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167.【程度問題】、その【裏表】(第1回)(2024.07.13)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。


 私、よく耳(眼)にする【お悩み】というものに、こんなものがあります。


・【お悩み】「どの【程度】まで○○すればいいのだろう……」


 この種の【お悩み】としてよく見られる【例】としては、『【説明】と【描写】について』が挙げられますね。【作者】としての【力】の振り分け方、あるいは【作品】における【分量】の【配分】、そういったものを『【どちらへ】、【どの程度】割り当てるのが【正解】なのか』――【お悩み】の方々はその【着地点】とでも呼ぶべきものを求めておいでのように、私には映ります。


 ですがこの【お悩み】、よく耳(眼)にはするのですが、【解決】の【目処】に関しては全くといっていいほど聞きません。

 であれば【考察】を巡らせてみる【価値】もありそうです。


 というわけで、今回は【程度問題】を掘り下げて参ります。

 よろしくお付き合いのほどを。


 ◇


○【観察】:【程度問題】『【説明】と【描写】について』


 さて【程度問題】なるものに【考察】を巡らせていく上で、まずは『そもそも【程度問題】とはどういうものか』ということを【認識】しておきたいところです。


 であれば【程度問題】の【具体例】、しかも【筆頭格】として捉えられている【命題】を【観察】してみるという手がありそうです。

 ここでは『【説明】と【描写】』、【作者】が持つ【お悩み】の中でも、【程度問題】としても、【筆頭格】であろう【命題】が【観察対象】として相応しかろう――と、私としては考えるところです。


 この『【説明】と【描写】』、私の【認識】するところでは、おおよそ以下のような【捉えられ方】がなされている――というところです。


 ◇


○【説明】:

・【形態】としては、“【作者】が【言いたいこと】”をほぼそのまま【記述】したもの

・“【作者】が【言いたいこと】”は【直接表現】で【記述】されている

・【作者】としては、【観客】へ【表現】を届ける上で、【技巧】上の【ハードル】は比較的高くない

・【観客】の【反応】としては「【物語】を楽しみたいのであって、【説明】や【資料】を読みたいのではない」として【敬遠】する【傾向】がある


○【描写】:

・【形態】としては【物語】として“【作品世界】で起こっている【現象】”を表したもの

・“【作者】が【言いたいこと】”は【間接表現】として、【演出】や“広義の【芝居】”などに【変換】、【エンコード】されている

・【作者】としては、【観客】へ【表現】を届ける上で、【技巧】上の【ハードル】は比較的高い

・【観客】の【反応】としては、楽しみやすい【物語】の形になりやすいので、【歓迎】する【傾向】がある


 ◇


 以上は【対比】として挙げてみましたが、【説明】と【描写】は互いに【対立】する【性質】を多く持つ――ということが見えてきます。なるほど【二項対立】の【構図】として【認識】されやすいのも【納得】のいくところです。


 こと私が【特徴的】な【対立要素】と【認識】しているのは、『【説明】と【描写】』の間の『【直接表現】と【間接表現】』、『【観客】の【反応】の【傾向】としての【敬遠】と【歓迎】』という辺りですね。

 であれば、『【説明】と【描写】』にあるのは、『互いに反する【対立関係】』――という【認識】は、全くの外れというわけでもなさそうです。


 こうして【観察】してみると、【程度問題】とは『互いに【対立】する【要素】を【切り替え】て【採用】する、その【境界】の【設定基準】(=【程度】)を巡る【命題】(=【問題】)』という【捉え方】ができそうです。


 ◇


 さて、今回は一旦ここまで。


 【程度問題】を【考察】する上で、【実例】を【観察】してみますと、その【捉え方】にも【見当】がついてきます。


 ここではまず『【説明】と【描写】』の【性質】から。

 【程度問題】を『互いに【対立】する【要素】を【切り替え】て【採用】する、その【境界】の【設定基準】(=【程度】)を巡る【命題】(=【問題】)』と捉えてみます。


 この【捉え方】を元として、次回はさらに【程度問題】に【考察】を巡らせてみましょう。


 よろしければまたお付き合い下さいませ。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。


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