魂魄理論
魂魄理論とは、世界への干渉の方向性に関する魔術理論である。
魂とは、心。意思あるモノ、カタチなきモノを示す形而上的魔術対象。
魄とは、体。意思なきモノ、カタチあるモノを示す形而下的魔術対象。
魂への干渉は天上法、魄への干渉は地上法と呼ぶ。
天上法は、世界の心への干渉、生かされる屍を例とする魔術手法。
地上法は、世界の体への干渉、動かされる屍を例とする魔術手法。
実際の魔術の多くは、双方の性質を合わせた人智法を用いている。
仮に、放火の魔術を行使するとする。
天上法であれば、火の精霊に動いてもらうこととなり、それは火のようなモノであって、火ではない。火の精霊に気に入られた存在に向けても、期待する結果、火傷などのダメージを負わせる攻撃手段とはなり得ない。
地上法であれば、火の仕組みを再現することとなり、ただそれだけで膨大な知識を必要とする。また、発火まで研鑽に成功したとして、さらに放出の知識を研鑽する必要がある。
人智法であれば、地上法にて万物に効く火を発生させ、天上法にてその火を動かしてもらうことができる。
人智法は、物理的結果に、神秘的原因がある魔術手法と云える。




