永久氷結結晶
新たな仲間が増えますが・・・
フライ・ドライブを使いエルフ達が居ない場所で、異界のアイテムの実験を始める。
先ずはキューブの電源らしきボタンを押すと・・・
キューブは空中を浮遊し、青く美しい光を放ち女性の声らしき音声が流れる
「──・・・認証不能──・・・前持ち主の確認不能───・・・新たなマスター登録を、開始致します・・・」
キューブから僕の身体をスキャンし、何かを分析する様に暫くゆっくりと回転していたが・・・
「──・・・認識完了、神坂 喜一を新たなマスターと認識しました、全ての機能を開示致します・・・」
キューブは僕に使い方のレクチャーや、機能を親切に教えてくれた、万能倉庫に進化したがキューブの性能が良いから、万能倉庫からキューブに全て移し入れた。
万能倉庫の物が整理されスッキリし、盗賊運搬専用に此れからはする予定、しかもキューブにはテントが無くても大丈夫な、居住空間も在るのでトイレや調理に寝場所が安全快適が約束されてる。
次に装備を整える、服は汚れない装備らしいが前の人が使った物、除菌抗菌のスプレーをし何となくリセットしたかった。
臭いはしなかったが、僕の気持ちの問題だ・・・・
外套は少しスプレーをし纏い、何か調度良い気温な気がしたが鑑定すると、そう言う機能の外套らしいがステルス機能も有るらしい。
しかもスライムにも探知されないらしい、隠密スキルと併用は確実だ。
足音や気配はスキルが必要、刀や剣は同質以外の金属や強敵以外無敵らしい。
「無敵の刀に更に、長さが変わる自在剣て不思議な剣か・・・」
ドラゴンとかも普通に倒せるかは分からない、巨大な敵にはこの自在剣が有効だろうな・・・
鍔に何故か肉球と魚の細工が有るけど、何故に肉球と魚?
他にも異界のモンスター肉や素材に、武器や防具を造る不思議なアイテムや、異界の魔法には家を建てるのに必要な魔法等、多種多様に有る。
まあ色々落ち着いてから魔法とかは試そう、外套を装備しフライ・ドライブで北極山脈の反対側を目指す。
北極山は火山活動が活発で、マグマの赤い光が見えるが他にも、火山ガスや危険な池らしき場所等複数在る。
何か怪しげな洞窟が在ったりしたが、熱でブーツが溶けそうで行く気がしない。
山脈を越えると北極圏に住める動物や、寒さに順応し雪に紛れる白いモンスターが多い。
白いゴリラみたいなモンスター、雪ジジイはアイスバーンの雪を投げる、凶悪なモンスターだがパワーも異常らしい。
余り相手にしたくないモンスターだ、一角鳥てモンスターは鋭い角と高速で襲い来るスピードの持ち主らしい。
まだ此方に気付いてないらしい、気付かずに居て欲しい。
暫くすると北極圏なのに川が氷って無い場所が有り、更に奥に行くと不思議な湖が在り更に進むと、モンスター精霊達が居て不思議な氷の島が在り、その氷の島に美しい不思議な結晶が在り一体の美しい美女の、翼を六枚持つ精霊が守ってるらしいが、周りにも人間の女性的な精霊モンスターや雪ダルマみたいな、モンスターがうじゃうじゃ居るが何故か、ここのモンスターは倒さないといけないと、本能的に感じ降り立つ。
外套のお陰で寒くないが、戦闘には邪魔だが外したら凍死する・・・
自在剣が複数在るしそれを両手に持ち、モンスターと対峙する事にする。
剣を鞘から抜き、精霊モンスターが守ってる場所から離れた場所の、アイスバーンの大地に降り立つと、顔の無い雪だるまの姿をしたモンスターが、氷結した氷の剣腕を前に出し大地を滑る様に、数体が突撃してくるが何とも言えない光景に何だコレと、普通に言いたくなる。
自在剣は剣の長さを意識で、変化させるタイプの剣なので、間合いに入る前に剣を伸ばし貫く、そのまま凪払う様に倒すと只の雪に成る雪だるま。
更に剣で凪払い雪だるまの精霊を減らしてると次は、青白い肌の女性の姿をした、両手に曲刀を持った踊り子の様なダンサーて言う妖精モンスターまで来る。
「大歓迎にも程が在るだろうよ!」
剣の長さを長剣位の長さに変え、走り向かうと向こうも普通にやって来る。
最初の一体の剣撃を火花を散らしながら、左手の自在剣で受け流して右手の自在剣で斬り倒す。
更に来るダンサーを間合いを計りながら対応する、摺り足で周りを警戒しながらダンサーを斬り伏せる。
キューブが倒したモンスターの、ドロップアイテムを回収を始めたみたいらしく、キューブが『回収を始めました』と言って居た。
回収はキューブに任せ、僕は更に先に進みながら応戦する。
雪だるまは私現れないが、大剣で襲い掛かる戦乙女て女性戦士らしき精霊が五体やって来る。
ダンサーもまだ二体居るらしく混ざって居るが、戦乙女て女戦士の精霊戦士の武将の様な三体が更に、後方から刀に手を掛け此方に向かってる。
「歓迎にも程がないかな・・・」
愚痴ても仕方ない、だけどこの戦乙女て精霊戦士は初見殺しだな、見た目完全に人間の女性戦士だし。
鑑定スキル手に入れて無かったら、混乱して何故モンスターと共に攻撃して来るか不明だっただろう。
ゆっくり深呼吸し剣を握り迎え撃つが、此方が動揺してないのが不思議らしいがそれでも走り向かって来る。
誰が元の人間の顔かは分からないが、全員同じ人間の女性の顔で気持ち悪い、ダンサーはちがうけどね・・・その代わり、目は赤いから人間と区別は付くけどね・・・気付けば。
ドレスアーマの女戦士精霊を片付け、赤いドレスアーマの女戦士精霊は大剣を抜き更に加速するが、剣を伸ばし先ずは正面の敵を貫き倒す。
丁度良く貫いた女戦士精霊の後方にダンサーと、武将女戦士精霊二体が運良く貫けていた。
そのまま粒子に成ったのと同時に、動揺してるのか固まった他のモンスターも凪斬る。
再び動き出した女戦士精霊は、間合いを詰め大剣を振りかぶり来るが、攻撃が短調過ぎる。
左手の剣を鞘に戻し近い場所のモンスターを斬り伏せる、周りを警戒しながら次のモンスターを大剣を弾き、素早く切り返し斬り振りかぶった大剣を交わし、払い抜けの様に斬り更に倒し最後に武将女戦士精霊だけに成る。
重そうな鎧兜ポイのに動きが軽やか過ぎる、刀を軽く受け流し弾き刀が手から離れた隙に、一太刀を入れ倒した。
刀は回転しながら雪の大地に刺さった、その刀を抜くと透き通る様に曇り無い綺麗な刃文の刀。
鍔には月とラッパの様な花の細工、調べると大太刀らしく月下美人と表記された、素振りをすると扱い易くそれなりの重さも有る。
「なかなか良い大太刀だ、だけど今はキューブに仕舞っとこう」
キューブに仕舞い不思議な結晶を守る、寒そうな風を纏う不思議な精霊モンスターは、人間と同じ見た目で金髪で美しき白い布の服? を着た、何か精霊て寒くないのだろうか? デスサイズを片手に持つ、白き天使の様な羽を六枚有り此方を見ながら、結晶を守る精霊モンスターのフルリルスは声を何処からか響かせる。
「人間よ・・・・永久氷結晶が欲しければ、私を倒してみるが良い・・・・」
そう宣言し問答無用で、フルリルスはデスサイズを構え襲い来る。
「所詮はモンスターか・・・」
まだ一言も欲しいとは言って無いが、欲しいか欲しくないかなと聞かれたら、興味本位で欲しいと答えるけどね。
フルリルスと対峙し振り下ろされたデスサイズを、バックステップで躱し異界の不思議な、未使用の足袋の様な形状のブーツは、氷の地すら滑らないらしい。
地を蹴る様に剣を構えながら行くと、翼を羽ばたかせ飛ぶが甘い!
剣を伸ばし攻撃すると、剣は右真ん中の翼を貫いただけ、だがバランスを崩したらしく落下するフルリルス、だが落下前にデスサイズを此方に投げて居た、剣の長さを戻し。
「ただでは墜ちないと言いたいみたいだな・・・だが」
落下点から走り移動し追尾しない攻撃は、居た場所から移動すれば回避出来る。
怨めしそうに睨むフルリルス、纏う冷たい風を僕に向けて吹雪の様に放つが、外套の見えないフィールドが防御する。
「これで終わりだ!」
再び剣を伸ばし剣はフルリルスの胸を貫く、そして同時にデスサイズが虚しく地に刺さる。
「まさか・・・人間に敗北するとは・・・」
そう声を残し光の粒子に消えるフルリルス、ドロップした物には精霊の鎧と剣と、フルリルスの永久氷結晶の指輪とネックレスに、ドラゴン白金貨十枚を手に入れた。
不思議な綺麗な結晶は、永久氷結晶と言う不思議な手にしても溶けない結晶で、マグマに投げればマグマさえ一瞬で凍るらしい。
長い時の中で氷の魔力が結晶化し、更に不思議なエネルギーにより変異した、クリスタル結晶化した永久氷結晶らしい。
「何か凄い結晶だが、色々用途も在るらしいな」
宝石の様な若い結晶は浮遊してないが、同じ効果が在るがマグマを凍らせる力はない。
握り拳程のは小さな森を凍らせる位の、効果が在るらしいが此方は濃いブルーの結晶も有り、何か特殊な条件が必要らしい。
一番大きな人の長身の体格の結柱二本と、剣の刃位在る大きさの結晶数本はキューブに入れ、少し結晶を残して湖の中心に向かう道を行く。
シャーベット状の水の下には、モンスターが居るが襲って来る気配はない、途中氷河槍イカや氷河タコに氷河水タコに遭遇したが、墨を吐いたり吸盤触手やら硬い頭で突き刺し攻撃が有ったが、避けられる攻撃だったし叩き落とせたので楽勝。
更にくねくねと道は変わり途中、不思議なモンスターに遭遇した・・・
「氷河水棲薔薇・・・どんなモンスターなんだ」
刺の触手を鞭の様に使い、根っ子の一部触手が湖の中に在るが何故だろうか?
触手は剣であっさり斬れる、まあ普通の剣ではないからあっさり斬れるが、斬った触手から湖の水らしきのが出て凍る。
このモンスターは何なんだろうか?
「あらよっと!」
刺がを放つがでたらめに放ってるらしく、当たりはしないが危ないが当たらなければ無意味。
何ヵ所かピンクや白い薔薇の花が咲いてるが、真ん中で異彩に大きいピンクの薔薇の花に向け、剣を伸ばし貫くと急所だったらしく、光の粒子に成るが刺の数本は危ない角度で、降って来たので飛び攻撃は倒しても要注意らしい。
粒子から珍しく宝箱が20個現れ、不思議な大瓶に入った薔薇蜜や、薔薇の香りがする液体の小瓶やティーセットや茶葉らしき入れ物をや、ラベンダーやエーデルワイスの香りがする茶葉に蜜、回復ポーションや不思議な蜜液体ポーションの花精霊の恵み、精霊の蜜ポーションや妖精のティータイムなど大量に、アイテムを手に入れたが此は後のとある奴に出会い納得した。
何せ生物最強の奴が待ち構えてれば、このアイテムの大量に在る意味は理解出来る。
しかも魔力や体力を回復させるアイテムが、300以上の数が在る意味を知るのだったが・・・
結局この数のアイテムの意味は・・・無い。
キューブにアイテムを詰め込み先を進むと、湖から巨大な氷河化石魚が襲い掛かって来た、岩の様な硬い全身に厳つい目をし太古のモンスター魚らしく、開いた口には鋭き歯を三重に見える。
「やらせるかよっ!」
食われる気は無い、剣を抜き一気に伸ばし真っ二つに硬い全身すら、自在剣は氷河化石魚を斬り倒せた。
近くに落ちてた鱗は、鋼鉄並みに硬い鱗で普通の武器では苦戦しただろう、まあその時は魔法使うけどね。
氷河化石魚の白身は高級魚を凌駕するらしい、だがキューブが回収してると仲間の仇か、再び二体が現れたが1体は剣で目から貫き、素早く戻しバックステップで居た場所から退避し、落下してきた間抜けな氷河化石魚を地面と激突した直後に、頭を狙い剣を伸ばし貫き倒した。
「もう来ない・・・」
更にシャチと同じ大きさの氷河化石魚より、更に二倍大きいヌシが白目で襲い掛かるが。
「バカにデカ過ぎだが、行けぇー!!」
剣を再び伸ばし真っ正面から真っ二つに斬る、斬ると大量の血の雨を回避するために走り抜ける。
振り向けば大量の氷河化石魚の血溜まり、キューブはアイテムを回収してるので、血の匂いに来るモンスターを避けるため先を急ぐ。
外套は血をも弾いてるらしく、汚れは見当たらない。
更に奥に行くと際奥の場所に、巨大な生き物が居たが黒いその生き物は眠ってるらしく、その近くには大地に何か刺さって居た。
更に進み隠密スキルで近づき見ると、永久氷結晶の刃の大剣と剣に何か凄そうな形槍が、氷の大地に刺さり不思議な光を放ってたが・・・
「・・・我が寝てる間に、それを手にはさせん!」
黒き大きなエルダードラゴンが、巨体を起こしながら言うが寒くないのだろうか?
「その武器が欲しければ、我を倒すが良い・・・まあ逃がしもしないが・・・」
逃がしてはくれないらしい、仕方なく自在剣を鞘から抜き構えると、ドラゴンの顔色が変わる。
「!? 待て、その剣は何だ?」
(あの剣はヤバい、我が再び此処で再生しドラゴンに成れぬ、そんな危険な気配があの剣からする・・・)
何か黒きエルダードラゴンが、何故か自在剣の刀身を見た途端に逃げ腰に成った気が・・・
「・・・異界の異世界武器の剣だよ」
「異界の異世界の剣か!」
(我が知る異世界とは別の異界に在る、異世界の武器は危険だ、此はマズイ)
エルダードラゴンは汗を流しながら言う。
「待て、戦うのは無しだ・・・だが、お前は面白い人間だし初めて来た人間だ、お前と旅をしてみたいし場所は忘れたが知り合いの所まで、一緒に旅をしょうではないか」
(果てしない時の中、誰も来なかったし久々に逢いたいヤツも居るし)
僕は思った、こんな巨体な奴と旅を出来るかと。
「そんな巨体なドラゴンと旅をしたら、僕は色々な国から指名手配されるわー!」
「? ・・・人間の姿に成れば良いだろう、さて我が叡知の知識よ我を人間に変化させよ・・・」
〘仰せのままにご主人様・・・〙
何か今『仰せのままにご主人様』と、何か聞こえた気がしたが気のせいだろう、たぶん気のせいのはず。
黒き大きな巨体は光を発し収まるとそこには、黒い長い髪を束ねたナイスガイな長身の男が居た。
顔はイケメンを越えたスペック・・・斬ろうかな、ニヒルな表情にガッシリした体型、鱗は鎧みたいに部分的に身体と腕に足に展開されてる。
あと何か見てるとイラッとするので。
「斬って良い?」
「ちょっと待て、何故に笑顔で我に聞く・・・何故に我に剣を向ける?」
何かイラッとするから。
「無言で剣を向けるな、人間よ!」
「何かスペック高い顔で、腹が立つ!」
「理不尽過ぎるぞ、人間」
ドラゴンは何かに頼みスペックを落としたが、顔面ハイスペックナイスガイから、普通のナイスガイに変わっただけだ。
「我が名はクラストである、人間お前の名は・・・」
少し間を置き名乗る。
「・・・喜一だ」
「・・・・・・何故にまだ機嫌が悪いんだ?」
スペック落としてもナイスガイだからだ、ドラゴンは人間の姿は全員イケメンなのだろうか?
「普通の人間基準の顔と、クラストさんの顔では顔面偏差値を感じるんだよ」
「それ我が悪い訳ではない、理不尽過ぎるぞキイチ」
こうして再開した旅は、エルダードラゴンのクラストさんを仲間にし再開した筈だ・・・
「ならキイチ、我に付いて来い・・・面白い奴らの場所に、キイチを連れて行ってやる」
(久々に酒が飲みたいだけだけどな)
「・・・つまらなかったら斬る!」
「だから、理不尽はやめろ」
大剣の氷の剣に氷剣に、竜槍ドラゴンブレイクを抜き大剣の氷の剣をクラストさんが、自分の鱗を魔力で鞘に変化させ氷の剣を鞘に入れ帯刀した。
「この先のオーロラの丘に行くぞ、キイチ」
「・・・何かニアンスが違うから、ちゃんと喜一と言ってくれ」
〘マスター感じの喜一とお知らせします〙
「分かった喜一」
今また何か聞こえたが、聞かなかった事にしクラストさんの案内で、崖やら険しい場所だがオーロラが綺麗に見える丘? に来た。
まあ普通に崖の気がするが、何か崖の先に見えない道が在る様な感じの場所、クラストさんは迷いなく進み崖の先に広がるオーロラの中に消えた、僕も進み不思議なオーロラの中に入るとそこには・・・
??「次回は僕が出るのだぁー!!」
??「私も出るわよ」