第一話 クラス転移
第一話目じゃー!プロローグはいいや!
〜日本国・港高校1-1教室・朝HR前〜
とある秋頃
???「眠い...」
???「だな」
俺は中川正博、黒髪黒目で髪が長めのごく普通の男子高校生だ。前の席に座ってるこいつは村野李歩夢、黒髪黒目高身長のごく普通の男子高校生でこいつは中学からの親友だ。
???「はぁ、私ちゃんと寝なさいって何度も言ったわよね?家に突撃していい?」
???「ひろさんも李歩夢さんもちゃんと寝なきゃ駄目ですよ!」
そして李歩夢の隣の席で先に喋った方は赤橋瑠璃、茶髪ボブに黒目のごく普通の女子高校生だ。俺の隣の席であとに喋った方は橘亜香里、黒髪ロングに黒目低身長のごく普通の女子高校生で、二人は高校からの親友だ。
李歩夢「やめろって言ってもどうせ家に入り浸る気だろ、あと駄目だ」
正博「間違いないな、三人共お前の家に入り浸ってるからなぁ」
瑠璃「残念、ならいつもどおり料理しに行くわ」
亜香里「私も行きます!」
李歩夢「そっちは楽しみだな」
と、いつものように4人で雑談をしていると...
クラスメイト1「な、何だこれ!?」
クラスメイト2「え?え!?」
急に教室全体が光り始めた。形はパット見魔法陣のようでその場にいた全員が困惑していた。それもほんの一瞬、更に魔法陣(暫定)が強く光り始め視界は真っ白と化した。他の感覚も殆ど無く更に困惑した。
『たすけ...........邪神が...................生き延び.............』
女の人っぽい声が聞こえるがなんて言ってるかよく聞こえない。聞こえなくなったと思ったらその少しあとには真っ白だった視界がもとに戻り始めた...が、そこは教室ではなく...
〜???・朝方?〜
正博「え?...どこだここ...は?」
周りを見ると森、草原、砂浜、海が見える...そんなことよりも自分の声がおかしい、なんでこんな声が俺の口から出てるんだ?こんなの”女の子”の声じゃないか!?なんか目線も低くなったような気がするしどうなってるんだ!?
正博「はぁ...」
あれから30分、俺は色々と確認をした。それでわかったことは、俺は女の子になった・ここは異世界らしい・俺チート存在?・転移?したのは自分だけではない。といったことだ。意味不明過ぎる、が、まあ状況は多少理解できた。
それぞれ根拠は、
俺が女の子になったは体を色々調べた事とステータス画面だ、性別欄が女になってた。
ここは異世界らしいもステータス画面、あとその種族欄とかでも異世界としか思えなかった。
俺チート存在?は種族欄が真祖系吸血鬼種族【オリジン・オブ・マニュファクチャー】で、所有物欄が天空城となっており、更に無限に等しい程の魔力を持っているようだったからだ。寿命無さそうだし。
転移?したのは自分だけではないというのはこの30分で瑠璃と亜香里と合流できたからだ。
瑠璃「ん?どうしたの?」
正博「いや、これからどう動こうかなと」
亜香里「たしかに、これからどうしましょうか...」
瑠璃「そうね...とりあえずこれを使ってクラスメイトと合流を目指す?」
正博「そうするか、無闇に動き回るよりはいい」
亜香里「合流できるならしたいですね」
瑠璃が言ったこれとはステータス画面の横に3マスある画面のうち一つであるチャット画面だ。ちなみにあとの2つは所有物の確認画面とこれら画面が表示される制限時間?だと思われる。
チャットのおかげでその日の昼頃には李歩夢と合流でき、その日の夕方頃には砂浜でクラスメイトの殆どが集まっていた。
???「みんな、集まってくれてありがとう。変わった者もいるようだがまず情報をみんなで共有してこれからどうするかを決めようと思う」
夕食を食べたあと、今集まってる全員で会議を行うことになった。進行役はクラス委員の山田が買って出てくれた。
大体の者が協力的たったので会議はそれなりに順調に進んだ。そこで集まった情報を整理するとこうだ。
俺達は今異世界の無人島か無人の半島らしきとこにおり、あの教室にいたクラスメイト全員が転移してきている、現状を受け入れたもの受け入れられていない者がいる、全員何かしらの所有物を持っており何人かは種族が変わり性別が変わったものも一人いる。あの転移中に聞こえた声はみんな大体同じだったようだがよくわからないといった感じだ。
その後に今後どう行動するかで大きく揉めた。さっさと脱出したい者もいれば定住したいものもいるし元の世界に帰ろうとする者もいたり、少数に別れようとする者もいた。結果、山田はみんなの意見をまとめきれず一つのグループでまとまることは諦め、いくつかのグループに別れて行動することになった。明日の昼頃まではまだいないものもいた為ここにみんな留まるがその後はグループごとに自由行動となった。
李歩夢「あのー瑠璃?そろそろ離してくれないか?」
瑠璃「いーやー!」
正博「イチャついてるねぇ」
李歩夢「そういうお前もだろ、あとその声と見た目でその言葉遣い変な感じだな」
正博「それはそうだな、そのうち調整するかねー」
亜香里「すぅ...」
状況を説明しとこう、今は会議のときに決まった正博をリーダーとした7人のグループメンバーでさっきの会議場所から少し離れたところに焚き火をしてそれを囲んでいるところだ、んで、李歩夢に瑠璃が後ろから抱きついており、正博は亜香里を膝枕している。他のグループメンバーはそれぞれ横になったり座ったままでみんな眠っている。
瑠璃も李歩夢の膝枕で眠った後、
正博「さてどうしようかねぇ」
李歩夢「これからどう動くかか?」
正博「それ以外ないやろ」
李歩夢「どうするのがいいんだろうな」
正博「選択肢は色々とあるか、まぁ俺の天空城になんとかして移動したいところだな」
李歩夢「天空城か、たしかにそこ拠点にしたいもんだ、俺の所有物うまく使えば行けるかもな」
正博「なんだっけお前の所有物」
李歩夢「軍隊だよ軍隊」
正博「軍隊かー、チヌークとか出せるか?」
李歩夢「出せるな、まぁここじゃ狭いから無理だが砂浜とかなら行けるかもな」
正博「まじか、じゃ明日はチヌークが離陸できそうな場所探して天空城に移動だな」
李歩夢「それでいいか。ちなみに他のグループを助ける予定は?」
正博「あると思おいで?」
李歩夢「ないな」
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