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第二話「いつもの日常?」

ジリリリリリリリリリリ



けたたましい音が部屋中に鳴り響いた。アニメなどでよくある昔ながらの目覚ましではなく、スマホの目覚ましである。


普通の着信音では物足りないので、俺はこの目覚ましの音にしている。といっても、初期の音がこれで、音を変えるのがだるいという理由もあるのだが…。


スマホを手探りで見つけ、音を止める。


俺は寝相が悪いらしく、寝る直前に枕元にスマホを置いていても、

いつの間にか何処かにいっている。



なので、目覚ましを止めるのには幾許かの時間が掛かってしまう。目を開け、スマホの画面を見ると七時だ。どうやら今日も、アニメの一話の様に、遅刻しそうになって急ぐことが無いようで安心だ。



朝御飯を食べるとするか…ベッドから起き上がる、すると自分の机の引き出しが何故か開いていることに気付いた。

昨日引き出し閉め忘れたっけな…そう思いながらおもむろに引き出しを閉める。

机の引き出しが開かれているのを見ると某ねこ型ロボットで有名な

国民的アニメを思い出す。


○○えもーんと言う主人公の悲鳴から始まる映画はとても面白いと思っていた。

幼い頃はよく映画を見ていたがしばらく見ていないな、今度アマズンプレミアムで見てみるかな。そんなことを考え、眠たげに欠伸をしながら部屋から出る。


部屋から出て、階段を下りると



「おはよう、和也。朝御飯出来てるわよ」

そう俺の名前を呼ぶのは母親だ。ごく一般的な専業主婦だ。


「おはよう、母さん。いつも俺の為に御飯作ってくれてありがとう」


「あら、どうしたの突然。そんな最後のお別れみたいなこと言っちゃって…」


「ん、いや…なんとなくそう思ったから言ってみただけだよ」

そう、なぜだか急にそう思ったのだ。大した意味はきっとない。


「あらそう?ならいいのだけれど…早く御飯食べなさいよ、ただでさえあんたは御飯食べるの遅いんだから」


「そんなのいつものことだろ」


母さんが言う通り俺は御飯を食べるのが遅い。通常、他の人が御飯を食べる時間の大体2倍はかかる。


しかし、それにはちゃんとした理由がある、俺はとても御飯をよく噛んで食べる。


ただそれだけだ。よく噛んで食べることで、最高の食事を味わえるし、満腹指数もあがるので少ない量でも、お腹が脹れる。良いこと尽くめだ。


今まで、こうしていて困ることは無かったので生涯これを続けるだろう。というか、今の食べ方を治すのは難しい。もう体に染み付いてしまっているのだから…。


今日も今日とて朝御飯を食べるとしよう。さて、今日の朝御飯は…味噌汁、白飯、納豆、鮭か…古き良き日本の朝食だな。


「いただきます」


そう言って御飯を食べ進めた。


--御飯を食べ終えた俺は「行ってきます」と声を出し、いつもの様に家を出た。

次話は学校へ行きます。

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