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第十話 吸血衝動

遅くなりました..


〜天空城・秘密倉庫・深夜〜


私は設置されているソファーに横たわりながら思った。

最近なにかおかしい、いや何故かはわかっている、喉の渇きが一向に収まらないのだ。ちゃんと水やお茶とか水分は取ってるから原因がわからない。しかもその渇きが強くなっていくのに伴って自分が弱体化しているようにも感じるから関係がありそうなんだけどさっぱりね。リアムにでも相談してみようかしら?


〜天空城・リアム自室・昼頃〜


「ーーーというわけなのよ」


リアムの部屋に入れてもらって今の状態のことを話した。

リアムはちょっと困ってそうかな?


「とりあえずお前が弱体化してるのが問題で、その原因が渇きにあるんじゃないかってことか?んでその渇きは普通の方法じゃ収まらないと」

「そんなかんじね」


さっき長々と説明したの70文字くらいにまとめられた...まぁ要点は抑えてるからいいか


「んーなんだろうなぁ〜わからん」

「おい」


ものの数秒でギブアップするなよなぁ!?

はぁ、ま、難題だしなぁ


「他にも人呼んで考えるか?リアとルリとか」

「そうね、その二人呼びましょうか」


ヒビキに呼んでもらって少ししたらすぐに二人とも集まってくれたからまた色々と話そうとしたらリアムがさっきまとめたのをもう一度言ったから話すタイミング失ったわ。


「なるほどね」

「...すぐには思いつかないですね」


だめかー。

そこからまたしばらくみんなで考え続けて2時間くらい経過したとき、


「あ...そういえばルーちゃんの種族って何だったっけ?」

「ん?真祖の(オリジン・オブ)吸血鬼(・マニュファクチャー)だよ?」

「あっ、そういえばそうだったな」

「ああ〜」


リアが種族を聞いてきたから答えたら3人とも納得したような感じなんだけどなんで?


「あんたそれ吸血衝動じゃない?」

「あっそういうこと?」

「...多分、そういうことだと思う」

「吸血衝動か、そりゃ普通に水飲んだりしても治らんな、弱体化してるのも納得がいく」


たしかに吸血衝動なら納得行くね、吸血鬼だし血は必要だろう。

でもそうだとしたら問題が...


「吸血衝動の可能性が高そうだけど...誰から吸えばいいの?」


...このあと誰が吸われるかで3人でまた小一時間言い争って最終的にじゃんけんをして決めることになり、リアムが勝った。血を吸われるのになんでだろう...?

ちなみに3人それぞれの言い分は、リアは私はルーちゃんの恋人だから。ルリは吸われてみたいのと貧血気味のリアには吸わせられないから。リアムは自分ならなんかあっても一番なんとかなるから。だそう。私は言い争いを始めて5分位は止めようとしたけど諦めました。



美味しい。凄く美味しい。


リアムの血を首から吸ったあと、部屋が凄く静かで雰囲気がおかしかった。周りを見渡すと、リアムは顔が真っ青で...やべ吸いすぎたかもしれない。リアとルリは真っ赤にしていた。


「なにかあったの?」


とりあえず聞いてみることにしたけどほんとに何があったんだろう?...そういえば吸血中の記憶が曖昧ね。何かやらかしたかしら...と思っていたらほんとに何かやらかしてたっぽくて。


「「絶対私達以外の人の前で血を吸っちゃだめ!(です!)」」


とお怒りがとんできた、なんで?


「わ、わかったわ」


二人から掛かるとんでもない圧力にめっちゃびっくりした。怖っ。まぁやっぱ私がなんかやらかしててそれが人様に見せられないようなことだったんだろう...ほんとに何やったんだ私。


それから私の血の供給が途切れないように3人交代で定期的に少しずつ飲むことになった。もちろんこの4人の誰かの私室で。

あ、リアムは数日寝たきりだっけど復活した。次からは気をつけないとね。


やっぱりあの時怒られたのが気になってヒビキに聞いたら、何故かこっそり録画していたその時の動画を見せてもらって私が自室のベットで暫く悶えたのは言うまでもない。

えー急ですが第一章はあと1、2話と閑話で締めて第二章にさっさと入りたいと思います。


読んでいただきありがとうございます♪

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