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はぐれ勇者の異世界召喚  作者: となりの砂糖さん
第1章 異世界召喚編
9/15

第9話 実戦

初めての戦闘シーンです上手くないですが、ぜひ読んで下さい。

洞窟を出た晶は日の光が眩しすぎてしばらく目を開けられなかった。

目が慣れるまでその場で動かずこれからどうするかを考えていた。

(出るには出れたけど、まずここがどこかが分からないし、みんなに会うにしても王国の場所も分からないし。

何気にヤバくね)

と出鼻からくじかれていた。色々と考えることもあるが

晶は、


「まずは食べるもの」


と腹を満たすことを先にした。


洞窟の外は森になっており、辺り一面に木が生い茂っていた。晶は近くに人が住んでいるか、食べられるものを探しに森の中に入っていった。どんどん先に進んでいく晶。

やがて水の流れる音が聞こえたので、小走りに音のする方向に進む、やがて森を抜け川を見つけた。

水の近くには動物がいるのを何かで見た晶は、川にそって歩き出す。そして少し歩いたとこにそいつはいた。


「この世界で初めて会う生き物がよりによってお前かよ」


晶がそう言うのは仕方がない。

目の前に現れたのは熊であった。しかも全身が真っ赤な毛に覆われた3メートルほどの巨大な熊であった。


真っ赤な熊は晶を見つけると、後ろ足で立ち両手を上に上げ、


「グラアァァァァ‼︎」


と咆哮を上げた。

わかりやすく威嚇してくる。

晶は逃げるかと考えたが熊とはもう目が合ってしまった、

逃げることは出来そうにないと考え晶はこの世界で初めての戦闘をすることにした。


晶は正面から熊を見据えて熊の出方を見た。

熊は晶が動かないと考えたのかゆっくりと晶に近ずいてくる。そして晶と2メートルぐらいまで近づき、その距離から右前足を振りかぶってきた。

届かない距離からそんな意味のない事をするのを疑問に思い警戒していたのが良かった。晶はさっきまで風が吹いていなかったのに、いきなり風が吹いていることに気づき咄嗟に横に跳んだ。

さっきまでいた場所の地面は刃物か何かで刻まれたような跡が3本あった。晶は背中に冷や汗をかいていた。


(さっきの風に気付かなきゃ今頃3枚におろされていたな)


晶は今のが赤熊の攻撃であると考え厄介なと考えていた。

晶は魔法の使い方はまだ分からないし、地球にいた時に習った古武術も近づかないと使えないからである。

唯一救いなのは赤熊の攻撃の瞬間に風が吹くので、それさえ見極める事が出来れば懐に潜り込める。と攻め方を決める晶。

それからは避けることばかりしている。避けて避けて赤熊の攻撃のしぐさやパターンを覚えていく。

それと同時に自分の身体に改めて驚く。今は魔獣人化しているからなのか、勇者補正なのかわからないがとにかく身体の動きが違う。地球にいた時では到底見切れない攻撃も目で追えるようになっているし、反射神経も尋常じゃないほど優れていることにも気づく。

赤熊の攻撃を余裕で躱す事が出来るようにまでなると今度は身体の中の魔力を動かしてもみる。まずは全体に流してみる、続いては一部分だけ。そしてその練習が一通り終わり、赤熊から大きく距離をとった。


「だいたいわかったよ。じゃあ行くよ」


そう赤熊に告げてから晶は今度は自分から赤熊に向かって距離を詰めた。赤熊は距離を詰めてくる晶に向かって両腕を振り回し風の刃で攻撃してくる。

晶はそれを下半身に魔力を流して躱していく。赤熊までの距離が5メートル位になった時、晶は大きく横に跳んでから一気に赤熊の懐まで一足で近づいた。赤熊は懐に入った晶に向かって右腕を振り下ろした。晶は右腕を避けて赤熊の腹に向かって掌底を打ち込んだ、魔力で強化された身体から繰り出された掌底は赤熊の内部の臓器を破壊する。

赤熊の口から血が吹き出す、晶は赤熊から距離をとり背中に回り込みそして蹴り食らわした。背中からバキバキと何かが折れる音がして赤熊は仰向けに倒れた。

晶は赤熊が動かないか観察して死んだことを確認するとふぅーっと緊張と一緒に吐き出した。


すると頭の中にテレテレッテレーと聞いたことのある音が鳴り響いた。


「今のはまさか?」


晶はたぶん間違いないと思いながらステータスと呟く。



名前:佐々木 晶  LV:9


人間族 性別:男  年齢:17


HP  1200 (3600)

MP  740 (2220)

ATK 330 (990)

DEF 320(960)

AGL 360(1080)

INT 150


魔法属性  光 火 雷


称号

《異世界人》《はぐれ勇者》 《妖狐を継ぐ者》

《魔獣人》



レベルが9に上がり、称号も増えていた。

(にしてもいきなり9って。あの赤熊はだいぶレベルが高かったってことか。それに魔獣人化した時のステータスの上がりが尋常じゃないな、これ普通に戻った時大丈夫か?)

そんなことを考えながら称号の《魔獣人》タップする。


《魔獣人》

魔獣人化することによって得られる称号。

《妖狐を継ぎし者》によって魔獣人化することができる。


(ステータス上昇はなさそうだな)

新しいステータスを確認した晶はそのまま川をそってまた歩き出した。それからまた赤熊ほどの生き物は現れなかったが何回か魔獣?に遭遇しては倒していく。

レベルは赤熊を倒した時のように大幅に上がることなく、

レベルが13になった。そして辺りが暗くなってきた時に小さな小屋を見つけた。小屋があるという事は人がいると思いドアをノックした。

小屋からは返事がなく申し訳ないが中に入らしてもらおうと思って中に入る。小屋の中には誰もいなくベットと机があるだけだった。晶はベットを見てはどっと体が重たくなるのを感じ、ベットに横になった。食べ物は諦めて晶は寝ることにした、余程疲れていたのか横になって直ぐに睡魔が訪れ晶は深い眠りについた。

読んでくれてありがとうございます。

ブックマークの数が増えて嬉しいです。コメントなども受け付けていますのでこれからもよろしくお願いします。

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