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旅をする者達  作者: 穴にハマった猫
2/23

旅には山賊時々腹ペコ美少女?

故郷の国を出て数ヶ月、僕は盗賊やモンスターを倒しながら旅をして居た・・・

「何処に行きやがった!」

「山賊が若造に出し抜かれて、隠してたお宝を取られたと知られたら、雑魚扱い処じゃあ済まないぞ、てめぇーら!!」


片目眼帯に鶏冠頭の世紀末の様な、ノースリーブの服装に肩には尖ったイガグリの様な、ショルダーガードを着けた山賊の頭が唾を飛ばし叫ぶが、何か色々汚い。


「まさか山賊がスライムを飼ってるとは、隠密スキルの弱点飼ってるとは面倒だな」


隠密スキルはスライム等には通用しないが、とりあえず音を立てずに今は去る。

まあ魔法で吹き飛ばして、金目の物を手に入れる手も有ったけどね。

こうして僕は山賊の金目の物を、万能空間に入れたまま隠密スキルでその場を去った。


近くに山賊をお金に変える役人が居る所は無いし、人数が分からないので夜に再び奇襲する事にした。

モンスターも少ないし遅い昼食を取ってから、戦利品を万能空間から取り出す。


何もない場所に手を入れシートを取り出し、シートの上に万能空間から戦利品を出す。


「結構有るな・・・田舎の山賊にしては」


山賊から奪っ(手に入れ)たお宝は、グリフォン銀貨でそれなりに高い通貨で、神様が作ったとされるグリフォンの刻印が入った銀貨は112枚で、結構貯め込んでたみたいだ。


次はユニコーン金貨は此れも、神様が作ったとされるユニコーン刻印の金貨である、此れは45枚とどんな奴から奪ったお金だろうか?


その上のドラゴン白金貨は無かった、他には普通宝石のキズの有る低品質なルビーやダイヤモンド、宝石の扱いが悪い奴が運んだのだろうか?



【軽くこの世界の貨幣の説明】


・穴空き銅銭

日本の一円位の価値


・銅貨

日本の十円~五十円の価値


・銀貨


日本の百円位の価値


・グリフォン銀貨(グリフォン刻印の銀貨)


日本の千円位の価値


・金貨(統一した刻印無い、色々な国の特色金貨が一般)


日本の1万円位の価値


・ユニコーン金貨(ユニコーン刻印の金貨)


日本の十万位の価値


・ドラゴン白金貨(ドラゴン刻印の白金貨)


日本の百万位の価値


∗神が造った貨幣は基本、宝箱や強敵モンスターからドロップされ流通します、よって貨幣偽造は事実上と技術上も不可能、偽造すると人生終了します・・・生身の肉体のまま煉獄行き。


オリハルコン製の短剣に木箱に入った壺、男やバインバイン女性や男同士のアレな絵画は、役人に渡そう何か盗品の気がするし、絵画に興味はないし芸術は分からないので価値が分からない。


故郷の国にから出て数ヵ月だが、故郷に在る図書館は歴史が古く、この世界が生まれる前から在るらしい。

異界の魔王の力を使った黒魔法や、異界の神の力を借りた白魔法が有るけど、威力が普通の魔法とは違い強力な魔法が有る。


異界の神の魔法は便利魔法が多く、時間が止まった空間が広がる空間、万能空間は最初に形成して固定化する時に、魔力消費する以外魔力消費はない、使える便利な倉庫系魔法である。

しかも術者が死んでも譲渡された人が、そのまま魔力消費せずに使えるらしい。


万能空間は術者のみ中に入ってる物が確認出来る、一応生物も入れれるが万能空間は、沢山の空間に分かれてるし色々な用途に使える様に、オリジナリティー溢れる仕様にしてる。

時間停止した空間なので、中に居ると時間感覚は失われ、空腹などの生理現象は無い、劣化や腐食も勿論ない。

一応悪人収納用空間牢獄は在り、縄で繋がれたまま無限に果てがない空間に放置する事も可能。


脱線したので戦利品に戻ろう、魔宝石のアミュレットの剣は戦闘には向かない、何故かと言うとそれは護符だらけのアミュレットだし、見た目重視が分かりやすいゴージャスさだから。


柄には金メッキとケチってるが、剣の刃は白銀とソコはお金を賭けてるが、何故オリハルコンの剣にしなかったのだろうか?


あと掘り出し物が在り、白銀の小手は幻の太古の昔に起きた異世界の、神と悪魔の王が戦った神魔大戦(しんまたいせん)で、神の方に付いた人間が装備した神が作りし防具の一つ。

それに図書館で読んだ記述通り、重さを余り感じない小手に太古の聖魔法刻印がされて居る。


白銀の小手は着用者の腕力や器用がアップ、石化や混乱等の異常も防ぐとされる伝説の防具だが。

何処かの馬鹿貴族か王族が私物にしたと、旅に出た時に噂で聞いた筈だが何故、片田舎の山賊が持ってたのだろうか?


他は・・・無いしフライ・ドライブの飛行魔法と、隠密で再び行くと探すのを諦めたのか? 洞窟前で、仲間割れをしてたのでしめしめと、呪文を唱えても大丈夫な場所に降り立つ。


隠密スキルは解除せずに魔法を構成する。


「安らかなる風の眠りの精霊よ、かの者達に眠りを・・・スリーピング!」


バタッ


風の睡眠魔法は一度掛かると数時間は起きない、空間牢獄に収納して周りには伏兵の気配は無い。

モンスターらしき気配は洞窟のスライム以外、気配を感じないので一応山賊のアジトの洞窟に、催涙煙玉を投げて反応を見たが何の反応も無いし、一応煙が収まってから再び見て回ったが、スライムを倒したり山賊の予備武器を回収以外特に無かった。


細い街道に戻り深い森の街道を抜け、街道を南下ルートを通り途中日が暮れ野宿をする。

万能空間から鍋に濾過してある水と、故郷で大量に買ってあるガスタンクのノズルと、キャンプガステーブルを出し丸顔のコックのおっちゃんの、絵が書いて有る箱からレトルトを出して温める。


「今日はトントン亭のカツ丼レーションを、食べよう」


お米を水で洗い濾過アイテムに通し、綺麗な水は土鍋に入れてお米を入れて炊く、お米は黄金の風かさやでなかなか美味しいが、かまど炊きかキャンプ焚き火の炎の炊くのが美味いが、服が穴空くし土鍋とか煤だらけに成るがコークスで土鍋料理をすると、なかなか美味しい料理も出来る。


お湯に成ったのでそのまま、カツ丼レーションを入れて置き余熱で温めたまま、テーブルの耐熱鍋ひきに置き万能空間から今朝の味噌汁を出して、少し温いだけだから火を通して温める。


味噌汁はジャガイモとタマネギと、ワカメに豆腐に大根が入った味噌汁、勿論米麹味噌を使った味噌汁だ。


「豚汁は豚肉が無いとな・・・」


豚肉もだが歩きの旅も良いが、故郷の国を出たら故郷の国の暮らし易さが身に染みる。


「まさか列車が走って無いとはね、同盟国なのに交通機関が無い何て思わなかった・・・」


本当に故郷を出ての感想は、何で文明差が在るのか不思議で仕方ない事と、治安が故郷より悪い事位。

山賊や盗賊は故郷にも出るが、大抵は役人や僕ら冒険者に捕まり泣きを見る。

だがこの聖王国エルスは故郷より、多く出現するので旅の資金に困らないが、大抵故郷の賊より弱いのが多いが、格好の趣味が壊滅的なのが多い。


「ノースリーブとかあり得んな」


ご飯が炊けて蒸し終わったので、味噌汁を盛りご飯を特注丼によそい、レーション卵とじカツをご飯の上にインしお茶を出して、湯飲みにお茶を入れて準備完了・・・カツ丼の匂いに釣られた、何かの気配がするが無視して空腹を満たす為に美味しいカツを食べる。


「今日はトントン亭のカツ丼、頂き・・・」


ギュルル~ン・・・


何か聞こえたが無視をし、ダシと卵とカツのハーモニーを味わう。


「安定の極上カツ丼極まるだね」


ギュルル~ン・・・


「至福の極上カツ丼に夜空の星、まあ変なの居なければ更に良い」

「食事を分けて下さい・・・お願いします」

「フィーナお姉ちゃんが、昼に食材を駄目にしたからだよ!」


栗毛の美少女二人が簡易結界の外から、ヨダレを流しながら此方を見てるが無視、トントン亭のカツ丼レーションはそんなにホイホイと、他人に食べさせる量や値段ではないが・・・。


「仕方ない、乾パンで良いよね?」


万能空間から堅い、ドライフルーツ入り乾パンを取り出し、結界のスイッチを解除し常識そうな、栗毛の魔法使いの緑色のローブに、何処かの村娘ぽい服装をした編み込みを束ねた少女は、泣きながら乾パンを渡す。


「シュリーの裏切り者・・・」

「フィーナお姉ちゃんは食べないんだね」

「食べるよ?」


姉妹なのかな? 二人は、お手拭きを持って無いらしいので、ウエットティッシュを渡し手を拭いてからもう少し、乾パンを渡した・・・衛生は生きる上での基本、手袋や手を洗わずに物を食べる行為は体に良くない、ガスで牛乳も温めて居る。


「男のクセに細かい人だね」

「潔癖症かな?」

「食べて体調不良起こして、僕の渡した食料のせいにされたくないからね、はいホットミルク」


使い捨てで買った木製のコップに、暖めた故郷の高原牛乳をホットミルクにして、水龍道具屋で買った隠し味を一滴入れて混ぜた物を渡す、ついでに結界を再稼働させた。


「──!?」

「──!?」

「「知ってるホットミルクと違う!!」」


隠し味に入れたメープルシロップは、ホットケーキにも最高の相性でホットミルクにも合う。

次にココアパウダーをホットミルクに溶かし、食後の一時様に作り残りのご飯を食べてから、デザートをだす。


ゴクリ


何か視線を感じるが無視、水龍道具屋のリゼさんもフォークが止まらない、研究を重ね出来たガトーショコラ。


「もう少しふんわりした感じに、次は作ろう」

「「私達の分は?」」


何故か眼を輝かせて聞く二人を無視し、味わいながらガトーショコラを堪能した。


「「・・・・・・」」

「さて片付けと」


美少女のジト目を無視し、食器を洗い水を濾過して流す。


「何か手間を掛けて色々してるね」

「シュリーすらしない事してるね」


片付けたらテントを出して、他に魔力式ミュージックステレオから音楽を流し、優しく心暖まる音楽が流れる。

図書館で手に入れた魔道書を取り出し、リクライニングチェアを出して、楽な姿勢で地面に刺してあるポールに掛かる、優しく光るナイトランプの灯りの下で読書を始める。


「フィーナお姉ちゃん、私もアレ欲しい!」

「そんな余裕無いよ、あと私達は寝る準備よ」


モンスター皮のテントをリュックから出して、フィーナとシュリーて少女達は設営を始め、使い込んでるテントに安い寝袋に毛布を身体に巻き、テントの中の寝袋に入り眠るみたいだ。


「無用心な二人だな」


もう使わない古いタイプの結界支柱を刺し、再び異界魔王の魔法解読を始める、まあ古いタイプのはモンスターから身を守る位しか、機能しない結界だけどね・・・人間は出入り自由タイプ、学校の訓練学習夜営が懐かしい。


今使えるのは一体の異界魔王の力を借りた魔法、時を止める魔王や空間の力を持つ魔王等が居る、基本この世界には害は出ない魔王に人の身で、魔王に成った温厚な異界の魔王の力なので、どんなに力を借りようとこの世界には影響は無い、異界の世界は分からないが。


そもそも異界の魔王の力を借りるには、それに似合う魔力キャパシティーに精度、魂を闇に呑まれない精神力が無ければそもそも使えない。

精神力は世界図書館の探検で養った、あの妖精にまた会ったらぎゃふんと泣かせてやる。


ふと空を見上げると西の端に赤い月が見える、普通の月だけなら問題ないが、赤い小さな月が見える日は用心が必要。


何故かて? 夜の闇に紛れ、異種族の女性やメスに連れ去りや繁殖行為をしに現れるからだ。

普段遭遇するゴブリンは、好戦的でモンスター最下層で繁殖がスライム並みに沸く、謎が多いゴブリンと。


モンスターではなく妖精族のゴブリンは、里を作りひっそりと魔女やヴァンパイアの手伝いとして、働いてたりするが夜の闇に現れるゴブリンは、赤い月から来た邪悪なゴブリンだ。


特に未婚や若い女性の、尿の臭いを影から嗅ぎ付けると、長い手足で這いながら襲い来る闇の使者、一説では淫ら悪魔の尖兵とも言われて居る。


イヤラシイ悪魔は赤い月に居るとされて居る、淫らな空気や色欲を好む悪魔は結構面倒なモンスターらしく、そこから派遣された手足の長いひょろがりで角が三つ有る、爬虫類の目のようなゴブリンは、人類の女性全ての天敵であるしエルフやハイエルフは特に、奴等が嫌いで夜は聖域に引き籠って居るらしい。


まあ繁みで夜トイレしなければ、朝日と共に消えるゴブリン達に襲われはしない・・・

奴等は夜の闇でしか闇から現れない、たまに馬鹿な召喚者か変な宗教が奴等を召喚しない限り。


「・・・お姉ちゃん・・・トイレ?」

「月見えなかったし、大丈夫だよね」


要らないフラグをありがとう。


「赤い月が出てるから、ゴブリン避けの松明は持てよ」

「「・・・・・・え!?」」


一応ゴブリンは特殊な松明や魔宝石、雷鳴轟く嵐の夜には現れないが、獣モンスターも雷の音が嫌いで現れないが、ゴースト系は何故か増える不思議。


ごそごそとリュックから、ゴブリン避けの松明を二つ出し、もう一人のシュリーて子に火の魔法で点火し、二人はスコップ片手に藪に入って行った。


「何か安そうなゴブリン避けの松明だが、大丈夫なのか?」


数分後に普通に戻って来た、何か緑色の体液まみれで・・・ゴブリンの体液ぽいけど。


「松明そろそろ買い替えだよ、フィーナお姉ちゃん」

「・・・・・・だねシュリー」


青ざめた顔で此方に視線を送るが、もう要らない結界支柱をあげた・・・言って無かったな。


「僕のお古の結界支柱あげたから、大丈夫だよ・・・たぶん」

「「?」」


二人は松明の灯りでテントの周りを照らし、寝る前には無かった物を見てから此方に一礼して、テントに入って行った。

何かテントから『冷たい!』とか『暖かいお湯が良い』とか、テントの中から布の音やら色々聞こえた、何か色々集中出来ないのでテントに入った。


テントの中は万能空間とは違うが、テントの中で快適に過ごせる位は広く魔法付与してるが、所詮テント女の子の少しアレな音に妄想と男としての反応に、メチャクチャ抑えながら煩悩と戦いつつ、無心の心でなんとか眠った・・・たぶん


翌朝さっさと起きまだ寝てるらしき、姉妹? が起きない様に静かに去り霧の中街に向けて歩かず、川に向かって行き股旅用着物を脱ぎ、タオルを温めたお湯で体を拭き顔を拭き、眠気等さっぱりしてから街道に戻り街を目指す。


途中の村で朝採れ卵を買い、数日後にエルステインの街に着き役人に山賊と絵画等渡し、褒賞金を貰い少し高い共同風呂に行き垢を落とす。


「・・・温泉に入りたいなぁ~」

「サウナと水風呂だろう兄ちゃん」


地元民らしきマッスルハゲのおっちゃんが言う、温泉を知らないおっちゃんらしい。


「さて、もう一度サウナに入るか」


水風呂から堂々と隠さずに出て、再びサウナに行くハゲのおっちゃん、身体を温めてから街を散策する。


山賊はユニコーン金貨一枚の褒賞だった、山賊にしては高い報償金だった。

店が並ぶ通りを過ぎ寂れた店が並ぶ場所の、更に壊れ掛けた場所にその看板は在る、水色の龍の看板が在りノブを回し入ると数日ぶりに会う、この店の店主。



「いらっしゃい・・・! ──キーくん」

「リゼさん久しぶり、あとキーくん言うな」



笑顔で手を振るリゼさん、何故かリゼさんは何時も笑顔で出迎えてくれる、青いツインテールに何か怪しく動く膨らみに美しい美貌の美少女、大抵の男はリゼさんの膨らみに釘付けだが僕には通用しない。

だってデカイ派では無いからね、どちらかと言えばおしとやかなシルバーラビットカフェの、看板美少女三人の娘のチノちゃんか、フユちゃんかお嬢様ぽいシャルさんが好み。

小柄で見てて癒されるし、それにフラットホワイトとか美味しいし・・・この後癒されに行こ。


先ずは買い物を済ませる、店の商品を見て回るが怪しげに売れない剣や防具が、また店に紛れてるがリゼさんはコレ容認してるのだろうか?

変に布面積が少ないビキニアーマーや、柄に蛇の細工がされたロングソードに、安そうな革のブーツ・・・



「・・・いつものミックス粉ときめ細かい小麦粉と、上砂糖にグラニュー糖と、頼んだトントン亭のカツ丼レーション入りましたか?」


リゼさんはトントン亭と聞いた途端に、遠い目で此方を見ないで居たので、入手出来なかったらしい。


「カカオなら直ぐに手に入るけど、レーションでなければ他のカツ丼弁当や、ネコネコ食堂の魔法のカツ丼とか入手出来るよ」


ネコネコ食堂は幻の食堂、色々な国の王様や貴族や国家元首等が、喉から手が出る位美味い料理が食べれる不思議な店。

しかも一般の冒険者がダンジョンや、遺跡とか小屋とか扉が嵌まる場所でないと、ネコネコ食堂は現れないらしい。

しかも3日営業し4日休みの店で、予告なく現れ営業してるので運任せに店の扉と、日にちを当てなければ成らない。

まあ数回入ったが美味しかった、コックのオッサンは良い手捌きだし、店主のロマンスグレーの爺さんは洗練された技量だし。

ビーフシチューもカツカレーも美味かったが、明けの雫亭の雫さんが作る料理には勝てないな、また次元の違う美味い料理を出す美少女だし、片ポニーテールに癒されるスマイルは最高だ。


「また私以外の女を思い浮かべてるな!」

「雫さんの料理がまた食べたい・・・」

「むぅ・・・・・・」


何故かは分からないが、リゼさんがむくれたが会計を済ませて店を出て、また微妙な場所でシルバー色のダンディーウサギの看板の扉を開くと。


「いらっしゃいませ・・・キイチさんお久しぶりです」

「あっ! キー君生きてた」

「生きてますよフユフユちゃん」

「フユフユちゃん禁止!」

「キイチさん、何時もの場所ですね」

「何時もの場所でお願いチノちゃん」


禁止と言いつつ何故かご機嫌な、青味在る黒髪セミロングに膝丈青紫色の、エプロンドレスのスカートのフユちゃん、彼女は異世界の人間だが帰る方法をバイトしながら探してるらしい、前に故郷の異世界人の話をしたがどうやら、店が在る国からは遠いし東方暁には店が出現出来ない。


そして、白髪美少女の白いブラウスに茶色のロングスカート姿の、この店の店主娘にして看板娘の、チノちゃんに席に案内され何時もの暖かな日差しが射す、窓側の席に座る。

水を持って来た金髪ボブカットで、黒いリボンがトレードマークにメイド服の様な、ミニスカエプロンに白いニーソックス姿の、見た目や雰囲気等お嬢様美少女のぽいシャルさんが、注文を取りに来た。


「・・・何か他の女の匂いが、複数するわよ」

「買い物して来たからね・・・何時ものフラットホワイト」

「・・・・・・怪しい・・・フラットホワイトね、チノちゃんフラットホワイト一つ」

「ハ~イ、フラットホワイトおひとつですね」


何か疑ってるが何故だろうか? まあ、シャルさんは色々な男性にモテる高嶺の花だからね、何時も何か買って金欠病らしけど、バイト代を何に費やしてるのだろうか?


暫く待つ間に異界魔王魔法を解読を始め、次の魔法のイメージと魔王の性質を解読してたら、何か変な視線を感じるので視線の方に眼を向けると、難しそうにシャルさんが覗いてたが後ろからも、何故かチノちゃんとフユちゃんも覗いて居た。


「「「・・・良くそんな難しい分厚い本読めるね」」」

「解読しないと使えないからね」

「「「?」」」

「フラットホワイトまだ?」

「ハイ、フラットホワイトね」


来たなら早く渡して欲しいなシャルさん、解読を中断して仕舞いフラットホワイトを飲む。


「久々の味だな・・・」

「毎日来なさいよー!」


何故か不機嫌に言うシャルさん、いや・・・頷き同意するチノちゃんとフユちゃん、僕は旅人なんですけど・・・

暫くシルバーラビットカフェで、優雅にコーヒータイムを満喫する事にした。

現状不定期に更新予定です。


??? 作者がのんびり話を書いてるからだろ?


作 仕事しながら話を考えるから仕方ないのですよ。


喜一 次回有るのだろうか?



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