2話 ステータス
〜〜〜 私の部屋 〜〜〜
……あれ?ここ何処?なんかとてつもなく広い部屋にいるのだけど
え〜と、確か学校に向かってて
そして……あっ、思い出した!転生したんだった
で、転生したあと3年間は転生前の記憶がない状態で過ごしたんだった
まぁ、赤ちゃんの状態はねぇ、なんか、あれだよね
ちなみに思い出す前の自分の記憶はちゃんとあるよ
母親の名前はマリサ・アイリス・アルテリノ、父親の名前はカリオ・アイリス・アルテリノ、そして私の名前はアリア・アイリス・アルテリノ
……奇跡的だよね、女神様と同じ名前だよ、やったね!
はぁ……神様と同じ名前って良いの?
宗教的に駄目じゃない?
あと、もう気づいているかもだけど私の家はかなり偉いらしいよ
けどどれぐらい偉いのかは知らないのよね、外にも出たことないし
まぁ、いいか
さて、記憶も思い出した事だし、早速……魔法を使うよ!
いや〜、アリアがこの世界には魔法があるって言ったところから使いたかったのよねぇ
まずは魔法を使う為には魔力操作だよね
まず最初に魔力を感じなきゃ
う〜ん……あれ?なにか違和感が……なんとなく転生前の身体と転生後の身体で何かが違うな、血管に血以外の別の何かがあるような……もしかしてこれが魔力かな?
試しに魔力を活性化出来ないか試してみよう……あっ、出来た、あとなんとなく身体が頑丈になった気がする
よし、これを身体強化と名付けよう
次に魔力を外に出そう、手のひらの真ん中に魔力がでる穴を作るイメージで……何も無いな……失敗か、他のイメージを考えないと
……いや、良く見たら手の上の空間が歪んでる?
と言う事は魔力は透明なのか
じゃあ次に魔力を…コンコンッ
おっと誰か来たようだ
ガチャ
「アリア様、朝食の準備が出来ました、食堂へお越し下さい」
「分かったわ」
さて、早速行こう
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
〜〜〜 食事部屋 〜〜〜
はぁ、朝食も疲れるのよね、偉い人の家だから行儀良く食べないといけないからね
音を立てないように肉を切ってと
ちなみに喋ったりはしないよ、行儀悪いからね
そういえば偉い人の家って事は政略結婚しなきゃいけないのかな、政略結婚はいやだな〜愛の無い結婚ほど人生を無駄にする行動は無いよね、しかも私は不老不死だから先に夫が死ぬのはちょっとね
さて、食べ終わったし部屋に帰るか
「待てアリアよ」
カリオに呼び止められた
「何か御用ですかお父様?」
「あぁ、アリアももう3歳だろう?」
「はい、そうですね」
「だからな、そろそろ教会に行くぞ」
「何故ですか?」
「あぁ、アリアには言っていなかったな、人にはステータスというものがあってな、ステータスはステータスカードでわかるんだがそのカードは教会で貰えるんだ」
へぇ、そうなんだ
「で、3歳になったらそれを貰いに行くんだ、ステータスはHP、MP、STR、CON、POW、DEX、APP、SIZ、INT、EDUの10つある」
へぇ、TRPGみたいなステータスだな
「それと、APPとSIZとEDUは大人のときの数値になっている、変動もしない」
なんで未来がわかるんだ?
「他にもレベル、スキル、加護がある、とは言ってもスキルを最初から持っている人は少ないし加護持ちはさらに稀少だ」
「そうなのですね」
もう戻って良いかな
「では、私は部屋に戻りますね」
「あぁ、教会へは明日行く予定だからな」
「分かりました」
近くない?もっと早く言っても良かったよね
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
〜〜〜 教会 〜〜〜
今日は、教会に行く日なのだけど驚愕の真実を知ったんだよ、それはね、私……王族だったみたい、第1王女だよ、凄くない
まぁ、それは良いのだけどさ、王女が教会でステータスを見に行く、その意味わかる?
そう、めっちゃ注目されるんだよ
現在進行形で、めっちゃ見られてるからね
はぁ、諦めて、さっさとステータスカードをもらって帰ろう
早速教会の中に入ってと……
うわっ、行列だな
並んで待つか
数分後……
よし私の番だ
「このカードに魔力を込めるか血を垂らしてください」
じゃあ魔力を込めよう
ピカァ
少しだけカードが光り文字が表れた
読むのはあとでにしよっと
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
〜〜〜 私の部屋 〜〜〜
さて、家についたし見るか
名前 アリア・アイリス・アルテリノ
Lv,1
種族 神人
HP ∞
MP 1265
STR 68
CON 75
POW 65
DEX 70
APP 89
SIZ 5
INT 89
EDU 90
スキル
世界記憶 不老不死 無詠唱 神眼 譁�ュ怜喧縺� 譁�ュ喧縺� 武法辞典 隠蔽
加護
アリアの友人
うわ〜、何このステータス、と言うかSIZ低く過ぎるよね、130cmぐらいだよね、と言うか最大18じゃ無いのかよ
はぁ、さすがにこのステータスは見せられないな、あっ、スキルに隠蔽があるじゃん、隠蔽しよっと
……ところで何この文字化け、分からないしアリアに聞こうっと
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
〜〜〜 アリアの部屋 〜〜〜
「アリア〜」
「な〜に〜?」
「ステータスに文字化けがあるのだけど」
「え?あっ、本当だ、私の神眼なら分かるかな」
「……分かった?」
「…………」
「アリア?」
「あぁ、ごめん、なんの話だっけ」
「も〜、文字化けの話でしょ」
「あぁ、そうだった」
「で?なにかわかった?」
「う〜ん、それが分からなかったんだなよね」
「そっか〜、じゃあもう帰るね」
「うん、じゃあね〜」
アリアが戻った後……
「……行ったか」
アリアは悩んでいた
「……才能って言うものは凄いものだよね」
アリアが神眼で見たものはこれだ……
名前 アリア・アイリス・アルテリノ
Lv,1
種族 神人
HP ∞
MP 1265
STR 68
CON 75
POW 65
DEX 70
APP 89
SIZ 5
INT 89
EDU 90
スキル
世界記憶 不老不死 無詠唱 神眼 神格 創造術 武法辞典 隠蔽
加護
アリアの友人
「まさか神格を手に入れるとはな〜」
神格とは神になり得る存在に与えられるスキルだ
「しかも創造術まで……」
創造術は無から有を創り出すスキルだ
「……そのうち私と同格……いや、上位の存在になるかもね」