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魔物図鑑〔改訂版〕  作者: 龍崎 明
世界観
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人造人間

人造人間ホムンクルス・ヒューマノイド

 錬命魔術によって作成された人造生命体かつ人型生命体。一般的にホムンクルスといえば、彼らのことを指す。ただし、本来のホムンクルスは、混合獣キメラなど全ての人造生命体のことであり、延いては錬命魔術そのものである。


 人造人間の肉体構造は、極めて忠実に人類人間種人族の構造を模倣している。肉体だけならば、その性能は優秀な人族の範囲に収まるものである。

 しかし、人造人間の作成には一つの大きな問題がある。それが、霊体の不在である。霊体の形成プロセスは、現在も研究中ではあるが、鉱魔種を例に見るように本来なら膨大な時間を必要とするものであり、生物の生誕は正に奇跡的な条件下で起こり得る極短時間の特殊な霊体形成とされている。この生誕を再現することが不可能であったため、人造人間はただの肉塊に過ぎなかった。


 この問題を解決したのが、流銀(チオチモリン)の発見である。流銀は、水銀の魔鉱石であり、元の鉱物と同じく、常温で液体である。空気中の水分にさえ溶け出す厄介な性質を持つが、それを解決すれば極めて優秀な素材となった。液体であるこの魔鉱石は、容易に流動する、すなわち、容易に変化するという性質を魔術的に持つ。この性質が、成長、感情、記憶、様々な変化に対応する霊体構造と極めて相性が良く、初期構造を魔動人形(ゴーレム)の術式応用で設定すれば、簡易に霊体を形成することに成功した。


 このことから人造人間を流銀人体とも呼称する。


 流銀は、肉体的には血液の代替として人造人間の体内を流動している。しかし、ここでまた問題が発生する。流銀の重量に人体構造が耐え切れなかったのだ。ただし、この問題はあっさりと解決した。流銀に設定する術式に常時発動する身体強化系魔術を書き込めば良かったからだ。そのため、人造人間は、一般的な人族よりも体重が重く、身体能力も高い。さらに、流銀に記録することで記憶とする関係上、忘却することがない。

 また、造物主の技術力によっては、全ての生命活動を魔術的に補うことも可能であり、不老能力さえも獲得できる。その場合の人造人間でも食事は可能で、これは食欲を満たすことによる感情変化によって魔力を生成できるという明確な意味もある。逆に言えば、感情変化に乏しい人造人間は、魔力生成に問題が生じ、その肉体を維持している常時発動の魔術効果を失い死亡してしまう。

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