ブルーリヴァー奪還戦3 ― 水守の誓い、決意の光
黒炎が咆哮した。
ヴァルドラの体が崩れながらも、黒い魔力を収束させていく。
> 『共に堕ちよ、“光の騎士”……!』
レイヴン:「くっ……!?」
黒い魔力が一点に凝縮し、破滅の光が走る。
――その瞬間。
「レイブン様ッ!!!」
リスティアが飛び込んだ。
眩い蒼光が爆ぜ、レイヴンを突き飛ばす。
次の瞬間、黒炎が彼女の身体を貫いた。
轟音と閃光。
水と炎が弾け、世界が白く染まる。
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「……リスティア?」
レイヴンの声が震えた。
腕の中で、彼女の体は信じられないほど軽く、そして熱かった。
「嘘だろ……おい、リスティア!! 目を開けろッ!!!」
返事はない。
彼女の白い頬に、黒炎の焼痕が走っていた。
ティル=アクエラ:「だめです! 瘴気が……体内にっ!」
ミュリオ:「な、なんであんなタイミングで前に出るんすかよぉっ!!」
ヴェイル:「レイブン! やばい、ヴァルドラがまだ……!」
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レイヴンがゆっくり立ち上がる。
腕の中のリスティアをそっと地に横たえ、
その顔を見つめる――涙が、頬を伝う。
「お前は……なんで俺を……守るんだ……」
ヴァルドラの笑い声が谷に響く。
> 『愚かなる人間……仲間を犠牲にしてまで、何を護る?』
「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!!」
怒号と共に、レイヴンの体から蒼い光が爆発した。
地が揺れ、空が裂ける。
ルミナ・シールドが共鳴し、眩い光柱が天へ伸びた。
ティル:「……これは……聖槍の真なる共鳴!?」
ミュリオ:「あ、あれ、出力が計測不能っす!!」
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レイヴンがヴァルドラに歩み出る。
目には涙、だがその奥は――完全な光。
「お前の闇も、俺の無力も、全部焼き尽くす。
……お前のせいで、彼女の笑顔を消させはしないッ!!!」
ヴァルドラ:「光は儚い。すぐに消える。」
「なら――その儚さで貴様を断つ!」
ルミナ・シールドが形を変え、
槍と剣が融合した“聖光刃”となる。
「――“断影閃・セラフィック・ブレイク”!!!」
爆光。
世界が白に染まり、ヴァルドラの咆哮が轟く。
> 『ぐ、ぉおおおおおおおおッ……貴様らの光など……!』
「これは俺の光じゃない。
リスティアが――託した光だッ!!!」
閃光が走り、ヴァルドラの体が完全に崩壊する。
黒い霧が霧散し、谷に静寂が戻る。
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レイヴン:「リスティア!!!」
駆け寄り、彼女を抱き上げる。
その唇が微かに動いた。
「……レイブン様……やりましたね……」
「喋るな、いいから休めっ!」
「……レイブン様が……生きてて……よかった、です……」
「リスティアぁぁぁぁぁっ!!!!」
声が枯れるほど叫ぶ。
涙が彼女の頬に落ちる。
ティル=アクエラ:「生命の灯は……消えていません。
でも、この傷は……深すぎます……」
ミュリオ(泣きながら):「ルミナ・プロト……出力切れ……回復も、もうっ……!」
レオニード:「急げ! 後方に運ぶんだ!!」
ヴェイル:「おい、しっかりしろよ、リスティア……っ!」
レイヴンは彼女を抱きしめたまま、空を見上げる。
青白い光が谷を包み、
静かに消えた炎の中で――彼は誓う。
「……絶対に助ける。
お前の命を、光で繋いでみせる。」




