番外-3.遮熱テーブルに風防を入れよう&お守り代わりのエスビット
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☆☆☆☆ 注意 ☆☆☆☆
番外は雑談コーナーです。
本編読みたい人は飛ばしてください。
1章から読むと、スローライフからはじまります。
”富士の樹海より、もっと良い森”です。
未来の世界から、娘を名乗る死神さんに呼びに来て欲しい人は、こちらから読んでも良いと思います。
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21章.横浜編1 50の年の同窓会
1章から読んで、展開が遅すぎると感じる人は9章から読んで、後から1~8章を回想として読んでも話は繋がります。
21章から読んでも、1章に戻るポイントがありますので、どちらから読んでも問題ありません。
1章、或いは21章から読み始めてください。
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トランギアのメスティンは、昭和の頃から有りました。
遥か昔から存在していて、比較的最近までコピー製品も出ていませんでしたが、何故か急に増えて、今では100円ショップでも買えるようになりました。
1合炊きが500円。
1.5合が800円。
3合が1000円。
安いですね。
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2021/10現在、そろそろ、中国製のアルミ製品価格が高騰する可能性が高そうな感じです。
こんな価格で買える時代はもうすぐ終わるかもしれません。
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3個スタックできますが、1.5合と3合は隙間が大きくイマイチです。
3合のはレトルト温めたりするのに都合が良いと思います。
1.5合のやつが、トランギアのメスティンに近い大きさです。
1合のやつと本家メスティンもスタックできます。
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2021/10
ヤバいものが出てました。
メスティンのブラックバージョン……ではありません。
なんと、焦げ付き防止加工付き、ノンスティック加工付きのメスティンです。
これの何がヤバいかと言うと、今までメスティンの最大の欠点である焦げ付きやすさを改善したいと望む人はかなりたくさん居て、かなりの大金はたいて焦げ付き防止加工のメスティンを手に入れていたのです。
やっと安定して買えるようになったものの、5000円じゃ買えないくらいの価格でした。
そこにいきなり1000円(税込み1100円)で登場です。なんだそりゃ!!
そんな価格で売れるものなのかよ!
ローテク製品のメスティンのコピー品を安く売るのは理解できるけれど、これを1000円で売るとは思わなかったです。
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本家、トランギアの新品が出てきたので、写真載せときます。
本家メスティンは、ダイソーの1.5合と同じ大きさです。ダイソーの方が若干高さが高い気がします。
私はメスティンは1.5合だと思っているので、1.5合と同じ大きさというのは感覚的によく合います。トランギアのメスティンは公式では1.8合ですが、2合炊けると言う人も居ます。
私は1.5合だと思ってます。
本家は、こんな感じで剥き出しで販売されています。
少々の凹みとか、たぶん気にしてないです。
作りも相当荒いです。いろんな面で、100円屋さんのやつの方がまともです。
本物の方は、ダイソーの箱に入るので、それに入れて保管することにします。
買ったときにはハンドルは付いていません、メスティンの中に収納されているので、自分で取りつけます。
こっちがTR-209でラージメスティンです。
ラージの方の包装のビニールが一番トランギアっぽい感じです。
ラージメスティンには、どこにもラージメスティンの記載は無いのですね。
こちらもダイソーの3合のやつと同じ大きさです。
これ、買った時1000円とか、そんな価格じゃ無かったと思うのですが。
トランギアマークを刻印してくれれば良かったのですが、現在のようにコピー品が出回ると見分けが付かない。
ノーマルメスティンと、ラージメスティンは大きさも形も明らかに異なりますが、名前で判断する場合TR-209がラージ、TR-210がノーマルサイズです。
ストームクッカーも同じですが、メスティンも、サイズが大きい方が番号が若いという法則があります。
TR-25がストームクッカーLでTR-27がストームクッカーSです。
日本では25-3ULと25-3HAと黒のノンスティック版35-5ULの3種類でしたが、今は黒くないTR25-5ULとデュオーサル版のTR-25-21ULD、さらに、これのS版と合わせて10バージョンも出ています。
ところが、本家は68バージョンもあります。1足して偶数になる番号はヤカン付き。3ULにヤカンを付けると4ULになる。なので、日本でも20バージョンは作ることができます。
そして、さらに、アルコールバーナーをガスバーナーに交換したバージョンです。
残りはと言うと、アルミ無垢ノンスティック無しのフライパンと、HAノンスティック無しのフライパンのバージョンと、本体がアルミ無垢と、HAのバージョンがあります。
一番気になるポイントは、本体部分の材質です。
基本、使い勝手は鍋やフライパンの差で決まります。
なので、鍋とフライパンは用途に合わせて選べば良いのですが(国内販売モデルはフライパンが全て同じで、選択肢はありませんが)、本体部分の材質は使い勝手に全く影響しません。
”本体風防なんか材質関係無いからアルミ無垢で良い”という、実用性優先の見方と、”むしろ、消耗しない風防部分こそ、HAで拘るべきだ”という両方の気持ちが頭の中に存在してしまったりします。
それはそうと、”アルミ無垢のフライパン”と、”HAでノンスティック無しのフライパン”を持ってません。
いつか、超金持ちになったら”アルミ無垢のフライパン”と、”HAでノンスティック無しのフライパン”を買ってやろうと思います。
トランギアの場合、本物と偽物を簡単に見分ける一番基本的なポイントは、軽くてボロい方が本物です。
特にメスティンの場合、形がまともなのに、バリが残っているようなやつが本物です。
ストームクッカーの場合、HAはけっこうまともなので、”ボロい方が本物”という常識が通用しないこともあるかもしれません。
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本物のメスティンと比べて、100円屋さんの方は、本家より遥かにまともに見えますが、実際の使い勝手はどうでしょうか?
本家は人件費の高い国で、遥か昔と変わらない品質のものを作っていますので、表面処理もされていないアルミ無垢の縁にはバリも付いた半完成キット的な作りです。
国内基準では、粗悪品とか不良品扱いされそうなレベルです。
有名メーカーの定番商品だから皆知っていて文句言わないだけで、知らない会社名で販売したら、不良品、粗悪品扱いされそうな品です。
趣味の品と言うのは、便利なほど良いとは限りません。私がわざわざガソリンストーブ使うように、不便だから良いと言うところもある。
自分で仕上げしたいタイプの人には、バリ付きの方が魅力的かもしれません。
そして、ガソリン派の私は、あまりメスティンは多用しません。
こんなペラペラのアルミ鍋、おそらくすぐにベコベコになってしまうでしょう。
メスティンをスタックしたいと言う長年の夢を叶える品として、ネタで買ったものです。
スタックと言うのは、大鍋の中に小鍋を収納する重ね収納のことです。
例えれば、闘士ゴーディアンのように……これじゃわかりませんね。
マトリョーシカ人形のように、重ねて収納できるものです。
荷物としてのサイズは、一番外側の鍋の外形寸法で決まりますが、その中にどれだけのものを詰めることができるか。
キャンプ用品マニアのお友達は、しばしば、スタッキングに凝りすぎて、無駄なものを大量に買ってしまったりします。
ぐはっ(エア吐血)
個人的には、このメスティンは、あんまりスタッキングが嬉しい感じではないです。
隙間が大きくて、その隙間を埋めるのに都合が良い荷物も見当たらない。
1000円の一番大きいやつは、SOTOの定番品CB缶のレギュレーターストーブ
ST-310と、比較的相性良いです。
隙間に、食器やら食材やら、いろんなもの詰めれば、けっこうな量収まると思います。
”ST-310を鍋に詰めたいが金はかけたくない”という方にお勧めです。
専用品が出てますが、5倍の価格です。
ただし、ST-310には、収納サイズ、重量の割に、展開時のゴトクサイズが十分ではないという問題があり、びっくりするほど鍋の座りが良くありません。
少々気を付けて使う必要があります。
このストーブ、本体だけで350グラムもある、かなりの重量級です。
この大きさと重さでありながら、ゴトクが僅か13cmと冗談みたいに狭いのです。
長さだけで言ったら、1/3以下の重さのストーブより短いくらいの小さなゴトクしか持っていません。
P-153とかREVO-3700あたりのOD缶直結モデルが110g程度で15cmの4本ゴトク装備です。
350gもあるストーブなら3Lくらいの鍋は余裕で乗るだろうと思うと2L鍋すら危ういと言う、超貧弱仕様でびっくりです。
それに輪をかけるのが設置場所の問題で、CB缶直結ストーブを、安定して置ける場所で使う機会というのは、私はあまり無かったです。だいたい斜めになります!
ただでさえ不安定なゴトクが斜めになってますます危険になります。
不整地でも安定して使える機器を日頃使っていると、あまり場所を考えずに広げてしまって、実はストーブ置ける場所が無いことに気付きます。
というわけで、不整地で使うにはイマイチなところはありますが、現時点で最強のストーブの1つであるように思います。
寒い時にも火力を維持するレギュレータという装置が組み込まれたストーブに思えますが、実は、レギュレーターは、冬に火力を上げる機能はありません。
暑い季節に火力を下げる機能です。
結局のところ、ガスの供給量はガス缶側の都合で、ストーブ側は、それを制限することはできても、強化することはできません。
レギュレーターストーブに火力を上げる機能は入っていません。
ある程度ガスが弱くなると火力を下げる能力を下げる機能が入っています。
結果として、暑い時期用の制限で固定されているストーブよりも、寒い時に強い。
なので、はじめから十分バルブが開くストーブがあれば冬でも同様に使えてしまうわけですが、そうするとガス検通らなくなってしまいます。
なので、以前は、
ガス検通る=冬特に弱い
だったのですが、そうではないストーブが登場したのです。
そんな機能組み込んでガス検通したのか!すげー!と思って即買いました。
ですが、この重さ大きさでゴトクが貧弱だと、液燃持って行くのですね。
若しくは、もっと五徳がしっかりしていて、軽いガスストーブを持っていくか。
結局、あまり出番のないストーブに……
私は重さとゴトク幅がぜんぜん合ってないと思いました。
ところが、ビックリするほど大ヒット。
そりゃ、液燃使う人滅多に居ませんから、CB缶でも冬にそれなり使えるストーブに人気が出る。
テーブルがあれば、不整地に弱い特性は気にならないでしょうし。
なので、オートキャンプなら納得ですが、それ以外の層にも人気があるようで、そこは少々不思議に感じます。
安価で入手性の高いCB缶が使え……
(建前上は専用のガスしか使えませんが)
数々のオプションがあり、いろいろな使い方ができる。
なにしろ、人気がありすぎて、社外オプションが発売されてるレベルです。
純正オプションの種類もかなり豊富ですが、さらに社外品まであるというのは驚異的なことです。
他のストーブでは、こんなに豊富なオプションは手に入りません。
ストーブ本体自体が数年で市場から消えてしまうことが多いので……
オプションの遮熱テーブル付ければ、少々鍋の座りが悪くても、ゴトクから落ちるだけで、一発アウトということは無くなるので、だいぶ安心して使えるようになります。
ST-310は発売直後に買いましたが、個人的には、安価な遮熱テーブルが出てから使いやすくなったストーブです。
安価な遮熱テーブルですが、2つ折りで、こんなサイズ感です。
広げると、ロールテーブルより一回り狭い程度です。
こいつはアルミ製で300gしかありません。
アルミロールテーブルが700gですから、ロールテーブルをこいつに置き換えると、かなり軽量化できます。
これなら、ST-310の重量、収納サイズの割に、極めて貧弱なゴトクでも、倒れてもテーブルで救われる可能性が高く安心です。1000円メスティンが安心して使えるようになります。
ただし、このテーブルには大きな弱点があります。
重さと引き換えに、折り畳んだ状態では5歳児の握力でも曲げられるくらいの超低強度しかありません。
広げたら毎回歪んでるという程度の強度しかありません。
あまりにも柔らかいので、手で簡単に曲げて戻せますが、これをなんとかしたい。
そこで、このように、隙間なく収まるものを詰めます。
タダの緩衝材ではなく、広げるとこうなります。
広げると風防です。風で飛ばない風防というのは非常に使い勝手が良い。
軽くて少々の風では飛ばされない風防というのがあると、圧倒的に使い勝手が良くなります。
で、凄いのが、これ100円なのです。
試しにやってみるのに、財布に優しい。
少し加工が必要ですが、ハサミだけで行けます。
そのままだと、高さがありすぎて畳んだテーブルに収まりません。
畳んだテーブルに収まるように高さを合わせる。
テーブル側面のの折り返しと合うように切り込みを入れる。
ST-310で使うには、火力調整できるようにつまみの辺りを切り取ります。
より確実に固定したいのなら、テーブルの脚に固定できるように穴を開けると良いと思います。
穴に線を通して、脚を通して止める程度で十分でしょう。
ただし、今9月ですからね。どれだけ使いやすいかは試してないのでわかりません。
9月というのは、火なんか見たくもないというような季節なので。
火なんか見たくないと思う季節には、元気に火が出るのがガスストーブの腹立つところです。
火力が必要な時にはさっぱり出ないくせに、不要な時には大火力。
これと同じ仕様のテーブルは、ST-310以外にも、トランギアのアルコールバーナーにも使えるので、互換の火器が使えます。
ただしアルミ製のやつだと、重いものは避けた方が無難です。
ST-310のゴトクに乗せたものは、ST-310の脚で支えることになりますがアルコールバーナー等は、テーブルで支えることになるので、少々心配です。
ステンレスのやつは、重さ2倍ですが、強度的には、何倍かというくらい、だいぶ安心な感じです。
重さに拘りが無ければ、ステンレスのやつの方が遥かに良いです。
私は、アルミの軽いやつの登場で、ようやくST-310に出番が来る感じです。
そして、同時に何故か、ST-310にぴったりの鍋が出現したりします。
角型の1L鍋です。
コールマンのガソリンストーブで使ってたやつです。
30年くらい前に買ったやつで、もう二度と使うことは無いだろうと思いつつも、残しておいたものです。
それが、2021年発売のST-310純正鍋とサイズがぴったり一致するという偶然にビックリです。
まあ、角型の1Lは、だいたい、これに近い形のものが多いのですが。
似たようなサイズ感の角型クッカー買えば、相性が良いのでしょう。
といっても、今では、小鍋がこのサイズのセットは、なかなか売ってないのですね。
昔は、クッカーは角型か丸型かなんて話もありましたが、90年代から00年代にガス缶との相性が良い丸型の圧倒的優位が確定して、角型はほとんど滅んでしまいました。
そして、今頃になって再び角型の需要が増える。
今はセットの大鍋がこのサイズなので、大鍋にST-310が入っても、あんまり嬉しくない。
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で、トランギアですが、アルコールバーナーと、アルコールバーナー用の調理セットが主な商品です。ところが、メスティンは、あまり鍋として扱われません。
トランギアと言うと、私の場合は、メスティンよりこっちです。
ノンスティック版の、TR-25-5ULです。
この写真では、アルコールバーナーは裏面を上にしています。
トランギアロゴを見せたかったからです。
私が買った当時はノンスティックが国内販売無しだったので、わざわざ海外通販で買ったのに、今は国内販売されてます。ガッデーーーム。
まあ、今の価格や当時のブラックバージョンと比較すれば、安かったですが。
いえ、料理用なら、ノンスティックが良いと思います。持ち歩きでのコーティングの剥げを気にすると、持ち運び(鍋の内側に保護するものを挟む)に気をつかいます。
なので、焦げる用途に使わないならノンスティック無しの方が気楽に使えると思います。
鍋のハンドルが無いので、グリッパーで掴みますが、ノンスティックコートや塗装は、掴んだ部分が剥がれます。ノンスティック鍋とグリッパーは相性悪いです。
私はどういうわけか、ハンドル無しのノンスティック鍋ばかり使っています。
(ハンドル無しがノンスティックなのでは無くて、ノンスティック=焦げ付き防止加工。ハンドル無しで、さらに、焦げ付き防止加工の付いた鍋ばかり使って居るという意味です)
ストームクッカーの場合は構造上仕方ないと思いますが、ハンドル無いと不便です。
グリッパー無くしたら、鍋が持てないとか間抜けです。
なので、個人的には、ハンドルの無い鍋は使わない気がするのですが、逆に、ハンドルの無い鍋ばかり使っています。
これも同じく、ハンドル無しです。
こいつも、内鍋が欲しくて、1.7L鍋を追加で買いました。
海外通販で、鍋の価格はともかく送料が高くて割高になりましたが、すぐ廃盤になってしまったので、このときに買っておいて本当に良かった。こいつはとにかく期待を裏切らない。
海外版と同じ仕様でガス検通ってるのが凄いです。
だいたいガス機器は、日本向けに劣化改造してメリットがデメリットに変換されたゴミ仕様で発売されることが多いのですが、こいつは、ほぼそのまま発売されました。
私のは初代EtaPowerですが、後の型になるとプラ蓋になってしまい、私の好みから外れます。
ただ、EtaPowerなり、ストームクッカー持つと、分離型のガソリンストーブは持たないことが多いので、ちょっと寂しい。
実はEtaPowerは、1.7Lの内鍋入れても、さらに、Optimus No.85 Nova Plusが入るのです。
あの見た目に反して極めて巨大な箱にしか入らないNova Plusが入るのが凄い。
(ですが、付属品が一緒に入らないのと、厳重に包むと入らないので、あんまり実用的ではありません)
Optimus No.85 Nova Plusは、ちょっとネタストーブ的な要素も持っているので、そのうち載せるかもしれません。
Optimus No.82 Novaの改悪品で、Novaを少し使いにくくて、少し値段を上げた感じのストーブです。悪くはないのですがNo.82 Novaの方がまともなのです。
もちろん、そういうストーブはすぐ消えてしまいます。
消えると人気が出たりする。
中古ゲームなんかもそうですが、傑作は数出回っているから市場価格が下がる。
案外駄作の値段が上がったりします。
ストーブも、駄作の方が販売期間が短く出回る数が少ないので、ネタとして貴重です。
私の標準鍋はハンドルが無くて、ノンスティック加工付きのMSR BLACK LITEなのですが、ST-310だと、ゴトクが小さすぎてイマイチ心配な感じです。
私の感覚では、BLACK LITEより小さな鍋しか使わない状況で、350gの重量級ガスストーブを使う場面がなかなか思い当たらないので、ST-310の、このゴトクサイズはとても不自然に感じます。
(実際、もっと小さな鍋で使っている方が居るのは、認識しています。私から見ると不自然に感じるほどバランスが悪いという指摘です)
350gというのは、液燃ストーブ級の重さです。
そこまで極端な重量級ストーブで2L程度の小さな鍋が不安定というのは、ちょっと衝撃的な事件でした。
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私はメスティンは、あんまり、鍋として使うことを重視して作られたものでは無いと思ってます。
ストームクッカーにも、そのままでは使えませんし。
いえ、ストームクッカーに使えない鍋は多いので、メスティンに限ったことでは無いですが。
パンスタンドという、専用鍋以外も使えるようにするパーツが売ってますので、それを使えば乗せることはできますが、そのパーツがあれば、トランギア製品に限らず何でも乗っけられますし、鍋の形大きさがフィットしていないと、ストームクッカーの威力を発揮できませんので、やはりあまり相性の良くない鍋だと思います。
私もメスティン使いますが、お守りとして使うことが多いです。
こんな感じで、エスビット固形燃料ストーブとぴったりフィットします。
こんな感じで、使うときも、エスビット固形燃料ストーブとぴったりフィットします。
メスティンは、エスビットのポケットストーブと無茶苦茶相性良い。
これで緊急セットを作る。遭難したとき必要になりそうなものを入れておく。
もちろん、男のロマン、ファイヤースターターも。
固形燃料丸ごと一箱持って、どんだけ遭難する気なんだよ!と思うかもしれませんが、ちょうど合うもの探すのは結構難しく、私はこれでいいやと思っています。
これを持っていると、”遭難しても安心”な気がするのですが、実際には遭難に失敗して帰ってきてしまうので、使う機会がありません。
どんなときに遭難するのか興味があるのですが、
”道に迷ったけど、たぶんこっち行けば、どこかに出るよ、なんか、獣道未満の道で、凄い斜面を急降下してるんだけど、たぶん下には道が有るから問題無いさ!”という感じで歩き回っていても、ゼンゼン遭難しません。
けっこうフラグ立ててるつもりなのですが、たぶん、このお守り持ってるときは遭難しないのだと思います。
写真に写ってるのは、100円屋さんで買ったメスティンで、トランギアのメスティンではありませんが、トランギアのやつも、この組み合わせで、どこかに置いてあります。
この固形燃料は長期保存可能なので、いざと言うときに、劣化して予定の能力が発揮できない!ということが無いので安心です。
固形燃料は、消耗品としては相当コスパ悪いですが、数十年経っても問題無く使えるようですので、大雑把に言って、死ぬまで使える。
私は、死ぬまで使える固形燃料とケース兼コンロのセットという感じで、このコンロは非常用であって、何度も使うものでは無い……もっと言えば、使い捨てだと思っているのですが、何故か最近は、この箱兼コンロのコピー品が大量に出回っています。
死ぬまで使える固形燃料とセットでないと、あんまり意味無い感じです。
それに、お守りですからね。
私はお守りとして持ってるだけなので、エスビットの本物を持ってます。
軍でも使ってるという頼もしさがあります。
と、言いますか、中身とセットで売ってる物を持ってるだけなのですが。
どうせ使う機会のないお守りですから、気持ちの問題だけなので、自分の心の中でこれが良いと思うものを持つのが良い。そんな気がします。
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エスビットストーブのコピー品も100円屋さんに売ってます。
エスビットのポケットストーブが\990なのは、中に燃料が入っているからです。
エスビットのポケットストーブ単体では売られてないと思います。
300円の方はストーブのみです。燃料は付いていません。
中にエスビット固形燃料が箱ごと入るのもオリジナル同様です。
箱の絵の通り、通常は青いアルコール系固形燃料で使うと良いと思います。
ただしアレは、溶けてスカスカになるので長期保存はできません。
(冷蔵庫に入れておくと、だいぶマシなようですが)
長期保存可能な燃料自体は売って無いようなので、長期保存したい人は是非とも買ってください。
密林屋さんとかで600円くらいで買えます。常用するにはコスパ悪いですが、お守り的にはなかなか良いと思います。
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遭難に備えてのピンチ缶ですが、定番のようかんを詰めます。
ようかんは元々保存食で、そのうえ、アルミの包装になっていますので、ほぼ腐りません。
2年くらい前(2019年)に30年経っても食べられるという話題があったようです。
梅干しには遠く及びませんが、羊羹も腐りにくい食品です。
浸透圧が高い液体の中では、細菌の方が水分を吸われて死んでしまいます。
蜂蜜と一緒です。なので、細菌の気持ちになって考えると、攻略が難しい。
ようかんを腐らせるのは非常に難しそうです。
ようかんは、だいたい賞味期限は1年くらいに設定してあります。
よほどのことが無い限りは2年くらいは余裕で持ちそうです。
ニコンようかんは、ネタ的に入ってると嬉しいなと思って入れたものです。
以前は通販で買えたのですが、今は通販では買えなくなってしまいました。
ニコンミュージアムまで行かないと買えないようです。
ネタ商品なので手軽に手に入る必要はありませんが、通販で買えないのは不便です。
ようかんは賞味期限1年になっていても、実際はもっと長期食べることができるとは思うのですが、ニコンようかんの実力値としては、5年くらいなら食べてみようと思うけど、30年は戦えないイメージがあるので、賞味期限5年の”えいようかん”も入れておきます。
5年保証できる時点で、10年は余裕で行けるはず。
あまり温度の上がらない暗所に保管しておけば30年は行けそうです。
※死亡フラグ
すっげー重いです。
測ってみると、872g
こんなの持ち歩かないです。
取捨選択の時間です。
ネタと実益どちらをとるか。
普通は、こうですよね。
エスビットも羊羹も30年くらいは戦えそうです。
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そうそう、書き忘れましたが、エスビットさん、すごくイカ臭いです。
固形燃料の概念を打ち砕く、干物系……スルメイカという感じの臭いがします。
一生使える固形燃料は、すっごくイカ臭いです。
臭いがするということは、何かが揮発しているわけで、何かしらの成分が失われて行くということを意味するわけですが、30年物でも普通に使えるというのが不思議なところです。
遭難とか興味無い人も、このイカ臭さを体験するために是非とも一度は手にして見ると良いと思います。
エスビットのこの箱兼コンロですが、今は定価で1870円(税込)だそうです。
安くはありませんが、いつか災害が来たときに備えて、このイカ臭い燃料を手元に置いておくと、”臭いですが安心感はあります”。
むしろ、この臭さを堪能するために購入してみてはいかがかと思います。
燃料単体でも購入可能で、2021年現在は、550円くらいで売ってます。
追伸
すっごくイカ臭いです。