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お気に入り小説6

婚約者に裏切られた公爵令嬢、王子に求婚されましたが絶対に嫌です。

作者: ユミヨシ
掲載日:2026/09/20

ルディリシア・ファリド公爵令嬢は17歳。初めての王宮の夜会に緊張をしていた。


婚約者であるライド・デレ公爵令息に手紙でエスコートを頼んである。

デレ公爵家から承知したと返事を貰っていた。


令嬢達は17歳の誕生日を持って、初めて王宮の夜会に出席を許されるのだ。


念入りにメイドに金の髪をセットして貰い、桃色のドレスを着付けて、鏡の前でチェックをする。


可愛すぎないかしら。桃色だなんて。やはり別の色にすれば良かったかしら。


ライドはこの姿を見て、褒めてくれるかしら。


ライドとは一週間前に婚約を結んだ。

金髪碧眼の美男のライド。

王立学園では一つ年上だったので、学年が違い、交流することは無かった。


互いの両親を交えた席では、大人しそうな令息。そんな印象だったのだ。

殆ど、彼は話さなくて、彼の両親ばかりが話をしていたから。


このルイド王国では令嬢は17歳になって夜会のデビュタントに婚約者と出席するという風習がある。


社交界にこの人が婚約者ですよと紹介するのだ。

そして自分が大人の仲間入りをした事をアピールする意味もある。


大事な夜会。

しかし、屋敷でドキドキして待っているのに、ライドは時間になっても迎えに来ない。

父、ファリド公爵はルディリシアに、


「もう出かけないと、夜会が始まってしまう。今日の夜会はルディリシアのデビュタントだ。大事な夜会にあの男は連絡も寄越さず、何をやっているんだ?」


母が、


「バード。貴方がルディリシアをエスコートして連れて行きなさい。いいわね?」


兄バードは頷いて、


「それでは私がルディリシアをエスコートすることにします」


兄が本当はこのファリド公爵家を継ぐはずだった。

だが、この王国のセレーヌ王太女に望まれたのだ。


いずれセレーヌ王太女は女王になる。

兄が女王の王配になるのならば、この家はルディリシアが婿を取って継がなくてはならない。



ライドは婿に来る男だ。

婿に来る男が婚約者のデビュタントのエスコートの約束を守らないなんて。


仕方が無いからバードと共に王宮の夜会に出かけた。


他の貴族の夫人や、令嬢達から声をかけられる。


「夜会デビューおめでとうございます」

「桃色のドレスがお美しいですわ」


「有難うございます」


にこやかに、対応するルディリシア。


大公夫人がルディリシアに、


「そういえば、ご婚約者がいらっしゃったのに、お兄様がエスコートですの?」


ルディシリアが扇を手にホホホと笑って、


「来なかったのですわ。ライドが。デビュタントにエスコートをしないだなんて、何を考えているのでしょうねぇ」


兄のバードがにこやかに、


「理由によっては、婚約破棄も考えねばなりませんね。我が家を馬鹿にしている」


兄はかなり怒っているようだ。

ルディシリア自身だって怒っている。


何があったというのよ。

わたくしのデビュタントの約束を破るなんて。


そこへ、ロデル王子が、美しい装いでルディシリアに手を差し伸べた。

ロデル王子も金髪碧眼の美男だ。


「ルディリシア嬢。私とダンスを踊ってくれないだろうか」


「ええ。喜んで」


兄の傍には、セレーヌ王太女が深紅のドレスで近づいて来て、


「来ていらしたのね。わたくしに声をかけて下さらないと」


「申し訳ありません。セレーヌ様」


セレーヌ王太女は19歳。ロデル王子は17歳。

セレーヌ王太女は王妃の娘で、ロデル王子は側妃の息子である。


だから、セレーヌ王太女が将来女王になることがこの王国では決められていた。


セレーヌ王太女は兄バードを望んだ。

兄は整った顔をした金髪美男だ。

だから、セレーヌ王太女はずっと兄の事が好きだったそうだ。


だから、兄はファリド公爵家を出る事になった。


それに関しては仕方が無い。

王家の命には逆らえない。


だから、ルディリシアが公爵家を継ぐ事になった。

それはいいのだが、

ルディリシアはダンスを共に踊るロデル王子殿下の顔を見てふと思う。


ロデル王子殿下は不満なのね。自分は男なのに、国王になる道を閉ざされた。

側妃の息子というだけで。


ロデル王子はまだ婚約者がいない。


ルディリシアとダンスを踊りながら、ロデル王子は囁いた。


「私は君と婚約をしたかったのに。義姉上がバードと婚約を結んでしまった。同じ家と王家が二重に縁を結ぶ事はないと父上母上に反対されてしまった」


「それにわたくしは婚約者がおりますわ」


「ああ、あのライド? 私はライドの事は知っているが、結婚すれば苦労をするのは君だ」


「そうなのですか?我が公爵家が調べたところでは、あまり問題がない大人しい方だと」


「現にデビュタントを知らせもなく、君をエスコートしなかっただろう?」


「ええ、いまだに。会場に青くなって現れるかとも思いましたけれども、来ませんわね」


「約束を守れない男は、ファリド公爵家に婿に入るにはふさわしくないのでは?」


ロデル王子に耳元で囁かれた。


「王家と二重に縁づく事が良くないならば、義姉上を追い落とせばいい」


ぞくっとした。

何かをやるつもりだ。


ロデル王子はにやりと笑って、


「私は王位を諦めた訳ではない。もし、義姉上を追い落とせたら、私と婚約してくれるか?」


「わたくしは婚約中の身でございます」


「世間はどう思っているか解るか?デビュタントのエスコートもしない婚約者。君の家の婿としてふさわしくないと見ているのでは?君の父上母上だって怒っているだろう。今宵の事を。だから、ルディリシア。私と婚約をすることを、この王国の王太子妃に、いずれ王妃になる事を考えておいてくれないか。道筋は私が全て整える」


そう言って、スっとロデル王子は傍を離れた。


「お相手有難う。失礼するよ」


次の曲が始まった。

だが、頭にまるで入って来なかった。



帰りの馬車で兄の横に座ったが、何を話したらよいか解らなかった。


これから何が起きるの?

セレーヌ王太女を追い落とすと、そうロデル王子は言っていた。


兄に向かって、


「お兄様はセレーヌ王太女殿下に選ばれて、どう思っておりますの?ファリド公爵家を継げなくなって、ルイド王国の王配にいずれなりますわ。その事について」


バードは両腕を組み、思案しているようだ。


「そうだな。私は光栄な事だと思っている。セレーヌ王太女殿下に選ばれて。このルイド王国の為に役立てるのならば、この身を王配として役立てたいと思っているよ」


ロデル王子が何か企てている。

兄に言っていいのだろうか?父や母には?


答えは出ないまま、屋敷に到着した。


父と母は二人を出迎えて、


父は、


「デレ公爵家から、いまだに連絡がこない。我が家をどう思っているのだ?こちらからは使いを出して問い合わせをしているが、王都の屋敷にライドはいなかったそうだ」


「そうですの」




翌日、ライドはデレ公爵夫妻と共に謝罪に訪れた。


「誠に申し訳ありません。デビュタントのエスコートを連絡もせず、出来なかった事、謝罪致します」


ルディリシアはライドに向かって、


「理由は?わたくしにとって大切な日と解っているわよね?」


「それはその……」


デレ公爵は、


「ハニトラに引っかかりましてな。ベッドでその女とイチャイチャしたという訳でして」


はぁ?ベッドで?女とイチャイチャ?屋敷を留守にしていた訳ではなく女と?


ライドは慌てたように、


「あまりにも魅力的で、その……その女は捕まえてある。雇い主は頑として言わないんだ。私は悪くない。ハニトラを仕掛けて来た相手が悪い」


ハニトラを仕掛けて来た相手はきっと、ロデル王子殿下……


わたくしの婚約を無くそうと?

しかし、ハニトラに引っかかるだなんて。


でも、いかに、ハニトラとはいえ、ハニトラの女とベッドで?

それって不貞じゃないかしら。


「婚約破棄を致しますわ。わたくしの夫になる貴方があまりにも愚かすぎます。ハニトラに引っかかるだなんて。わたくしは貴方と婚姻したくありません」


慌てたようにライドは床に頭を擦り付けて、


「二度と引っかからない。だから婚約破棄しないでくれ」


デレ公爵夫妻も、

「息子はまだ若いのですから、どうか大目に」

「そうよ。お願い致しますわ」


父ファリド公爵ははっきりと、


「我が娘のデビュタントを放っておいて、ハニトラの女との情事を優先させた事は、こちらとしては許せない事だ。婚約破棄をする。異存はないはずだ」


強引に婚約破棄を認めさせた。



早々に、ファリド公爵家の婿としてふさわしくないと解ったのは良かったけれども、それにしても、わたくしの婚約を壊したロデル王子殿下。許せないわ。



そこへ事件が起きた。


セレーヌ王太女が護衛騎士を一刀の元に斬り捨てたと言うのだ。


「わたくしにお酒を勧めて、襲おうとしていましたわ」


誰が護衛騎士に命じたのか、セレーヌ王太女が護衛騎士を斬り捨ててしまった為に黒幕が解らない。

ライドにハニトラを仕掛けて来た女は、デレ公爵家で働くメイドで、地下牢に入れてあるという。


セレーヌ王太女は、その女に自白させると、自ら剣を持って、デレ公爵家に乗り込んだ。


しかし、そのメイドは証言を残さないまま、命を絶ってしまったのだ。


黒幕が突き止められず、セレーヌ王太女はイラついた。


その事件の後、社交界でこんな事が言われ始めた。


「護衛騎士を乱暴に斬り捨てたセレーヌ王太女殿下。少し怒らせただけで斬られる恐怖。側近は安心して傍で仕えることなど出来ないのでは?」

「本当に。剣を持って一刀両断に?他の護衛達に引き渡せばよいでしょうに」

「あまりにも短慮。機嫌を損ねたらどうなるのでしょうかね」


乱暴な王太女。

護衛騎士を斬り捨てる程に危険な王太女。


勿論、真実は手を出そうとされたから、それを防ごうと近くにあった剣で斬り捨てた。

正当防衛といえば正当防衛。

王太女殿下に不敬を働こうとした護衛騎士に非があるはずなのだが。

護衛騎士を斬り捨てた危険な王太女殿下という事だけが誇張されて社交界に広まったのだ。


社交界では、ロデル王子が王太子になって、ルディリシア・ファリド公爵令嬢と婚姻すればよいのではないのか?

という話まで出回った。


セレーヌ王太女は王国の王位を継ぐのに、ふさわしくない。

やはり王位を継ぐのは男性が良いのではないのか?

女王では他国に馬鹿にされやしないか?


社交界の雰囲気は、ロデル王子がいつ、ルディリシアに婚約を申し込むのかその話でもちきりになった。


乱暴な王太女セレーヌから、王国を守る為に、ルディリシアに婚約を申し込み、ロデル王子が王太子になる。


その道筋が出来上がりつつあるようにみえた。




いかに正当防衛だとはいえ、すぐに護衛騎士を斬り捨てたセレーヌ王太女殿下は、危険かもしれない。


でも、兄バードは、


「セレーヌ様は自分の身を守っただけだ。それなのに、王位に就くのはふさわしくないだなんて。私は婚約解消すべきだと、社交に出る度に言われているんだが」


悩む兄、そしてルディリシアも悩んだ。


「わたくしは、ロデル王子殿下の婚約を受けるべきだと、皆様に言われますわ」


わたくしの婚約を壊したロデル王子殿下。

もし、ロデル王子が動かなかったらわたくしはまだ、あの頼りないライドと婚約を続けていたかもしれない。


それでも、わたくしは……

ロデル王子殿下と婚姻するのは嫌。


わたくしの婚約を壊したロデル王子。許せないのよ。

わたくしはわたくしの目で、しっかりとライドを見極めたかった。

それなのに、あの人はわたくしを得る為に、自分の王位を得る為にわたくしの婚約を潰した。


許せない。許せないわ。


「お兄様。セレーヌ王太女殿下を我が家は支持致しましょう」


父は慌てたように、


「お前が決めていい話ではないっ」


母も頷いて、


「そうよ。ルディリシア。貴方がロデル王子殿下と婚姻してもよいのではなくて。わたくしは思うのよ。国王陛下になるお方は、ある程度、腹黒ではないと」


父もバードに向かって、


「我が家はロデル王子殿下を支持したい。ルディリシアを婚約させ、お前とセレーヌ王太女殿下は婚約解消する。それでよいのではないのか?」


ルディリシアは首を振って、


「ロデル王子殿下と婚約するのは、わたくし絶対に嫌ですわ」


兄も頷いて、


「私はセレーヌ様を尊敬しております。あの方は確かに男まさりで気性が荒い所がありますが、民思いで、王国が良くなるようにいつも考えておいでです。ですから私はセレーヌ様と婚姻したい。私はセレーヌ様を愛しています」


ルディリシアは驚いた。

同時に羨ましく感じた。


わたくしは愛する人がいない……

わたくしだって愛する人が欲しかった。


寂しく感じた。


父は仕方なさそうに、


「それならば、セレーヌ王太女殿下の護衛騎士を斬り捨てた事件、名誉回復に我がファリド公爵家が一肌脱ごう。バードとセレーヌ王太女殿下との婚約はこのまま継続で。それでよいな」



ルディリシアは、これでロデル王子と婚約しないで済むと安堵した。


わたくしはロデル王子殿下を許せないの。許せないのよ。





夜会が王宮で開かれた。


ルディリシアは父にエスコートされて出席した。


そこへ赤いバラの花束を持って、ロデル王子が現れて、跪いた。


「どうか、ルディリシア。私と婚約をして欲しい」


ルディリシアはきっぱりと、


「お断り致します」


「何故?義姉上セレーヌの評判は落ちるばかり、いずれ私が王太子に選ばれるだろう」


青い顔をしたセレーヌ王太女が、バードにエスコートされて現れた。


バードが声高らかに、


「我がファリド公爵家はセレーヌ王太女殿下を支持致します。護衛騎士を斬り捨てた。女性が男性に襲われれば誰だって恐怖を感じるでしょう。護衛騎士はセレーヌ殿下に淫らな思いを持って襲い掛かったのです。斬り捨てられて当然。それを乱暴な女性だから?女王になるのにふさわしくない?誰がそのような噂を流したのです。私はセレーヌ殿下と婚約を解消致しません。ずっとセレーヌ殿下の傍で殿下のお役に立ちたいと思っております」


セレーヌ王太女は嬉しそうに、


「有難う。バード。庇って下さって嬉しいわ」


「私は貴方の為には、命を投げ出す所存です」


ロデル王子は悔しそうに、ルディリシアを睨みつけ、


「何故、私の思い通りにならない。君は王妃になれたんだぞ」


「わたくしは、わたくしの人生を自分の手で選びたいの。貴方の傍で王妃になりたいとは思いません。貴方の思い通りにならないわ。我がファリド公爵家はロデル王子殿下を支持致しません」


ギリギリと悔し気に歯ぎしりするロデル王子。


「私はお前の事を愛しているんだ」


「愛?わたくしが都合の良い女だからでしょう。ファリド公爵令嬢で、貴方にふさわしい高位貴族の女性だから。ただ、それだけでしょう。どこが愛しているのですか?わたくしの何を知っているのです?」


国王陛下が王妃殿下と共に現れて、


「ロデルよ。お前が水面下で色々と動いていた事を私が知らぬとでも?セレーヌが女王になることは変わらない。お前はしばらく謹慎しているがいい」


王妃殿下も頷いて、


「悲しく思います。ロデル」


ロデル王子はがっくりと肩を落として、会場を去って行った。


そんな彼の後ろを、やけに鍛えられた護衛騎士達?が守るようについて行ったのだが、本当に護衛騎士?

ロデル王子は変…辺境騎士団にさらわれたと後に聞いた。



ルディリシアには、彼がどうなろうと、どうでもいい。

ただただ、仲のよさげな兄バードとセレーヌ王太女殿下を見るにつけ、


次の婚約者と信頼関係を築けるかしら。わたくしも兄とセレーヌ様みたいに、愛し合える婚約者に出会いたいわ。


そう思うルディリシアは王宮の廊下の窓から空を見上げた。

空は晴れ渡り、ルディリシアの心は希望に満ちているのであった。










何がいけなかったんだ。何が……


初めてルディリシアを見たのは、王立学園だった。

彼女は他の令嬢達と廊下を歩いていて、その美しい品のある姿に驚いた。


歳は同じだけれども、クラスは違う。


ああ、彼女と話したい。

彼女ともっと親しくなりたい。


でも、未婚の令嬢に話しかける勇気なんて持ち合わせていない。


父上に頼んだ。


ルディリシアと婚約したい。

どうせ義姉上とファリド公爵令息バードは婚約していて、将来、王配として婿入りしてくる。

だから、私がファリド公爵家に婿入りしたい。

そう願ったが、父上や母上が許さなかった。


「同じ家と二重に縁を結ぶ事は許さない」

「そうよ。公爵家に二重に縁を結ぶなんて聞いたことがないわ」


どうしてなんで?私はルディリシアと婚約したい。

彼女を手に入れたい。


だから、策を練った。

義姉上を追い落とせば、私に王位が回って来る。

義姉上を婚約破棄に持ち込めば、二重に縁がなんて言わせない。


ルディリシアを手に入れて、王国も手に入れる。

私は全てを手に入れて王位に就く。


だって、側妃の息子だからって、王位も何も手に入らないなんて悲しすぎる。

だから、私は……


ルディリシアの婚約者のライドを罠にかけた。

まさかあんなに簡単にメイドのハニトラに引っかかるだなんて、愚かな男だ。


義姉上にけしかけた護衛騎士が、簡単に斬られたのには驚いた。

それを利用して義姉上の悪評を流してやった。


これで私はルディリシアと結婚出来る。

王国は私を王太子として求めるだろう。


だから、私は成功者だ。

だから私は未来の国王にふさわしい。


ふさわしかったはずなのに……


何故、私は今、ここにいるのだろう。


変…辺境騎士団の騎士団長室に連れてこられた。

バルトス騎士団長が、目の前の椅子にロデルを座らせて、


「金髪美男の屑だからと、奴らがさらってきたみたいだが、お前は腹黒で有能だ。情報部に勤めるがいい。ルイド王国に戻る事は許さん。ルイド王国の国王も、お前を死んだ扱いにしたと。もし、戻って来たならば殺さねばならぬと言っていた。未来の女王を罠にかけたのだからな。じっくりと我が騎士団で反省するがいい」



そして私は今、変…辺境騎士団の情報部にいる。

私は王になる男だった‥‥‥

どうしてこうなったのだろう。


しかし、情報部長から言わせれば、私は運がいい方らしい。


屑の美男達の悲鳴が聞こえる。

奴等の正義の仕置きをされているのだろう。


さようなら、ルディリシア。

ずっと君の事を見つめていた。

でも、もう二度と、見る事はない。

ただただ、君の幸せを願っているよ。


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― 新着の感想 ―
う〜ん。私はロデル気持ち悪い派でしたね。 だって、自分の願望ばかりでルディリシアの事(彼女の意思)を丸無視じゃないですか。とんでもない独りよがりですよ。 彼女は人形ではありません。心(意思・思考能力)…
ロデル可哀そう… 今回のお話は、なんだか敵役の方に思い入れてしまいました 好きな相手に正しくアプローチする事も許されず 後ろ盾目当てと誤解されたままなんて… 変…辺境騎士団に攫われて良かったのでは?…
ロイドは、朝にルディリシアの幸せを祈り、夕(ゆう)に命と尻が助かったことに感謝の祈りを欠かさない、修道士のような日々を送ることになるのでしょうね…… 直接的に関われないけれど、『ルディリシアが暮らす…
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