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第二十九話 フィーアの修行

ちょっとした解説回じゃー


〜天空城・訓練場・土曜日〜


フィーアを弟子にしてからはや2ヶ月、放課後の殆どと休日もちょいちょい連れ出して訓練をしていた。

いやーここまで早くコアの魔力に適応するとは思ってなかったなぁ、嬉しい誤算ね。



「短期間でここまでって凄いね」



私を膝の上に載せてソファーに座るリアが少し驚くように言う。



「そうねぇ...ルリとの模擬戦なら結構良いところまで行くんじゃない?」



流石に2ヶ月でここまでは流石に予想できなかったわ。

そんな感想を抱くような魔法...各種上級魔法を同時展開でフィーアはバンバン使っていく。



「たしかに、ルリちゃんなら負けはしないだろうけどいい勝負になりそう」



そんな感想が出てくるくらいフィーアは短期間で成長していた。ちなみに今やっているのはフランとの模擬戦である。


魔法系(ファンタジー)はうちのメンツだと王女組3人が大体同じくらい強くて、その次にリアムとリア、その後にルリ、最後に私の順に弱くなる。トップが一番弱いのはどうなのと思われそうだがそうなってるんだから仕方ない。生身での戦闘は苦手なのー


なんでもありなら私が一番強くて、その後僅差でリアムとフブキ、その後にリアとルリ、最後にクレアとフランの順である。

何でかって言えば昔模擬戦したときに、私は作ったもの色々使えば二人以外誰にでも1分以内で周りにほとんど被害出さずに勝てるし、リアムは周りの被害はすごいが圧倒的火力で力押しできる、フブキは...よくわからん。ファンタジー侍×SF技術で何でかリアムの艦隊と互角まで行ったからこの順位。リアとルリは知らない間にいろんな訓練してたらしくそれなりに動けたからここ、狭い閉鎖空間での模擬戦だったら相当強いんじゃないかな?、クレアとフランは魔法系は訓練のかいもあって相当できるけどSF系に対応するのが難しいらしくここ。


フィーアは現状だと魔法系(ファンタジー)はルリと同等、なんでもありはクレア達と同等くらいかな?


ついでに属性と適性についても思い出しておくかな。

属性は大まかに火、水、風、地、光、闇、無の7種類に分類される。これには弱点も特攻も特にない。術者の工夫と組み合わせで如何様にも出来るのが私の知ってる魔法だ。

適性と呼んでるのはその人が特に得意な属性のことで、別にその属性しか持ってないとかではない。なんなら全員が全属性を少しでも持ってるのが普通ね。...宇宙に出てからその普通が壊されたからどこまでこの知識が通じるのかはわからないけど。

無属性は他の属性とはちょっと違くて、たまにユニーク属性を持ってる人がいるが、その属性も無属性に含まれたりする。



「ん、終わったっぽいね」



リアが大きな音がした方向を見ながら言った。



「だね〜」



向こうで大きな音がしてフィーアが気絶したのを確認したところで模擬戦は終了。

フィーアが起きてから講評をする。



「今回良かったのは魔力の体内循環と魔法の安定性が向上したこと、属性の組み合わせと工夫のバリエーションが増えてきたことね、ちょっとここまで早いのは凄いわ」


「それと回避が上達してきたこともあります、最後の攻撃、あれはクリーンヒットさせようとしたのですが少し避けられましたね」


「んー全部言われたなぁ...じゃ、だめだったところだけど、まだまだ工夫と組み合わせが足りないかな、あと近距離になったときの対処法をもっと充実させたいかな。二人は何かある?」



私、フラン、リアの順に講評をしていく。良くなっているところもはしっかり褒めるし、駄目なところもしっかり指摘していく。



「いや、私もだいたいそんな感じ」



いやまぁ無くはないがあのレベルを今のフィーアに求めるのは酷だろうし今はいいかな。

そろそろ結界についても教えようかな?似たようなのやろうとしてるし。



「そうですね...受け流しと打ち消しに関してはもっと早く正確にできたほうがいいなといった程度ですね」



あーそうね、うん。そのあたりは戦った人が一番わかるわよね。



「ふむ...ありがとうございます!もっと色々実験してみます!」



さっきまで肩で息をしてたのに元気そうにフィーアが言った。私の方針的に本人のやりたいようにやらせるのが一番いいと思ってるから模擬戦とアドバイスくらいしかしないけど伸び伸びやってるようで良かった。



「わからないところがあったら遠慮なく聞きいてね〜」


「はい!」



今や私の密かな楽しみになっているこの時間は長く続けばいいなと思う一方で、これゲームどうなるんだろうと思いながら日々を過ごしていた。


説明したか覚えてないからコアについて少し。

天空城のコアは無限のエネルギーを生み出すことができ、同時にとんでもない演算装置でもある。これは常に一定間隔で特殊波長の魔力を放出する、これは抑えることが難しいのと防犯とかにも使えるため放置されている。しかし周りに垂れ流す訳には行かないので、天空城の結界で止めている。

この特殊波長に適応していない人が結界内に入ると適応するか死亡するかの2択になる。ほとんどは後者。



読んでいただきありがとうございます♪

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