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魔物図鑑〔改訂版〕  作者: 龍崎 明
魔道事典・派生
32/35

竜種について

レビューありがとうございます!

コメントから竜種に関する説明不足を感じて、思いつきの補完設定を整えてみました

参考にされる方々には、これが絶対の設定でないことを前提に、皆様の発想力を刺激する一助となれば幸いです

 竜種は魔物の一種であり、最強種ともされる取り分け強大で特異な生命体である。


 竜種は大別すると三種類に分類される。すなわち、亜竜、三竜、真竜である。


 亜竜は、爬虫類または魚類の延長にある魔物で竜種としての特異性の薄い獣の域をでない存在。竜種というよりは鱗魔種と呼ぶ方が適切である。


 三竜は、さらに分化した三種類の竜種の総称である。空中戦を得意とする飛竜、水中戦を得意とする泳竜、地上戦を得意とする駆竜と分けられ呼称される。亜竜と三竜の決定的な差は、一般に竜玉と逆鱗の有無だとされるが、実際の違いは魔術を構築できるか否かにある。


 イヴィル・サラマンダーやゲイル・ワイバーンが亜竜に分類されるのは、彼らの火や風は魔法であって魔術ではないためである。彼らは自ら火や風を起こしているのではなく、世界が彼らをそういうものだと認識して魔法現象を付与している。


 【竜言秘語ドラゴン・ロア】。竜玉によって圧倒的な魔力強者となった竜種の言葉は、ただの咆哮であっても詠唱となる。

 詠唱は本来ならば、意味のある言葉で為すことで魔術を発動する手法となる技術である。ただし、竜種の場合は欲望に影響される魔力そのものが、意味あるいは意思を伝達し、本来ならば意味の無い咆哮さえも詠唱化してしまう。詠唱は、魔術修練における補助輪であり、いつかは不要になる技術という認識により侮られているのが一般の認識だが、補助輪である以上、その効果は高い。曖昧なイメージを、言葉というカタチによって確固たるモノにすることによって魔術のチカラを大きく向上させることができる。故に、竜種の放つ息吹は、他種の魔物よりも強大な威力を発揮するのである。


 魔物に分類されるにはまず魔素結晶である魔石を体内に有することが絶対条件であるが、竜種の有する魔石は竜玉と別称される。何故なら、魔石と竜玉ではその特性に違いがあるからだ。

 魔石は概ね魔力を蓄積し属性を宿す性質がある。故に、魔石から出力される魔力は、その属性に影響を受けた代物だが、この性質を利用して魔石は魔道具の動力として活用されていることが多い。対して竜玉は、蓄積と属性とは別に魔力を生成する機能を有する。その詳しいメカニズムは解明されていないが、魔素を利用していることは確実であるらしい。魔力は精神活動によって全ての生命体が生成しているエネルギーであるが、竜種はそれとは別の手段でさらに魔力を生成しているが故に、強大な力を有しているのである。


 また、逆鱗は竜玉の性質を最大限に発揮するための器官だとされている。本来は体内、特に心臓部に位置している魔石だが、竜玉は逆鱗のすぐ下に存在する。これは空気中の魔素を直接に吸収するために、体表部まで露出しているのだとされる。しかし、魔物にとって魔石は生命の核であり、それは竜種であっても例外ではない。つまり、弱点急所の類であり、それを保護するために逆鱗で覆い隠されていると考えられる。なお、逆鱗はないが竜玉を生成している魔物は稀に存在するが、その場合は竜玉であっても体内にあり、呼吸によって取り込んだ魔素を利用しているとされる。


 真竜は、ドラゴンである。三竜との明確な差は姿形である。彼らは、天を衝く双角、命を狩る爪牙、古木が如き四肢と長尾、天翔る大翼を有して堅牢な鱗に覆われた怪物だ。正に最強種の威容であり、人類が想像した最強生物との類似性がある故に、ただその姿であることが彼らに力を与えている。

 無詠唱をあっさりと為す魔術技量の高さも、慧眼に宿る聡明さも、彼らの本質ではない。彼らがドラゴンであること、それがなによりの本質だ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] レビューで伸びたら嬉しいです(´;ω;`) ありがとうございますー! 解説が上手くて読みやすいです。
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