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加齢臭と転移する竜 (内容まとめ:おっさんが異世界に終活をしに行く話なのですが、なぜか『ほのぼの』と言われています)  作者: 黒長 二郎太
37章.神殿再建(2)

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37-22.[異世界側のお話です]3番目は誰だ(上)


「どっちだっていいじゃない。もういいでしょ!!」

エスティアはもういい加減にして欲しい。


「エスティア、動くな、動くと余計わからなくなる」

「動かなくたってわからないんだから、もう終わりでいいでしょ?」


挿絵(By みてみん)


女たちは、なぜかエスティアとリナの乳比べをしていた。

エスティアとリナを並べて裸で立たせて、残りの女たちが、前から横から乳を比較する。


エスティアとリナは、どっちが乳が大きいか。


この2人はどちらが大きいかは、ぱっと見では、はっきりわからなかった。

今回、決着を付けようということで比べているのだが、はっきりわからない。


「前はリナの方が大きく見えたんだけどな。

 形が違うから、これじゃわかんないな」


前はもっと大きかったかもしれない。それはリナ本人にも自覚があった。

「そうだな。痩せたら小さくなった気がするな」


「あー、前にリーディアが言ってたやつか」

「リーディアが言ってた?」

「家出したときあるだろ、あのとき聞いたんだ」


※本当にそんな話をしています。

 ”7-4.胸つつまし師弟の逆襲(発動編)”参照。


「兵士なら誰でも知っていることだ。

 戦地から戻ると、痩せておっぱいも小さくなる。

 脂肪の量で大きさが変わるのだ」


毎日見ている自分たちでは気付かなくても、ダルガンイストに戻るとすぐに指摘される。

痩せたとか衰えたとか言われるが、同時に胸を指摘されることもある。


----


だが、エスティアにとっては、どうでも良いことだった。


「だったら、元に戻ればリナの方が大きいってことで良いじゃない」


「うーん、でもエスティアが大きくなったのかもしれないし」


もしかしたら、まだ成長途中かもしれない。

だが、それも含めてエスティアにとってはどうでも良いことだった。

とにかくさっさと決めてほしい。


「どっちでも良いから、早く決めて!」


……………………


なんで、こんなことになっているかというと、どうでも良いような理由があった。


リーディアとルルに【見えない毛】があることがわかって、リナとエスティアも全身調べた。

2人とも”【見えない毛】は生えていない”ことが確認できた。


2人は、それで終わりだと思ったのに、アイスが妙な仮説を立てた。


リーディアに生えて、次にルルにも生えたとしたら、毛が生えるのは、おっぱいの大きい順である可能性が高いと主張したのだ。


【見えない毛】が生えたのがリーディアだけであれば、リーディアだけに起こる現象である可能性もある(その可能性が高い)。

だが、リーディアとルルの2人にある時点で、他の女たちにも同様に起きる可能性が高い現象であると推測できる(と言うよりも、アイスは、毛が生えると嬉しい、毛が生えてほしい)。


ルルは他の女たちより、トルテラとの絆は弱いと考えられている。

※ルルシアさんは否定しています。


その根拠は【鎧の呪い】にある。【鎧の呪い】に関わる女は5人。

その中にルルは含まれていない。


イグニスの言う産湯の女にも、ルルは含まれていない。

※イグニスさんは産湯の意味を間違って使っています。


そう考えると、ルルに生えている時点で、絆の強さ以外の要素である可能性が高いと(ルル以外の)女たちは考えた。


そこで、絆以外の目立つ特徴として、アイスがおっぱいの大きさである可能性を指摘した。


その場合、アイスは最後になってしまうのだが、トルテラは小さいおっぱいを好むと言われているので、”もしかしたら好きなものを最後まで残すのかもしれない(だったら良いな)”と思ったのだ。


※それは嘘情報です。実際は、おっさんは貧乳好きではありません。


おっぱいの大きい順だとしたら、3番目はエスティアとリナのどちらかなのだが、この2人はどっちが大きいかは確定していなかったので、”せっかくだから並べて比べてみよう!”と言う話になった……のだが、並べて比べても、どっちが大きいかよくわからなかった。

※ちょうど、服を脱いでいたのでこの”せっかくだから”は普通の用法のやつです。


「もういいでしょ!」


アイスは、アイスの出した結果を言う。

「たぶんエスティアの方が大きい」


アイスはエスティアの方が大きいと言っているが、リーディアが見ても正直、差がわからない。

試しに聞いてみる。

「アイスがどうしてエスティアの方が大きいと思ったのか、その理由を教えてくれるか?」

どうせ、”そんな気がした”程度の理由だと思ったが、アイスの言うことは、案外まともなこともある。


するとアイスは答える。

「見てもわからないから、触ってみた。

 エスティアの方が掴んだときに大きく感じるんだよ」


一応根拠はあったのだ。


「さっき、触ってたわね」


「見た目では無いのか。なるほど、では、触った感じも比べてみよう」


リーディアがそんなことを言いだしたので、エスティアが苦情を言う。

「私、触られるの嫌なんだけど」

エスティアが嫌がるが、ルルに言い返される。

「私のパンツの中触ったのに?」

「…………」

確かに、エスティアも触った。


これは分が悪いので、エスティアは、我慢することにする。


----


「では、触って比べよう」


テーラがささっと揉むと、鼻息ふぬーと得意げな顔をして去っていく。

※テーラさんにとって、乳がでかいことは悪いことなので、

 勝った気分で去っていきました。

 どっちが大きいかを比べる気は無いかもしれません。


そのあとルルがそーっと触る。

「ルル、その触りかた辞めてよ、くすぐったいから」

「ああ、ごめんね、乱暴に触ると嫌かなと思って」


「そっと触られる方がくすぐったいから」

ルルはモニュモニュしてから

「こういう感じなのか」と言い去っていく。


エスティアは、”こういう感じ”ってどんな感じなのかと、少しモヤっとする。


次にアイスがくる。

「さっき触ったでしょ」


「もう一度、ちゃんと比べてみようと思って」


その言葉を聞いて、リナとエスティアは、なんでそんなに真剣なのだろうかと疑問に思う。


「目を瞑って触ると良くわかる」


その言葉に、ルルが反応する。

「え? そうなの? じゃあ、もう一度」


またルルが来た。

「何回触る気? 一回で済ませてよ」


「ごめんね。でも、差がわからなくて。

 あ、本当だ。差がある。固さが違うのかな?」


リーディアもやってみる。意外に、見た目と差が出るようだ。

「なるほど。これは気付かなかった。

 触った時に感じる大きさと、目で見て思う大きさには差があるのか」


……………………


結局、エスティアの方が大きいことになった。


「確かに、触った感じではエスティアの方が大きく感じる」


これで順番が確定する。

リーディア、ルル、エスティア、リナ、テーラ、アイスの順だ。


「やっと服を着られる」


「で、”見えない毛”があるかどうかをちょっと調べるはずだったのに、

 なんですぐに揉めるのよ」


エスティアが愚痴を言う。


「バカバカしいが、トルテラが居た頃はいつもこんな感じだったような気がする。

 なんだか、トルテラが戻ってきそうな気がするな」


もう服を着たので安全だと思ったのかリナが言った。


「おっぱいの大きい順というのも、あまり説得力が無いように思う。

 偶然だったのではないか?」


「そうよね。わざわざ調べなくても良かったんじゃない?」


「とにかく、もし本当におっぱいが大きい順だとしたら、次はエスティアに生えそうってことだな」

その言い方だとエスティアが度々調べられそうだ。


「生えたら報告するから心配しないで問題ないわよ」


「でも、自分で触れない場所に生えるかもしれないだろ?」


アイスは調べる気満々だ。

毎日【見えない毛】が生えてないかアイスに調べられそうな気がして、エスティアはちょっと気が重くなる。


エスティアの気持ちはなんとなく理解できたので、リーディアが話を逸らす。


「次がアイスだったら良かったのにな。調べられるのも嫌がっていなさそうだし」


ところがアイスは妙なことを言う。

「あのさ、本当に次エスティアかな?」

「え?」

「大きい順だって言ったのはアイスでしょ?」


「そうじゃなくてさ、ラハイテスに生えてないかな?」

「なんでラハイテス?」

「だって、元々呪いをかけたときに入ってなかったルルに(毛が)生えてる。

 ルルはテーラのお姉さんで、そのお姉さんがラハイテスだろ」


「おっぱいの大きさだと、ラハイテスの方が私より大きいかもしれない」

言ったのはルルだが、概ねそう感じられた。


「そうかー。じゃあ、ルルより先に生えたかもしれないな」

アイスの推測はときどき当たる。


もしラハイテスに生えたとしたら、さらに複雑な状況になる。

「そうだな。胸の大きさより、そっち(ラハイテスに生えているか)の方が気になる」


ラハイテスに生えている可能性があるなら、それも調べたい。

リナは、まだ皆が知らないラハイテスの秘密を知っている。


その秘密は、この中では、リーディアとリナだけが知っている。

リーディアも、リナが何を思ったか気づいていた。

「私が調べておこう」


「リーディア、やっぱりランデルに行くの?」


「どうしても今のうちにジェローネに伝えておかなければならないことがある」

「なんだ?」


「気にするな。私事(わたくしごと)だ……ああ、無関係とも言えないか……」

「なに? 気になるじゃない」


リーディアは、個人的なことなので、わざわざ話す必要も無いと思ったが、実際は、リーディアが受勲を拒否しようと思った理由には、女たちも関係が有ったので、やはり話すことにする。


「うむ。そうだな。話しておいた方が良いか。

 だいぶ前のことだ。城壁下で巨人と戦ってトルテラが消えたときのことだ」


「あんな昔のことで?」


ジェローネとは以前同じ宿舎で寝泊まりしていた時期があるのに、なんで今更、それ以前の話を伝えなければならないのかと思うのも不思議はない。


なので、リーディアは理由を話す。

何故今更話をする必要ができたのかを。

「石の記憶で見つけた。私も、このことはつい最近知ったのだ」


石の記憶が読めたという話はエスティアも知っているし、その時読めた内容も聞いたはずだ。

何か聞いていなかった情報があるのだろうか?


「なんか新しい情報があったの?」


「ああ。巨人とトルテラが相打ちになったと思っていたときの話だ」


エスティアは軽い気持ちで聞いたが、少々難ありの話題だった。

深くは話さなかった部分が有ったのかもしれない。

「ああ…………」


ちょっと気まずい。

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