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている

【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある


【オールドドラーベ】


ドラゴンの様な頭部を起点に、上半身は竜人を思わせる身体、下半身は蛇の様にやや長い身体、全体的に靭やかで身体の灰色部分は硬い、赤黒い部分は比較的硬くないが、それでも銃弾や刃物を通さないほどの硬さはある、人で言う肩の辺りからは、形状を鎌や触手の様に変化させる特殊な腕の様な物がある、大きさはおよそ1m超え


上記の通り足は無く、浮いてはいるがスピードは余り速くない(小学高学年位なら逃げ切れる)





カッドの医療室にて



「…………っ!!」


苦しいっ…声が出せないっ!それに何かにっ…頭や腕を抑えられてる…!?


この時のミレイ達には、少し俯いて項垂れているだけのヒュウが見えていた、先程と同様に心配して…落ち着くまでそっとしていた


…何で…急に…!?


『…ソレイジョウ』


「!?」


『…ソレイジョウハ、ヤメテオケ』


…この声は…!あの時の夢に聞こえた…!やっぱり、やっぱりあれも夢なんかじゃ…!


『ソウダ』


…!?…声に…出てないのに…!


『キサマノカンガエテイルコトハワカッテイル』


な…んで…?


『ナゼカハシラン』


知らんって…何だよそれ…!


…お前はやっぱり、あの時襲ってきたドラーベ…なのか?


『ソウダ、ヨウヤククラエタキサマハ…トテモウマカッタゾ…』


今の言葉であの時の嫌な感覚が蘇り、全身にゾクッと怖気が走る、改めて恐ろしい存在だと認識させられた


…なんで俺は生きてる?なんでお前の声が聴こえるんだ?


『キサマガ、ワレノイチブダカラダ』


…一部?…どういう意味だ…?


『ソウトシカイエナイ、ナゼコウナッテイルノカ、ワレニモワカラン』


そんな無責任な…!


『トニカク、ソレイジョウハナスノハ、オススメシナイ』


…お前の存在を…知られたくないからって事か…?


『ソレモアル』


やっぱり…!誰がドラーベの言いなりになんか…!


『…ダガ、ワレヤアノスガタノコトヲシラレタトキ、ソコカラドウナルカ、ソウゾウシタカ?』


…知られたら?…それは話したら、多分ミレイさん達なら…


『オソラク、フタツアル』


二つ…?


『ヒトツハ、キケンダトハンダンシ、キサマヲショブンスル』


…!?…でも確かに声だけとは言え、ドラーベがいるってなったら…放っておく訳にはいかない筈だ…事が起きる前に処分されても…おかしくないかもしれない…


『ソシテモウヒトツ、キサマガソウゾウスルヨウニ、ナンラカノホウホウデ、ワレヲケシ、キサマダケヲタスケタガルダロウ』


…そうだ、この声の原因や聴こえなくさせる手段、それにどうにかして倒す方法を…、助けてくれたミレイさん達なら一緒に探してくれるかも…!


『ダガソノトキハ、カカワッタモノスベテヲ、ワレノイチブノ、キサマガコロス』


!?お前じゃなくて…俺?…何で…そうなるんだよ…?


『キサマ二ミセタスガタ、アレハワレデアリ、キサマデモアル、アンナスガタ二ナッタドウホウハ、ホカニイナイ、ソンナワレヲオビヤカスナラ、ダレデアロウガコロスダケダ』


…そんな…あの化け物は…この声のドラーベだけじゃなく…俺でもあるだって?それにあれも夢じゃなかったなんて…俺はどうしたら…


『シラレレバ、アイツラニコロサレルカ、キサマガアイツラヲコロスカ…トイウコトダ』


…だったらまだ、コイツごと俺を処分してもらって…!


『…ムダダ』


…!


『…オロカモノメ、ソウナッタトキニオトナシクコロサレルト、ホンキデオモッテルノカ?』


…!!何だよ…それって結局…!


『ソウダ』


『ドッチニシテモ、アイツラガシレバサイゴニハ』


『キサマガコロス』


……………


『…ワカッタラ、サッサトアイツラニヘンジヲシロ』


…返事…?


すると、声の出せない息苦しさや、抑えられる感覚が消え、代わりに…別の声が…


???

「…っ…り…!」


……


レミ

「しっかりして!」


「…………あっ」


顔を上げると、心配そうに覗き込むレミ達の顔が


ミレイ

「…大丈夫…?結構長く俯いていたから心配になって…話し掛けても返事がないですし…」


「……あっ…!?は、はい!大丈夫です!ちょっと頭の中グチャグチャになって…ボーッとしちゃって…」


ミレイ

「…そうですか…?こちらもまだ起きたばかりなのに、キツいお話を聞かせてしまいましたね…すみません」


ヒュウは慌てて右手を横に振り


「い、いえ!聞きたがったのは俺の方ですから!」


ミレイ

「…それでも、色々とすみません、それと…」


「?」


ミレイ

「…ああいう話の後で言い辛いかもしれませんが…、お腹、空いてません?肉体的には健康、栄養も点滴で補いはしましたが、三日も意識がなかったですし…」


「…そう言われれば、確かに」


確かに、お腹が減っている…のかな、…ここにいる経緯の話やドラーベだっていうアイツの事で夢中になってて気がつかなかったみたいだ


ミレイ

「久し振りの食事だから、消化にいいお粥とか、いかがですか?」


「あ、でも…そんな…」


ミレイ

「…私達の事を思ってくださるなら、作らせて下さい」


「…は…はい、…じゃあ、お言葉に甘えます」


ミレイ

「ありがとうございます」


ミレイは軽く頭を下げて、すぐに上げた


ミレイ

「…では少しお待ちください、私は作ってきますので…」


ミレイさんはもう一度頭を軽く下げ、部屋を後にした


メック

「私もアハッドやカッドの整備があるのでこれで!ヒュウさん!早く良くなるといいですね!」


「あ、ありがとうございます」


そう言いメックさんも部屋を後にした、残ったのはレミさんとポートさんだ


…一部を除いて話す事はお互い大体話したからか、自然と部屋は静かに、するとレミさんから話し掛けてくれた


レミ

「…あの、本当に大丈夫?」


「…は、はい、一応身体は大丈夫です…」


レミ

「そ…そう、…ならいいんだけど」


再び沈黙の時が流れる…と思ったのだけど


カシューンッ!トットットッ


扉の開く音、そしてこれは…足音?その直後ベッドにドサッと音を立てて、何かが俺の側に落ちる


「うわっ!?」


小さなロボット

『話が終わったなら、オレの紹介もしてくれよ!』


跳んできたのは、レミさん達が来るまで話していたレミさんの小さなロボット


レミ

「ちょっと、どうしたの急に?」


小さなロボット

『色々あるのは分かるけどさ、もうちょっと明るくさ〜』


レミ

「別に今じゃなくてもいいでしょ」


「…仲、良いんですね」


小さなロボット

『まぁな!これでもレミの相棒のつもりだからな!』


レミ

「はいはい、分かった分かった」


小さなロボット

『何だよ!その反応!』


レミ

「何よ!」


小さなロボット

『何だぁ!?』


何だか揉めてしまってる、…その光景を見ていたら思わず小さく笑ってしまった、さっきまで取り巻いてた不安が…少し軽くなった気がした


小さなロボット

『何笑ってんだよぉ』


「あ、いや、本当に仲がいいんだなって思ったらつい」


小さなロボット

『だろ!?いやぁ、やっぱ見る目が…』


レミ

「はいはいいいから、改めて紹介すると、私の使ってるアハッドの」


小さなロボット

『エクレールだ!よろしくなっ!』


「エクレールダ?」


エクレール

『何で繋げてんだよっ!』


レミ

「エクレール…あなたも私に紹介しろって言ったのに、何勝手に名乗ってんのよ」


エクレール

『いいだろ別に』


レミ

「あなたね…」


カシューンッ!


そこに食事を運んで来てくれたミレイさんが


ミレイ

「二人共、仲が良いのは構わないけど、外まで聴こえる程の大きさはやり過ぎよ」


レミ・エクレール

「お母さん!」『艦長!』


ミレイさんがベッドに座る俺の近くに歩き寄り、ベッド用のテーブルを出してくれ、そこに蓋のされた小さな両手鍋、取り分け用のお玉とお椀、レンゲを置いてくれる


そして鍋の蓋を開けてくれるとそこには、綺麗な白色をした、粒立ちが食欲をそそるお粥が入ってた


それをお椀に取ってテーブルに置いてくれた、…ここまでしてもらうとなんだか申し訳無い…


ミレイ

「どうぞ、お口に合うと良いのだけれど…」


「い、いえそんな…作って頂いただけでも有り難いのに…」


ミレイ

「いいえ、久し振りの食事ですもの、美味しくない方が私としては納得いきません、ですので何か足りなければ遠慮なく言ってください」


「…は、はい」


そこまで言われるとより余計な事を言えないような…いや、いけないいけない!


俺は音を鳴らさないようゆっくりと両手を合わせ


「い、いただきます」


そう言ってからお椀に入れてもらったお粥を、レンゲの半分程掬い、口の中へ…


ゆっくりと咀嚼し、味わい、飲み込んだ…


「…………」


周りの皆が黙って見守る、少し恥ずかしい気持ちもあったが、今は口いっぱいに広がる味を、素直に言葉に出した


「………美味しい」


ミレイ

「……本当に?」


「…本当です、ご飯が甘く感じられて、温度も食べやすいしお米と水のバランスも良くて…!」


ミレイ

「…よかった」


一口、また一口と、ゆっくり食べ進めた…すると


ミレイ

「…では、私達は用事がありますので、一旦戻りますね」


レミ・エクレール

『「??」』


「……あ、は、はい!何から何までありがとうございます…!」


ミレイ

「いえ、食べ終わったら食器などを取りに来ますので横にある内線から通話かメッセージを入れてくださいね」


「はい、分かりました…!」


ミレイ

「では私達はこれで…さぁ皆、行きましょう」


ポート

「了解だ」


レミ

「う、うん?」


エクレール

『りょーかーい』


そしてミレイさん達は部屋を出て、俺は部屋に一人になった…


一人になった俺は、一応は生きている事への喜び、ミレイさん達の優しさ、襲われた一連の事が夢ではなかった悲しさ、自分に聞こえるドラーベの声への恐怖、あらゆる感情が一気に襲い、涙を流しながら…お粥を味わっていた…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



部屋の外では


レミ

「…ねぇお母さん、用事って?それに別に皆で出ていかなくても…」


エクレール

『そーそー』


ミレイ

「…最初は、起きてからはエクレールが対応していたのでしょ?」


エクレール

『ん?あぁ、指示通り起きるまで待機して、そんでやっと起きて会話したからメッセージを送ったって事だけど?』


ミレイ

「…そう、だから彼はまだ、目覚めてからは一人になれる時間がなかった…」


レミ

「あ…」


ミレイ

「…お互いに色々あったんですもの…一人で物事を受け止める時間も…必要だと思ったの」


エクレール

『なるほどな』


…言われてみればそうだ、いきなり学校から避難させる為に私に連れられて、ここではリジーに連れられて、その先の海上基地でドラーベに襲われて…普通ならありえない事ばかり、良く考えてみたら彼は…ただの学生だった…


ミレイ

「…それに用事があるのも本当よ」


レミ

「え?」


ミレイ

「と言っても、用事が出来るかは本人に聞いてからによるけどね」


本人って、ヒュウに聞いてから?用事って一体…





この話終了時点の主な登場人物のプロフィール


ヒュウを襲ったドラーベ(声のみ)


第一話の学校に襲来したオールドドラーベの中の一体、ヒュウに迎撃された事への強い怒りや怨みを持った事で、第三話では上空のカッドまで、第五話では海上基地までヒュウを追ってきた、現在はヒュウにのみ声が聴こえているらしく、何らかの方法でヒュウの発言を阻害した




作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。


次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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