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第三話「はじまりの予感?」

玄関のドアを開けるといつも通りの見慣れた朝の光景が広がっていた。澄んだ青空、

美味しい空気を全身で感じ、深く深呼吸をする。スーハースーハー

今日も学校に行くとするか。学校は家から徒歩10分程度で行ける場所にある。


学校への道を歩いてると

「和也くんおはよー」

と後ろから小走りする音と共に呼ばれる。


「よ、よう……おはよう明香里、今日はこんな時間に珍しいな」

彼女は古橋明香里、小学校からの友達の一人だ。茶髪のポニーテールのどこにでもよくいるような女の子だ。学校での評判はちょうど中間ぐらいだろう。いつもは登校時間が遅刻ぎりぎりのはずだが……


「なんだろうねー、なんかこの時間に家を出ないといけない気がしちゃって」


「そ、そうなのか……なんかごめんな……」

なぜだろう……妙な胸騒ぎがする……まさかな……


「お、和也と明香里じゃん!!珍しいな!二人が一緒に登校してるなんて!」

と後ろからゆっくり歩きながら俺と明香里のことを呼ぶやつが現れた。


「あ!瑞樹君おはよ~」

「……よう、瑞樹……今日は部活の朝練はないのか……?」

こいつは立花瑞樹、明香里と同じく小学校からの友達の一人だ。テニス部に所属していて耳にピアスをつけ、見た目だけなら相当なイケメン。学内にイケメンランキングなどと呼ばれるものがあったとしたら文句なしの1位をとれると俺は断言する。ただし、見た目だけならだ。中身は相当なオタクでテニスをやっている理由もテニヌのキングという漫画を読み始めたのがきっかけだ。いつもは部活の朝練で朝早くに学校に行っているはずだが……


「いやー今日は珍しくちょっと寝坊しちゃってな、なんか和也……今日元気無くねーか?」


「そ、そうなのか…いや、大丈夫だ。今日はちょっと御飯を食べすぎてしまってな、ははは」

「そっか、ならいいや、でも和也にしてはめずらしーな」

胸の動悸が激しくなってくる……こんな偶然……ありえるのか?……


そうこうしている内に学校についてしまった。

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