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183.【リアクション】という【描写手段】(第1回)(2024.11.02)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。


 さて私、【説得力】というものに大変【価値】を感じるクチです。

 というのは【表現】として【洗練】を好みますからで。裏を返せば【手前味噌】は好きになれない、というわけですね。なので例えば『【芸人】が、【自分】の【ギャグ】がどう【面白い】のか【説明】する【姿】』というものには、相応の【痛々しさ】を感じてしまうわけです。


 この【手前味噌】、実はかなり【深刻】な【地雷】を踏んでいると私は見ています。一方で、【作者】としては使いたい【心理】があることも私としては【理解】はできます。


 ということで今回は【説得力】、【手前味噌】の【地雷】とその【代替】となる【表現】の一つ、【リアクション】についての【考察】です。

 よろしくお付き合いのほどを。


 ◇


○【手前味噌】が踏む【地雷】


 さて【説得力】を醸そうとする上で、私は『【手前味噌】がかなり【深刻】な【地雷】を踏んでいる』と【表現】しました。


 この【地雷】、【手前味噌】を【作者】の【心の声】として【翻訳】してみると、【認識】しやすくなるものと考えます。


「【観客】のみんな、(【作者】の)【思い通り】に【操作】されてよ!」


 この場合の『【思い通り】に【操作】される』とは、『【思考の自由】を【放棄】して、【他人】(である【作者】)の【思い通り】に【思考】するようになる』ということです。この【作者】の【意図】を【極言】すれば『(【観客】に対して)【洗脳】を受け入れて【奴隷】になれ』というわけですね。言い換えると『“【思考の自由】に対する【侵略】”を受け入れろ』ということになります。


 こう【表現】してみると、【手前味噌】の【裏側】で【作者】が抱える【欲望】は大変にえげつない【方向性】を持っている――ということが伝わるのではないでしょうか。

 ただしもちろん、【欲望】に対しては【作者自身】が【理性】をもって【自制】を働かせれば済む話です。そう考えれば、【社会】というものが『人が【理性】で動くこと』を【前提】として【成立】している――と【実感】できると申すもの。『思うのは【思考の自由】。実際の【言動】を【理性】と【自制】で【制御】できればいい』というわけですね。


 ただ、ここで【作者】が己の【手前味噌】を【自制】せず、あまつさえ【傲慢さ】を示してしまったりした場合はどうでしょう。例えば【傲慢さ】として、次のような【言動】を示した場合です。


・【作者】「この【表現意図】が汲み取れない【観客】は【××】(【侮蔑的表現】)だ」


 この場合、『【作者】には【欲望】を【自制】する【意志】はない』ということになります。それどころか、この【言動】には「【思い通り】の【奴隷】にならないなら【攻撃】してやる(この場合は【侮蔑的表現】で)」という、【身勝手】かつ【攻撃的】な【意志】すら込められてしまっているわけですが。


 もちろん、【程度】の【強弱】はあります。【自覚】できるか否かという【感度】も【関係】するでしょう。ですが【方向性】についてはそのままです。【身勝手】かつ【攻撃的】な【思考】そのものを抱いてしまうところまでは【自由】の【範疇】ですが、それを【言動】に出してしまったなら【自制】の【不足】は否めません。


 かくして【作者】が【自制】の【不足】を【露呈】したなら、【読解力】の高い【観客】ほど【敏感】にそれを読み取ることになります。


 これが何を意味するかと申せば。

 『【自制】の【不足】する【作者】からは、【読解力】の高い“ありがたい【観客】”ほど逃げていく』ということです。


 【理由】は二つ。


・【作者】に【自制】が【不足】しているなら、その【作品】にも【自制】は【望み薄】であり、【押し付けがましさ】や【工夫の欠如】で【つまらない】と【予測】できてしまうから


・【作者】に【自制】が【不足】しているなら、【作者】が【不都合】と感じた途端に【攻撃】されるのが【予測】できる(実際【作者自身】がそう匂わせている)から。しかも【不都合】には『【感想】を含む【反応】が【不都合】』、『そもそも【反応】がない【不都合】』が含まれ得るので、『【作者】の【奴隷】として【言いなり】にならない限り【攻撃】される【事態】』さえあり得るから


 もちろん、逃げ出さない【観客】もいるでしょう。ですがそれはあくまで【観客自身】の【思考の自由】に基づく【意志】です。【作者】の【功績】などでは、決してありません。ここで【観客】の【思考の自由】を【作者】が【無視】し続けるなら、もちろん【観客】に【愛想】を尽かされるのは【時間】の【問題】というものでしょう。


 要は【観客】をはじめ、『【他者】の【思考の自由】を【尊重】すること』は極めて【重要】と、私は【認識】しているわけです。


 「じゃあどうすれば?」という【疑問】は、もちろん私も【想定】しております。以下、【思考の自由】を【尊重】する【表現】の【例】として、【リアクション】についてお話しして参りましょう。


 ◇


 さて、今回は一旦ここまで。


 【手前味噌】は実に【危険】な【地雷】で、そこには【作者】の【作者】の【自制】の【欠如】が透けるものです。これは【観客】の【思考の自由】をいずれ【侵略】しかねないものですから、【読解力】の高い“ありがたい【観客】”ほど読み取って離れていくことになりかねません。


 そこで【思考の自由】を【尊重】する【表現】の【例】として、【リアクション】を取り上げて参ります。

 まず次回は、その【位置付け】からですね。


 よろしければまたお付き合い下さいませ。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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