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魔物図鑑〔改訂版〕  作者: 龍崎 明
魔物図鑑
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鉱魔種

鉱魔種

 無生物が魔化した魔物。主には、鉱物などの物体が霊体を獲得した存在。天然の魔動人形。死体に憑依する屍霊種に似るが、元々生物でないためか霊体が脆弱なため、魔力枯渇を狙った長期戦で勝敗をつけることができ、必ずしも魔石を砕く必要はない。


迷宮ダンジョン 脅威度:C

 建造物や地下空間それ自体が魔化し誕生した鉱魔。その空間は魔素に溢れ、魔物たちの楽園と化している。また、建造物の中に取り残された遺物や地下空間にあった鉱物が、魔素に影響され貴重な品となり、人類の欲望を擽る宝物庫でもある。まんまと誘き出され死体となったモノどもは、迷宮を構成する魔素に分解される。ただし、魔素濃度の高い部位は、分解に時間が掛かるため、しばらくその場に遺る。龍脈上に存在して、そこから漏れ出す膨大な魔力で成長している。


禁断迷宮パンドラ 脅威度:S

 奈落の底に続いているかのように深く広大な迷宮。最奥部には、不老不死の秘薬や湧き出す黄金などおよそこの世の全てが叶う財宝があるなどの荒唐無稽な噂に彩られるが、実際に底に到達した者は未だいない。


至天迷宮バベル 脅威度:S

 天に至るかのように聳え立つ塔の迷宮。最上階は、神々の住まう地に繋がるのだとも、善き死者たちの楽園に繋がるのだともされている。されど、踏破した者は未だなく、真実は夜空の闇の中である。


獄炎迷宮ゲヘナ 脅威度:S

 燃え盛る火山洞窟の迷宮。死蝗帝が生み出す巣であり、炎に耐性または適性を持つ珍しい魔蟲種が徘徊している。古くは、地獄の焼却炉とも呼ばれた。


万魔神殿パンデモニウム 脅威度:S

 地下空間に佇む妖しくも厳かな神殿型の迷宮。おそらくは神代の頃の遺跡が魔化したのであろうが、その内部には多種多様な魔物が徘徊し、濃い負の魔力が瘴気となって漂っている。一般人ならば入口を目にしただけで正気を喪う可能性もある禁足地。


聖戦場跡メギド 脅威度:?

 正の魔力の濃度が高い非常に珍しい丘。様々な条件によって自然の結界が形成され、一種の異空間として迷宮が成立した正に奇跡の産物であり、天使が顕現しやすい聖地の中の聖地。現在、聖天教会の管理下にあり、出土する秘宝の関係から聖戦の跡地とされている。その脅威度は不明、正の魔力の濃度が高いため、そもそも害のある存在はいないが、だからといって実力者が存在しないわけではない。


神代迷宮ラビリンス 脅威度:S

 龍穴の膨大な魔力によって発生した異界。厳密には魔物ではないが、人類の知識では迷宮と区別がつかないために、鉱魔種に分類されている。最奥部には、龍穴とそれを守護する龍種が鎮座している。異界とされるように、異なる法則が働いている。


魔動器リビング・ウェポン 脅威度:D

 魔化した武器。魔石が露出しており、通常の武器との区別は比較的容易。浮遊して、近づくモノに襲い掛かる。


魔動鎧リビング・アーマー 脅威度:C

 魔化した防具。魔石は内部にあるが、漏れ出す光で区別をつけることができる。


魔動箱リビング・ボックス 脅威度:E

 魔化した箱。魔石が内部にあるため、見た目では区別がつかない。ただ、不意打ちされても割とあっさり避けることができる。


魔本グリモア 脅威度:C

 魔化した魔術書。記載された魔術を行使することができるが、すぐに魔力切れを起こすためあまり動かない。


糸繰人形マリオネット 脅威度:B

 操り人形の鉱魔。糸を使って、あらゆるモノを操るチカラがある。古代には、人形劇が盛んであったとされる。


悪魔像ガーゴイル 脅威度:B

 竜のような顔に、翼を備えた人型の石像。空を飛び、高水圧のブレスを吹く。古代には、魔除けの意味があったとされる。


守護像スプリガン 脅威度:B

 遺跡の門番として設置された石像。嵐を引き起こすチカラがある。


銀車輪アリアンロッド 脅威度:B

 銀製の戦乙女と戦車の像。そのカラダは、既に霊銀に変質しており、聖属性を宿す。単調な突進攻撃を主体とするが、その威力は大きい。古代には、武力を象徴したとされる。


黄金猪グリンブルスティ 脅威度:A

 黄金製の猪の像。そのカラダは、既に神鉄に変質しており、強靭。また、空中や水中さえも地上のように駆け回る。古代には、富を象徴したとされる。


呪宝竜ファフニール 脅威度:A

 魔化した財宝。魅了の呪いを放っており、触れたモノを真竜のような姿の毒竜に変身させるチカラがある。毒竜は操られ、財宝を守護することになる。


巨兵タロス 脅威度:A

 巨人並みの大きさの銅像。そのカラダは、既に王銅に変質しており、再生力がある。また、発熱するチカラがある。


機巧魔神デウス・エクス・マキナ 脅威度:S

 歯車仕掛けの神とされる鉱魔。古代の超文明が何らかの理由で開発した巨人大の兵器が魔化したモノ。強力な電磁砲を放ち、電磁バリアを発生させる。また、自己修復機能までも備える。


機皇メカ・アンティキティラ 脅威度:S

 超越的な演算能力を有する機巧人形。その演算能力は、僅かな接触で対象の性格をトレースするほどである。美神のような外見で基本的には対話を選択する穏和な魔族。魔化に伴う意思の発生により、組み込まれた魔道具の機能に限定されない大魔術を行使可能。その正体は、かつて栄えた技術大国の開発した支配機構制御補助装置である。彼女の定住している孤島はかつての首都があった座標であり、その地下には彼女の本体とも言える支配機構制御装置が鎮座している。肝心の支配機構は遥か蒼穹の彼方にて浮かぶ兵器衛星『天上の輝き(キュテレイア)』であり、この兵器は地上に対する監視装置であるとともに都市一つを消滅させる制裁装置であった。アンティキティラの名は、キュテレイアと対を成すモノ、地上の煌きを意味する。兵器である彼女に発生した性格がどのようなモノかは不明だが、今のところはただ人類を見守っているようにみえる。


闇黒魔鏡テスカトリポカ 脅威度:S

 光を吸い尽くし世界を暗闇に閉ざす鏡型の秘宝が魔化した存在。その生産地は陽光翼蛇の棲息地と重なり、しかし、穏やかなその竜種に対抗するかのようなこの秘宝の使用目的は不明。溜め込まれた魔力は、煙となって吐き出され豹のような実体を得てこの秘宝を守護する。


土魔像クレイ・ゴレム 脅威度:E

 ある程度の水分を含んだ土が人型となった鉱魔。乾燥させると、砂状になってカタチを維持できなくなる。


岩石魔像ロック・ゴレム 脅威度:D

 岩石が人型となった鉱魔。重く強靭なカラダだが、動きは鈍い。


王銅魔像ニヌルタ・ゴレム 脅威度:C

 王銅が人型となった鉱魔。再生力があるが、その分、魔力枯渇が早い。


霊銀魔像ミスリル・ゴレム 脅威度:B

 霊銀が人型となった鉱魔。若干、俊敏で、聖属性を宿している。


神鉄魔像オリハルコン・ゴレム 脅威度:A

 神鉄が人型となった鉱魔。重く強靭で、魔術耐性にも優れるため、非常に厄介。


覇金魔像アダマス・ゴレム 脅威度:S

 覇金が人型となった鉱魔。神鉄以上の強靭さと魔術耐性のためにほぼ無敵で、さらに、神鉄魔像よりも若干、俊敏。


巨像王アトラス 脅威度:S

 都市を一踏みで潰せるほどに巨大な鉱魔。その巨体を動かすには、膨大な魔力が必要であるため、基本的に動かない。古くは、世界の天蓋を支える者とされた。


爆岩ボンバー 脅威度:C

 魔化した岩石。衝撃を与えると爆裂する。たまに、転がって移動する。


泥人形マッド・ドール 脅威度:C

 泥が人型となった鉱魔。泥状のカラダは、物理攻撃が効きづらい。乾燥に弱い。


砂人形サンド・ドール 脅威度:C

 砂が人型となった鉱魔。砂状のカラダは、物理攻撃が効きづらい。湿潤に弱い。


氷雪人形スノー・ドール 脅威度:B

 氷の骨格と雪のカラダをした鉱魔。凍てつく冷気を放っているが、熱気に弱い。


冬将軍ジェネラル・フロスト 脅威度:A

 大柄な氷雪人形。雪を材料にして、氷雪人形を増やすことができる。


熔岩人形ラヴァ・ドール 脅威度:B

 熔岩が人型となった鉱魔。灼けつく熱気を放っているが、冷気に弱い。

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