表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

179/217

177.【予告編】に関する【一考察】(第2回)(2024.09.21)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。


 私、【あらすじ】欄へ書き込む【内容】については大いに悩んだ【経験】を持っております。


 何せ【額面通り】に捉えれば、【あらすじ】は公募原稿で求められる【梗概】と【同義】、つまり【作品全体】の【要約】です。私としては「え、全部【ネタバレ】って、それでいいの?」と【躊躇】しますもので。


 では、【あらすじ】欄の【内容】として望ましいものは――というところで。


 前回は、【あらすじ】欄へ書き込む【内容】について私なりの【考え方】を【ご提示】してみました。


 【額面通り】の【梗概】や【あらすじ】は、公募の【選考委員】でもない【観客全員】が求めるもの〝ではありません〟。

 『【観賞】前にいきなり【核心】までの【ネタバレ】をぶちまけられた』として、喜ばない【観客】も相当数は【存在】するわけです。

 また【Web小説】、しかも【連載】という【公開形態】も考え合わせれば、そもそも【額面通り】の【梗概】や【あらすじ】、つまり【核心】まで含め【ネタバレ】が【選考委員】でもない【観客全員】を喜ばせることにはなりません。


 と、ここまでを【確認】した上で。

 今回は【あらすじ】欄の【可能性】欄について【考察】してみましょう。


 ◇


○【考察】:【あらすじ】欄の【可能性】


 さて。

 『【あらすじ】欄の【内容】は、【選考委員】〝だけ〟に向けられたものではない』と私が断ずる【背景】には、『【あらすじ】欄を通して、【作品】の【周辺体験】が【観客】にとって豊かになる【可能性】が【存在】する』という【持論】があります。


 例えば【文庫本】の【裏表紙】には、【あらすじ】ならぬ【アオリ文】がよく添えられていますね。この【アオリ文】の【内容】は、別に【作品】の【要約】に徹しているわけではありません。それどころか、【意図的】に【内容】を伏せていることの方が多い――と私は感じております。


 これには『【アオリ文】で【ネタバレ】してしまっては【購買意欲】を削ぎかねない』という【背景】もありましょう。ですが、ここに込められた【表現意図】は、私の観る限りそれだけでもありません。

 私が【観客】の一人として【アオリ文】から感じる【表現意図】には、少なくとも『【作品】に対する【期待】を煽ること』が含まれているのです。


 ここで。

 『【作品】に対する【期待】を煽ること』を【アオリ文】の【表現意図】に(文字通り)含めるならば、です。【アオリ文単体】が【面白さ】を備えていなければ話になりません。

 もし【アオリ文】が【面白くない】としたら、さてどうでしょう。例えば【面白くない】という【意味】では【最右翼】によく位置付けられる【校長先生の長話】、ちょうど【中身】を【作品】の【感想】と【想定】して、しかもその【冒頭】だけ【工夫】もなく【アオリ文】として【掲載】してあったとしたら。私ならその【アオリ文】で引き返してしまいそうです――【作品本体】を【つまらなく紹介】されてしまっているわけですから。


 これとは逆に、【アオリ文単体】がただならぬ【面白さ】を放っている【場合】も、もちろんあります。時に【アオリ文】の【面白さ】で煽られた【期待】が、【作品本体】の【出来】すら上回る【場合】すらあります。

 こうなったら、【観客】としてはどうでしょう。【作品本体】の【中身】を確かめずにいられなくなる――という【可能性】は、どう観ても【無視】はできませんね。


 ということはこの【段階】で、『【あらすじ】欄に書き込む【内容】の【面白さ】を【追求】する【意義】』というものは、その【存在】を【確定】することになりますね。


 ◇


 さて、今回は一旦ここまで。


 例として【文庫本】の【アオリ文】に【着眼】してみると、この時点で『【作品】には【本編以外】における【楽しみ】も【存在】している』ということが判ります。この『【本編以外】における【楽しみ】』を、私は【周辺体験】、ただしその中で【プラス】の【事例】と位置付けております。


 この【周辺体験】については、次回お話ししてみましょう。


 よろしければまたお付き合い下さいませ。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ