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撮影中はお静かに!  作者: 南野琳音
6/7

第6話 爆食いゲロッテシモ



―それは突然の突然のことだった。




いつもの講和室でダラダラしていた、ミク、リッカ、カレンの3人。



「ユウカ来るの遅いねぇー、リッカあんた同じクラスなんだから何か知らないの?ん!このミカン美味しいわね!」



ミカンを食べながらユウカの心配をするミク。



「なんか、忘れ物取ってくるとか言ってさっき取り行きましたよ!あ!ほんとだ!このみかんうんまぁぁい!」



「それ先に言えよ!でも忘れ物を取りに行ったにしては、遅くね?」



「確かに遅いですね、1人で賢者タイムにでも入ってるのでしょうか」



「お前と一緒にすんな変態マゾ、ユウカは賢者タイムに入る時の節度くらいわかってるはずだ!」



「そうでしょうか、ユウカさんにだってムラムラしている時はあると思いますよ。私は常にムラムラヌレヌレですけど!」



てへ!と意味不明にベロを出すリッカ。


「うん、お前の事はどうでもいい。」


間髪入れず突っ込むミク。



本当に遅いなぁちょっと見てこようかなと思ったその時…

バタン!勢いよく扉が開いた、そこに誰が居るかなんて皆お分かりだろうそうユウカ本人だった。


あまりの勢いぶりにみんな呆気にとられていたがミクが


「も、もぉー!どうしたの?遅かったじゃない!ほんとに賢者タイ…じゃなくて本当に心配したんだかぁら!」


「ごめんごめん!ちょっと忘れ物が多くて運ぶのに苦労してたのよ」


「そっかぁ、そうだったんだ!で!その大きな荷物わ?今日の企画で使うやつなの?」


ミクはその持ってくるのに苦労した大きな袋が気になった。


「よくぞ聞いてくれたわ!ミク!そうこれこそが今回の企画!題して「チキチキ!食べ物は粗末にしちゃダメよ♥目隠しして薬味ビーンズの味を当てろゲーム!」よ!」


なんだろうこの、嫌な感じ嫌な予感しかしない。だってあんなに笑顔なユウカ久しぶりに見たもん!アレヤバいやつやもん!


「これってあの、ハリー⚫ッターにでてくるあの薬味ビーンズ?」


「そう!それよ!今日はその味当てクイズをみんなでやろうと思うの!どう?斬新なアイデアでしょ!?」


「え!?なにそれ楽しそう!」


「そうでしょそうでしょ!時間もないし早速撮るわよ!」



こんのアホカレンは薬味ビーンズが何なのかも分からず出しゃばりおってゲロの味があるかも知れないのにアホ!今日の夜たんすの角で小指ぶつけて死ねばいいのに!


「どうしたのミク?死にそうな顔してるわよ?」



「ん?ううん!なんでもない!でも薬味ビーンズってあれでしょ?色々と不味い味のものとか入ってるんでしょ?大丈夫なのゲロとか吐いちゃったら動画的にも悪影響じゃない?」



「そんな事ないわよ!動画の概要欄に閲覧注意とでも書いとけば大丈夫よ!」



「いや、そういう事ではなく…」


「何か問題でも?」


でた!この笑みいつもの怖い笑み逆らえにくいこの目ほんとに嫌だわぁー



「う、ううん何でもないよぉー」


そしてこれに何も言い返せない私!もう嫌だトホホ。




―撮影開始




「こんにちは!こんばんは!高女会へようこそ!リーダーのミクです!」


「リッカです!」


「ユウカです!」


「カレンです!」


「今日の企画は何とユウカが考えたらしいので今日は、ユウカの進行のもと動画を進めて行きたいと思います!ではよろしく!」


本当は、主導権渡したくないけどしょうがない!やってやろうじゃない公開処刑罰ゲーム企画!


「はぁーい!では、今回の企画はこちら!チキチキ目隠し薬味ビーンズ味当てクイズー!」


ここは、編集でリッカがぱちぱちと拍手の効果音を入れるだろう。


「では!早速ミク、リッカ、カレンの3人は、この目隠しを付けてくださぁい!」


くっそう何も抵抗出来ずに薬味ビーンズ当てが始まってしまう最悪だ。こんな事が起きるからユウカの企画は嫌なんだよ!


「はぁーい、みんな付けましたねぇでは!第1問!みんなアーンしてくださいねぇー。じゃぁまずリッカから!


「あーん!んぐんぐこれは!ふむふむ分かりました!」


ん?リッカが普通に食べているとゆう事は普通の味かなら良かった!


「はいじゃぁつぎ、ミクねぇー」


普通の味だったら何も問題ないさ!さぁ来い!


「あーん!」


もぐもぐもぐ普通の味だと思い噛み締めるミクだが、あのユウカがそんな事をする訳もなく…


「ん!ウプグォゲロオロロロロロロロ」


な!なんだ!この味は全然普通の味じゃないじゃないか!これは!鼻くそだ!鼻くそ味だ!口の中をベッタリグミが絡まり鼻をつくような異臭、臭い!不味い!なんでこんなものをリッカは普通に食べていたのだ!は!リッカは!普通じゃない!汚物そのもの人間の汚物汚物んナイツだったあいつは!くそ!やられた!初っ端からこんなにキツいのが来るとは思わなかったやられた。これは身が持たない。



「ねぇねぇ?どうしたのミクさっきから唸っているけどねぇこれ大丈夫なの食べてもねぇ!大丈夫なの!」



「大丈夫に決まっているじゃない!さぁ次はカレンあなたのばんよォはい、アーン」


「いや!私は食べたく!ング!」


嫌がるカレンに無理やり食べさせるユウカ。



「ん!?んぅぅううう!グポゲポポポルッテシモォォォオオオ!」


「ん!どうしたカレンカレン!」


「あらあら、カレンちゃんあまりの美味しさにゲロしながら失禁フィーバーしちゃったみたい」



何とゆうことだ、まさかこんな事態になってしまうなんて、でも好都合だこのことを口実にして企画をお蔵入りにすれば…


「あ、あー!なら脱落者が出たとゆうことで今日の企画は中止とゆうことに…」



「なにを、言っているのミクそんな事あるわけないでしょうに!みんなが美味しさで失禁するまで食べさせるわよ、それが食リポとゆうものでしょう!」


「いつから!いつからこれは食リポになったのよ!」


「うるさい黙れ!今日は私が王なのよ!しっかり働きなさい!」


「あはぁ!リッカはいつまでもユウカ様の雌豚ですぅ!」


あぁ、もうダメだこいつらこんな命知らずのデスゲームを進んでするなんてあぁ、早く帰りたい。


「あなた達、忘れていないからしら?まだ味の答えを聞いてないわよ、私がせーのって言うからそしたら一斉に答えなさいいいわね?」


「なにこれ、まだ味あてとかするの?馬鹿なの?ユウカって馬鹿なの?」


「はい!ミク口答えしない!ムチで打つぞ!」



「ひぃ!ごめん!答えるからぁれ」



「よろしい!ではせーの!」


「30代デブっちょ男性サラリーマンの鼻くそですぅ!」


「鼻くそ味!」



ふぇ?ふぇ?リッカ今なんて言ったっけ?ふぇ?おっさんの鼻くそ?ふぇ?そんな事ないよねないよね?ふぇ?ふぇ?だって薬味ビーンズだもんね違うよねただのグミだよね?


リッカの意味不明なくらいに的確な答えに戸惑うミク。



「――正解わぁ!!なんと!リッカの30代デブっちょ男性サラリーマンの鼻くそ!でしたぁ!」



ふぇ?



「いやぁ!さすがね!リッカ伊達に雌豚マゾを名乗っているだけじゃないわね!褒めて遣わす!」



ふぇふぇっふぇ?



「いやぁ!ありがとうございます!ユウカ様!これぐらい雌豚の嗅覚なら当たり前のことですよ!さぁ!次の問題に行きましょう!」



「ミクも惜しかったわね!鼻くそまではいい線なのだったけど正確さでリッカに負けたわね!でも気を取り直して!次があるわ!」



次?次があるの?デブっちょ男性サラリーマンの鼻くそを食べさせられたあとの次があるの?重すぎない?重すぎるよね?もうやばいよね?ね?私壊れちゃうよ?ふぇ?



「どうしたの?!リッカ!元気だして!次の問題はちょっと簡単だから!ね!?大丈夫よね!?」


そのユウカの不敵な眼差しに私はどうすることもできなかった。


「ふぇ?」


「いい返事ね!では次の問題!今回はちょっとイージーよ!ではリッカあーん!」


「ふぁい!あーん!ング!?グポゲロろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろウプゲ、ゲ、ゲロッテシモォオオオオオオオ!!」


「ふぇ?」


何が起こったか分からずアホ顔で待機する、ミク。



「うぅーんどうしたのかしら、リッカが失禁フィーバーしちゃったみたいこれで二人目ねなんで失禁したのかユウカ分からないわ!」



え?なんで!リッカってゲテモノ汚物に免疫あったんじゃないの?なぜ?そんなにゲテモノだったのだったら私食べたら死ぬんじゃないの?え?死にたくないよ?まだ処女よ?彼氏なしよ?彼氏なし=年齢の腐れ処女よ?こんな所で死ねないわ嫌よ!いやぁぁあ!



「まぁ仕方ないか、じゃぁミクあぁーーん!」



「嫌だ!嫌よ!こんなの食べたくない!死にたくないよぉ!嫌だ!うわぁぁーーん!」


「あ!こら!動くな!動くなって!動くなって言ってんだろうがぁぁああ!」


嫌がるミクに無理やりグミを口に入れるユウカその形相は鬼畜大魔王である。


「んグゥ!?うう!!…ん?」



ふぇ?またおかしくなったのか?え?これ普通に美味しいんだけど普通にメロン味のグミなんだけど…



「――え?メロン味?」



「おぉ!そう!当たりよ!これは普通のメロン味!多分リッカが倒れた理由は、ゲテモノを予想してたのに普通の味でゲロッテシモしたみたいねあの子はもう普通の味は食べれない体になっちゃったみたい」



「そうなのか!なんだ!そうなのかぁ良かった良かった!こんなにメロングミが美味しいなんて知らなかった!いやぁ!生きてて良かったよ!本当に!」



「そう!それは良かったは!じゃぁ次の味いってみようか!」


「ふぇ?ふぇふぇっふぇ?」



「ふぇのふぇ返し!」


「ふぇふぇふぇっふぇ?」


「どうしたのよミク、いきなりふぇばっかり言っちゃって頭がふぇフィーバーしてるの?」


「い、いやだってもう、私1人だしもうやらなくても良いんじゃないかなってぇ思って…」



「何言ってるの!これはみんなが失禁フィーバーするまでするって言ったじゃない!もうおバカさんなんだから」


そんな可愛い表情で言われても無理でしょ?やばいでしょこのサイコパス頭おかしすぎるやっばぁこいつやっべぇわアヒャアヒャあひゃひゃひゃひゃひゃもう私も可笑しくなってきた。


「さぁ!ミク口を開けてぇとっておきのグミがあるからぁあはぁ!さぁ!さぁ!さぁ!」



じりじりと詰め寄ってくるユウカ。


あぁ私の人生はここまでのようだ、お父さん、お母さんいつもありがとう。お父さんはいつも家で性行為すればいいのにお母さんにアパ予約してと言い夜の12時になったらアパホテルに行き性行為してましたね。お母さんはいつも二段重ねの弁当に白米オンリーのお弁当でしたね?あれはなんですか嫌がらせですか?でも私はそんな二人が大好きでした。今までありがとう…あと娘にアパ予約してと言った時はもう親子の縁を切ろうかなと思っていました。本当にありがとう。


「あぁーーーん!」



あぁもう終わりだ…その時



ツルッ


「あ、、」



ドガスカスカバッシャァーーン!

物凄い音がなった。



「ん?」



何事かと思い、目隠しを外してみるとユウカが白目を剥いて失禁フィーバーしている姿がそこにはあった。



なるほどそう言うことか、ユウカはとっておきのグミを食べさせようと私に詰め寄って来ていたのだがその途中で失禁フィーバーしたリッカの小便で足を滑らしてそこから後頭部をうち気絶しそのまま失禁フィーバーしたらしい。



「ふぅー!まぁ最後は色々とこんがらがったけど何とか無事に生還出来たみたいね」



本当に最後らへんは意味が分からなかったが。何はともあれ終わった事はしょうがないこのままこっそり帰るとしようと立ち上がろうとしたその時…



ツルッ



「ふぇ?」



パクリ


「ふぇ?」



ミクも誰のか分からぬ小便に滑ってしまい転んだのだがユウカが下敷きとなり助かった。


「ふぅ、危ない危ない私も失禁しちゃうとこだったぜ、ん?なんだ口の中に何かあるなんぐんぐ」


「ん!」



これはまさか、ユウカの手にあのとっておきのグミがない!まさかまさかまさか!滑った時に口に入ったのかぁぁあ!!



「ングングングゥゥゥウウウ!!」



「ゲポポポルッテシモゲロロロロロロロロロロロロロゲロノゲロッテッシモォォオオォォオオオオ!!!」






今日のは過激すぎてやばいですよォー!

ぜひ見てくださいねぇ!

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