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(差別表現がありますが、執筆意図には差別はありません)
本日、都内にて、日本優先党党首佐倉真と密談してきたときの様子。
「やぁ、不座君、元気かね」
「はい、元気ですとも。佐倉さんこそ、退院おめでとうございます」
「うん、ありがとう。まぁ、私の場合、暴飲暴食が原因だったかなぁ」
「しかし、人間は食べたいものを食べるものですね」
「かつ暴言も私の場合入ってしまうかな、肝癌にかかってしまったのも」
「佐倉さんにとっては、ストレス発散なんでしょうね。差別発言やヘイトスピーチは」
「ストレス発散なんだけど、人殺しや放火や強姦などテロを推奨するというのも、精神的には消耗してしまうね」
「しかし、佐倉さんのそういう毒々しいところが支持されて、嫌韓主義者は支持されたんだと思います」
「それはそうだ。しかし、私も癌になるまでやりつづけて、ちと疲れたわ」
「しかし、佐倉さんはその発言、いわゆる差別発言やテロ発言を撤回はなさいませんよね」
「もちろんだとも。差別発言やテロ発言や戦争発言は撤回できない。それを撤回してしまったら、私の日本人としての誇りは失われてしまう。私にとって、愛国者にとって、天皇崇拝の念をもつものにとって、民族派右翼にとって、人殺し、テロ、戦争、差別は日本の伝統文化より大切なものだ。愛国者にとっての三種の神器みたいなものでもある」
「おそれいりますが、私は言論の自由を支持し、尊重します。よって佐倉さんから否定されるべき存在なんだと思います」
「確かに思想的には相容れないよな。言論の自由だの、平和だの、豊かさだの、人権だのと。しかし、私も少し考えが変わってね。思想的に異なる人のなかでも、多少なりとも、私の考えを聞いてくれる人とは、話してもいいかな、と思うようになった」
「おぉ、それはすごい進化ですね。しかしなぜまたそのようなお考えになったのですか」
「理由は簡単だよ。在優会のデモが下火になったためだ。おれはもう足を洗ったけどね。しかし最盛期と比べても人数は減ったし、献金も減ったよ。昔は片山さつきとかが応援にきてくれたりしたけど、
在特会を差別集団だとヨシフが言い出してから、空回りしはじめた」
「だいぶ、有田さんのことを憎んでいますね」
「あぁ。統一教会やオウム真理教や北朝鮮の気持ちはわかるわ」
「なかなかそれら団体の気持ちを理解できる人は少ないのかもしれません。佐倉さんは貴重な体験ですね」