動物野菜2
ここは、動物たちが互いに共存している世界、「動物世界」。そんな世界にも、八百屋はある。にんじん八百屋だ。
今は一人で新聞をつくっているカピバラのカッピーは、もう1度にんじん八百屋に取材しに行くことになった。
にんじん八百屋は、ウマが働いている、活気のありそうなお店だった。
カッピーは、美味しそうな野菜に釣られてしまいそうだった。しかし、取材だということを思い出し、すぐに取材しようと話を聞こうとした。カッピーが、話を聞こうと口を開くと、
「らっしゃい、らっしゃい! にんじん八百屋へようこそ! 今は、このにんじんが美味いよ! あれ、昨日も来た動物かな?」
そう言われて振り返ると、ウマがいた。にんじん八百屋の店員だ。
「あ、はい。こんにちは。この店が気になってしまって…」
「そりゃあ、うれしいなぁ。」
「どういたしまして」
カッピーは、一日中店員と話していた。
家に帰ったカッピーは、新聞を書いた。
新聞を書き上げると、カッピーは、次は神社を取材しようかなと考えた。そして、翌日再び『きつね神社』に行くことにした。
カッピー新聞 第五号
にんじん八百屋はすごい!
本日、カッピー新聞社に勤めていた、カッピー(27)がにんじん八百屋を訪れました。そこで、カッピーは一日中店員と話をしていられました。すごいでしょう?