閑話 お正月
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
〜天空城・城内・最上階テラス〜
今年のお正月は帝都には行かずに天空城のテラスでみんなと過ごすことにした。
この階はあんま広くはないけど壁も窓も無く、いくつかの柱と天井がある。だからまぁここをテラスと言っていいのかわからないけどそれ以外の例えが思い付かない。
『皆様、今年1年お疲れ様でした。もうあと1分ほどであそこに見えます新年の鐘が鳴らされ新たな一年が始まります』
テレビではそんなことを言いながら帝都にある帝城にある新年の鐘、日本で言うなら除夜の鐘ね、を映している。鳴らす役は皇帝陛下自身がやるようで、側に待機している。
「まさかこんな年明けを迎えられるなんてね」
「たしかにね、去年までじゃ考えられなかったよ」
私のボヤキにソファーに座っているリアが反応した。そうよねぇ、忙しいけど同時に面白いことも増えてこれからが更に楽しみ!仕事は嫌だけど。
まさか初めて接触した宇宙の勢力が別銀河の帝国だとは予想できなかったなぁそれで今はゆっくりしながら新年の始まりをテレビを見ながら過ごせるとは。世の中わからんねー
「やることはこれからどんどん増えてくだろうし嫌々言ってる暇はないぞ」
リアムがそんなことを言ってくる。わかってるってどうせ貴族になったら仕事が山積みだろうってのは、今ですら結構大変なのに。
「わかってるよ」
「さぼりも程々にね」
ルリにも言われてしまった。なんでバレた...?
...効率的に爆速で処理できるようなシステムつくるかもう
「うぐっ」
「あははっ」
リアが面白そうに笑う。
まぁ、こんな楽しい生活が続けばいいな。
『3、2、1、新年明けましておめでとうございます!』
テレビから鐘の音と共にそんな音声が流れ新年を迎えた。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
この挨拶をみんなでして新年を迎える。
さて!今年も一年がんばるぞー!
...まずは来週の叙爵の儀ね。
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