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はぐれ勇者の異世界召喚  作者: となりの砂糖さん
第1章 異世界召喚編
4/15

第4話 テアラトレス

説明回です。

妖狐さんに聞いたところ、まずこの世界はテアラトレスと呼ばれているらしい。俺も初め聞いて驚いた、やっぱりここは地球じゃなかったんだな。

このテアラトレスは大きく分けて3つの国に分かれているらしい。1つは人間族と呼ばれ俺みたいな人のことを言うらしい、呼び方はヒューマンだ。

2つ目は獣人族、分かるとおり人の外見に動物の特徴を兼ね備えた種らしい。特徴は身体能力が人間族と比べて優れているところだ。

最後の3つ目は魔人族、魔人と呼ばれているだけに魔族とは違うらしい。この2つは違い魔人は人間族と獣人族と同じように国を作り生活しているらしい。魔人は人間と同じような肌の色をしているしパッと見では区別はつかないらしい。それに対し魔族は魔獣など人を襲い喰らうような種らしい、地球でやったゲームに出てくるようなやつが魔獣らしい。


「まじでゲームみたいだな......」


「げーむとはなんじゃ?」


「いや気にしないでくれ」


とりあえず世界のことは分かった。この世界の認識も、それよりも俺がここにいる理由だな。


「世界のことは分かったよ。でなんで俺はここにいるんだ?」


「それはたぶん召喚じゃな。勇者召喚」


「勇者召喚?」


妖狐さんいわく人間族は獣人族や魔人族に勝ちこの世界を牛耳りたいらしい。なんと横暴な。それで他の種族たちを従えるには戦争をして勝つのが一番簡単で早いらしい。そしてその戦争の鍵を握るのが勇者だそうだ。勇者召喚された異世界人は特別な力を持ちテアラトレスの人間族よりも強いらしいのだ。


「勇者は戦争の道具ってわけかよ。胸糞悪いな」


「同感じゃな」


2人で?1人と1体でうんうんと頷く。いやー妖狐さんって話が分かるなーと考えていると疑問が出てきたので妖狐さんに質問してみる。


「妖狐さん妖狐さん」


「なんじゃアキラ?」


「勇者って俺が知ってるのでは魔王を倒すために召喚されるものじゃないのか?」


「あーそれはの......」


もともとは魔王を倒すための勇者召喚らしかったのだが、魔王が倒されてからは魔王が出てくることがなくなってしまったので戦争に使って有効活用と考えたそうだ。

そもそも魔王とは魔族同士が共食いや、突然変異で生まれた固体のことを指すのだそうだ。共食いをした固体は尋常じゃない力と知性を手に入れるらしい、そしてその固体が魔王と呼ばれ、魔族を引き連れて世界を滅ばすのだそうだ。


その話を聞いた晶は。


「その話だとここ最近は魔王は出てきていないのか?」


「そうじゃなここ数千年は出てきとらんのではないかの」


「その結果が戦争の道具かよ」


「そうなるの」


また2人?でため息をついた。まじでいい人?だわ妖狐さん。


「それで妖狐さん、勇者召喚した国はどこなんだ?」


「たぶん昔と変わらなければセントルー王国じゃと思うぞ」


セントルー王国。人間族の国の中心らしい。このセントルー王国を中心に周りに小国がたくさんあるようだ。そしてセントルー王国国王が人間族の実質的に一番偉い人になるらしい。ということはだ俺が勇者ならそこに召喚されるはずだったわけだ。

じゃあなんでこんなところに?。疑問に思ったのでなんでも知ってそうな妖狐さんに聞いてみた。


「妖狐さん勇者は分かったけどさ。じゃあどうして王国に召喚されなかったんだ?」


「それはたぶんの召喚ミスじゃの」


「召喚ミス?」


そのまんまなので聞き返してしまった。それにしてもホントになんでもしってるな妖狐さん。


「なんでもはしらんぞ、知ってることだけじゃ」


いきなり言われてびっくりしてしまった。妖狐さんもしかして心でも読めるのか!?てかなんでその返しを知ってるんだよ。と思っていたら、なんとなくじゃ、と返されてしまった。


「それはよいとしてな、アキラよ召喚されるときになんか変わったことはなかったかの?」


「いや、召喚自体変わったことだし。」


と愚痴ると。


「それ以外でじゃ」


と言われたのであの時あったことを思い返してみる。

光、召喚陣らしい、それが出たときはトイレに行こうとして扉を開けてそとにあしを出して......あっ。


「召喚陣からちょっと出てたかも......」


と言うと妖狐さんは。


「まちがいなくそれが原因じゃな」


「デスヨネー........ハア」


なんてこったトイレが原因だったなんてな、他のクラスのやつたちはその場にいたから上手く王国に召喚されたっぽい、ひとまずは安心だな。


「召喚陣があるってことは魔法もあるのかい妖狐さん?」


と気分転換に質問してみると。


「あるぞい。たぶんアキラが勇者なら使えるはずだぞ」


「まじでどうやって!?」


ゲームをやっていた身としては是非とも一度は使ってみたい。そんな思いと共に妖狐さんにたずねると。


「落ち着くのじゃ。まずはステータスの話をしなけりゃいけないのじゃな」


「ステータス?」






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