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不死王レオンとアルヴィス王国物語  作者: スガヒロ
第一章 英雄の血脈 ― 光と影の再会

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北西へ伸びる影

申し訳ありません。前回のエピソードから順番を飛ばしてアップしていました。これでエピソードの順番を間違えたのは3回目です。何話か削除しています。本当にごめんなさい。

王都を離れ、西方街道を進む馬車の中。

レオンは瞳を閉じ、指先で地図をなぞっていた。

クラリスは窓の外を警戒しつつ、ちらりと隣のセリオに目をやる。


「……セリオ。さっきから顔色が悪いわよ?」

「わ、悪いっていうか……ほ、ほら! 僕の“予兆”が……! うわぁ……いやな予感しかしないんです!」


セリオは頭を抱え、汗を拭った。

「黒い山……赤い月……冷たい風……そして、石の門みたいな……大きな影が……!」


クラリスは身を乗り出して聞き返す。

「黒い山……それって、もしかして北西の山岳地帯?」

「は、はい! あそこです! あそこに絶対……よ、良くないものがあります!」


レオンは顎に手を添え、静かに頷いた。

「北西――辺境と連邦の境。……古くから魔の瘴気が濃い地だ。  儀式を隠すには、これ以上ない場所だろう。」


セリオはがくがくと肩を震わせながら叫んだ。

「だ、だから言ったじゃないですか! 僕が外に出たら絶対死人が出るって!  うわぁぁ……僕もう帰りたい……」


クラリスは呆れたように笑い、剣の柄を軽く叩く。

「大丈夫。死人は出さないわ。旦那様と私が全部“斬り捨てる”から。」

「そ、それが一番怖いんですってばぁぁぁ!」


レオンは微かに笑みを浮かべ、窓の外の山並みに視線を向けた。

「……導かれるようだな。セリオの“目”が示した北西へ向かう。  そこで――イリスの手掛かりが得られるはずだ。」


風が馬車の幕を揺らし、遠くに黒い稜線が姿を現し始める。

そこには確かに、影を孕んだ山岳――儀式の匂いが漂っていた。


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