表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不死王レオンとアルヴィス王国物語  作者: スガヒロ
第一章 英雄の血脈 ― 光と影の再会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/165

転移陣の遺産

王都の喧噪を背に、レオンとクラリスは人目を避けるように裏路地を進んだ。

やがて辿り着いたのは、王城の地下深くに隠された古い石室――かつて悪魔王を討った仲間たちと共に設置した「転移陣」の一つが眠る場所だった。


クラリスが静かに問う。

「……この術式を、また使われるのですね。」


レオンは頷き、石床に刻まれた古代文字へ手をかざした。

「我らが戦の後に残したものだ。限られた者しか知らぬ抜け道……。

 ここからなら、ルデリア村近くの“廃神殿跡”へ飛べるはずだ。」


石室の空気が震え、光が走る。

転移陣の円環が淡い蒼光を帯び、空気が揺らめいた。


クラリスは剣を握りしめ、微かに笑みを浮かべる。

「――便利ではありますが、毎度心臓に悪い移動です。」


「慣れぬままの方が、きっと良い。」

レオンは軽く目を細め、転移陣の中央に歩みを進めた。

「この力が“過去の仲間たちとの秘密”であることを、忘れぬためにな。」


蒼白の光が二人を包み込み、王都の喧噪は一瞬で消え去る。

残されたのは静寂と石室のみ。


次に彼らが踏み出した場所は――

影狼が暴れるルデリア村から、ほど近い廃墟の中だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ