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133.【生存】のための【共存】→【多様性】(2021.10.16)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。


 さて私、相変わらず【多様性】を尊重する考えでおります。


 クセが強かろうが近寄り難かろうが、【共存】していけばいい――という。別に仲良く【共栄】できずとも、お互い存在を認め合えていればそれで良し――と申しますか。


 まあ他者を否定したいヒトがいるのは事実ですし、それも【多様性】の一部ではありますが。そこはそれ、善意には善意を、敵意には敵意を。『こちらを否定する者には可能な限り関わらない、関わらない程度の距離を置いた上で、【存在】そのものは認める』と申しますのが私のスタンスです。つまるところは【共存】の考え方ですね。ただし、上手く立ち回れているとまでは申しませんが。


 こんな背景もあって【共栄】とまでは限定せず【共存】に留めて表現している、というわけです。


 と申します理由を。

 例えば生命【種】を例に取るなら、こういうことです。

 まず前提として、環境に【適応】すれば、正確に申せばより強く【適応】すれば、それに応じた【繁栄】が手に入ります。

 ただし本題、それには落とし穴があるのです。その理由は、『【繁栄】する種だけでは、いずれ滅亡は免れられないからです。その理由はこれまた単純、『いずれ環境は変動するから』。現在【繁栄】している種が、環境の変動に付いていけるとは限らない』からです。こと『【繁栄】の度が強い【種】』、要は『現状の環境に【適応】し過ぎて応用が利かなくなっている【種】』ほど、この傾向は強くなります。

 なので環境が変動した時に備えて、『マイナーながら存在する【種】』、言わば『次の環境で【繁栄】する候補となる【種】』が控えていると、【種】全体としての【生存率】は跳ね上がることになります。

 つまりは『マイナー【種】との【共存】』が『【生存】の鍵』になるわけですね。


 これ、【種】を【分野】、あるいは【場】に置き換えても通用します。

 『【多様性】を活かすほど【粘り強い】』というのは、何も生命【種】だけに限ったことではありません。

 主となる潮流だけでなく、傍流の数々がおおらかに存在できる【分野】や【場】というものは実際懐深いもので、様々な可能性を肯定できます。よって環境の変化にも柔軟に【適応】しやすいわけですが、さらには活性化のための付随効果も見込めます。

 少なくともその一つが『入り口の広さ』ではありますまいか。

 これは初心者を招き寄せ、裾野を拡げることにも繋がりますが、要は根本にあるのは『初心者なりの楽しみ方にも鷹揚』という【共存】の姿勢に他なりません。


 「それって【共栄】では?」とお思いの向きもありましょうが。

 『自分の【価値観】に沿わないこと』に対しても【存在】を許すがゆえの【共存】です。最終的には【共栄】へと発展していきそうではありますが、そのためには最初から厳重な制限を設けないこと、つまり【共存】の姿勢が重要であるはずなのですね。


 そんなわけで、【共存】を心がけつつ【共栄】を望む私であったりするのでした。


 よろしければまたお付き合い下さいませ。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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