性別の問題なんぞどーでも良い。
続くかなぁ、と…。不安です。
「う、なんでこんな…こちょに…っ」
なぜか見知らぬ女の子に抱きつかれている私
「小森チャン噛んだ?」「か、噛んでないです」
私、小森 磨留がこんなことになったのは約1ヶ月に遡る…。
「長くね?」「長くないです」
「まるちゃ~ん?受験票持ったぁ?」
「持ったよ、母さん」
「磨留、受験票持ったか?」
「だから持ったってば、父さん…」
心配性な親にとことん確認されたハズなのに…
「ないっ、ないっ!受験票が…無いぃいぃぃぃいいいいっ!!!」
そして公立は落ちました…。
その後はインフルでダウン。骨折でダウン。
最後の灯火となった高校は…
「私立、モケワク学園…?」
なんじゃこりゃ…。
てかなんでカタカナ表記??
私は無事(?)モケワク学園(通称:モケ学)に合格、そして今に至る。
「で、回想も終わりましたし、なんですか?なんで私の名前知ってるんです?ここの生徒さんですか?」
「質問ぜめすんなー。俺?俺はモケ生だけど?んで生徒かいちょ」
「俺?…え、生徒会長!?」
こんな人が生徒会長だなんて世も末…。
女の子のくせに俺だとか、この人とは気が合わなさそうだ。
「んじゃぁ、よろしくなぁ~♪小森チャン」
「あ、はい。…小森チャン!?」
「ん?あー俺の名前?」「聞いてませんケド」
「鴨乃 宗奈っつーの」
「かもの…、そうな…」
「なんとでも呼んでいーから」
真っ白な肌を際立たせる様な、ベリーショート。
いかにも美少女そのもの。
眠そうな瞳も、茶色く染めている髪の毛もとても綺麗で…
「って私は変態か!?」
「んぁ!?…なに?小森チャン変態なわけ?」
「あ、…違います!違いますよ!?」
「…ふーん」
疑わしげに視線を逸らさない鴨乃さん。
「か、鴨乃さん…?」
「俺のこと、呼び捨てでいーから。つか呼び捨てで呼べよ」
「え、」「早くしろー」
「そ、宗…な」
「鴨くぅぅうううううんっ」
叫んでくるツインテ+眼帯のとってもイタイ女の子。
ん?「くん」??
「燐火、はーなーれーろーっ」
「いやんっ。鴨くんは燐火のダァリンだもん~」
「誰が「ダァリン」だっ」
え?まじで男だったの…。
「お、男だったんだ。かも…。宗奈、くん」
「俺って言ってんじゃん」
「き、気づかなかったの」「はい、嘘~」
隣の燐火ちゃんがキッ、と睨んでくる。
「あのねぇっ、鴨くんは燐火のものなの!勝手にマーキングしないで!」
「ま、マーキング!?」
「小森チャン、しょんべ((殴」
「「「っ!!?」」」
「こんにちわ、宗ちゃん。磨留ちゃん」
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